みすず書房と言えば、白い装丁の書籍が多いという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。かつては、あたしの勤務先の語学書もクリーム色の地に臙脂色の文字という装丁が多かった時代がありました。そんな記憶を持っている読者の方も多いのではないでしょうか。
そんな風に、出版社ごとに装丁のイメージってあったりするものです。文庫や新書、あるいはシリーズなどでは装丁を揃えるというのは当たり前ですが、そのような装丁に注目したフェアを見かけました。それがこちらです。
舞台は文教堂溝ノ口本店です。2階から3階へ上る階段の壁棚を使ったフェアです。もともと壁棚が設置されていて、いろいろなフェアを展開していた場所なのですが、今回はこういうフェアになっているのです。題して「推し色BOOKフェア」です。
上から、青い本、黄色い本、赤い本、ピンクの本、黒い本、緑の本の6タイプです。こうしてみると、意外と揃えられるものですね。残念ながらあたしの勤務先の本は選書されていませんでしたが、見ているだけでも面白いフェアです。
これ以外の色というと、白い本は実はとても多そうですが、紫の本くらいはできそうですね。黄色い本の真打ちと言えば『チボー家の人々』ではないでしょうか、高野文子さんのコミックでも有名だと思います。
さて、そんな文教堂溝ノ口本店の一階では、ちくま学芸文庫全点ありますと、こんな見事な展開が行なわれています。町田の久美堂とか若葉台のコーチャンフォーとか、ここ最近、文庫や新書のレーベルを全点揃えるという取り組みがあちこちで話題になっていますが、やはりお客様からすれば目を惹きますし、これだけ並んでいると一つや二つは興味をそそられるタイトルが見つかるものでしょう。
そしてちくま学芸文庫がズラリと並んでいる棚の平台には、あたしの勤務先の《思想の地平線》がちゃっかりと、こちらも全点揃っていますと、並べていただいております。このシリーズもまだまだ刊行点数は少ないものの、刊行スタートから一年が経ちました。
今月は新刊『ドストエフスキーの世界観』が刊行になります。少しずつ、人文系が好きな読者の方の認知度も上がってきているのではないかと感じている今日この頃です。今後も是非ご贔屓に。