処女地!

昨晩の本屋B&Bに続いて、本日は東京マスタークラスでした、明日もです。一昨日もイベントがありましたから、イヴァナさんってどれだけタフなのでしょう。いや、それくらいでないと、ロスやブロードウェイなどの第一線で長年活躍することなんてできないのでしょう。

ところで今日と明日のマスタークラスの会場は自民党ホールです。永田町にある自民党本部の中にあります。あたし、初めて入りました。首都高四号線を走ると建物が目に入るので、外から眺めたことは何度となくあったのですが、まさかその中に入る日が来ようとは、思いもしませんでした。

それにしても、中にホールがあり、たくさんの会議室もある自民党本部。それなのに、どうして政治家たちは打ち合わせや話し合いに料亭を使うのでしょうね。

セラピーではない!(キッパリ)

今宵は下北沢の本屋B&Bで、来日中のイヴァナ・チャバックさんのトークイベントでした。熱心なファンの方が集まり、イヴァナさんの話も熱がこもっていて、あっという間のトークでした。

演技経験もない、いや高校の文化祭で劇をやったことがあったのを思い出しましたが、それくらいなので、イヴァナさんやゲスト玄理さんの前では「演技経験者です」とは口が裂けても言えないあたしですが、それでも引き込まれるものがありました。

ただ、イヴァナさんの話を聞こうと集まった人の熱量、イヴァナさんの熱い語り、ちょっと引いて眺めると、まるで何かしらの宗教の集会のようにも感じました。でも心と心がぶつかり合う演技指導というのは、ある種の宗教的なものに通じるのではないかと思いました。

自分の体験した嫌なこと、辛いこと、それらをパワーに変えて、前へ進んでいくことができるというイヴァナさんの話、詳しいこと、具体的なことは来週配本予定の新刊に書かれているとして、イヴァナさんが話の中で「これはセラピーではない」とはっきりおっしゃていたのが非常に印象的でした。

それにしても、イベントは午後の7時から。普段であれば夕食も終え、もうじき布団に入ろうかという時間です。お店を出たのが8時半でしたから、5時半からの仕事、15時間勤務になるのでしょうか?

今日は天安門事件の日ですね

毎年6月4日になると天安門事件を思い出します。天安門事件は第一次と第二次があり、第一次は4月5日で、今日6月4日の天安門事件は第二次になります。昭和が終わった1989年のことです。

そして日本での報道も年を追うごとに少なくなってきましたけど、中国大陸ではもっとひどいことになっていて、全く報道されていないようです。歴史を忘れるな、歴史を直視しろと、何かにつけて日本にいちゃもんを付ける中国が、自国の歴史には見て見ぬふりをしているとは、なんとも滑稽です。

さて話は変わりますが、6月になりまして中央大学生協多摩店で、あたしの勤務先のフェアが始まりました。レジ前のフェア台で大きく場所を取って行なわれています。

一般書店では文芸書などが売れ筋になりますが、大学生協ですと主たるターゲットは先生や大学院生になると思いますので、人文社会系の書籍を中心に並んでいます。

そして今回のフェアは、あたしの勤務先単独のフェアではなく、ご覧のように慶應義塾大学出版会、法政大学出版局との合同フェアになります。やはり一者単独よりも選択肢が増え、お客様にも喜ばれるのではないかと思います。

これだけの専門書、学術書が並んでいるのはなかなか壮観です。さすが慶應、法政だと思います。それに比べると、あたしの勤務先のラインナップは学術書という点ではやや負けるかもしれませんが、一般受けでは勝っているのではないかと、心の中でちょっと思っています。

フェア、フェア、フェア

営業回りで訪問した書店で、縁のあるフェアが開催中でしたので、ご紹介します。

まずは、10社合同で毎年行なっている《書物復権》のフェアです。2週間くらい前に出荷が始まった商品が並んでいます。

それにしても書物復権のフェア写真、二回撮ったのですが、どちらもピントが合わなかったのです。なぜでしょう。このフェアに、あたしは嫌われているのかもしれません。そんな疑いを抱いております。

そんな《書物復権》フェアのお隣で開催中だったのが、人文会が毎年作っている「高校生向けブックガイド」、その2026年版に掲載されている書籍を並べたフェアです。

人文会と言えば、一般的には小難しい本ばかりを出している出版社の団体と思われがちですが、探してみると若い方でも問題なく読める書籍も数多く刊行しているのです。そんな商品を集めたフェアになっています。

タイトルこそ「高校生向け」とありますが、もちろん中学生だって大歓迎、大学生以上の方にも是非手に取ってもらいたい書籍ばかりです。

さてさて、高校生向けのフェアの隣では、《世界のノンフィクションがおもしろい》フェアが展開中です。タイトルどおり、翻訳ノンフィクション作品を集めた、6社共同のフェアです。

フィクション、つまり小説はちょっと苦手だけど、ノンフィクションは大好きという方も世の中には多いものです。本屋には小説を探しに行くだけではありませんので、こういうフェアをのぞいてみるのもよいのではないでしょうか。

ノンフィクション作品は、非常に興味深いテーマの作品がありますし、間口もとても広いです。専門書だとハードルが高すぎるけど、これくらいの書きぶりだと読みやすい、そんな風に感じられるものも数多く並んでいます。こうして見ていると、世の中にはいろいろなものに興味を持ち、それを掘り下げ、とことん突き詰めて、こんな作品に仕立て上げてしまう人がいるんだなあと感心してしまいます。

ちなみに、これら三つのフェア、すべて紀伊國屋書店府中店で開催中です。

翻訳フェア

海外文学は売れないと言われつつも、一生懸命売ろうとしてくれている書店員さんがいます。今日は新宿の紀伊國屋書店でこんなフェアを見かけました。

それがこちら。「翻訳フェア」という、極めてシンプルでストレートなタイトルのフェアです。中心に鎮座するのは、先日平凡社から刊行された『日本文学の翻訳者たち』、そしてその横にはあたしの勤務先のヒット作『「その他の外国文学」の翻訳者』と左右社の『英米文学のわからない言葉』です。

そして、その周囲にはさまざまな海外文学作品が並んでいます。見ているだけで楽しくなってきます。でも海外文学は食わず嫌いならぬ、読まず嫌いの人も多いと思います。

ハン・ガン作品がノーベル賞をきっかけに大ヒットしたように、ちょっとしたきっかけがあれば読もうと思っている人は多いはずです。これからもそういうきっかけを作り出していきたいものです。

月曜から夜更かし!

いま夜の10時を過ぎています。こんな時間まで起きているなんて、あたしにはとても珍しいことです。この時間に起きるのは、一度寝た後にトイレに目が覚めるような時だけです(汗)。

なんでこんな時間まで起きているかと言いますと、仕事があったからです。その仕事というのが岸田國士戯曲賞の授賞式です。

この会場で受賞作の販売を行なっていたからです。ですので、同時配信されたいた授賞式の模様は全く見ていないのですが、その会場にはいたのです。

さて、明日も早いので、そろそろ寝ることにします。最後になりましたが、大石さん、蓮見さん、受賞おめでとうございます。受賞作は本日、会場にて先行販売をしましたが、配本は18日ですので、書店に並ぶのはそれ以降になると思います。

色とりどり?

みすず書房と言えば、白い装丁の書籍が多いという印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。かつては、あたしの勤務先の語学書もクリーム色の地に臙脂色の文字という装丁が多かった時代がありました。そんな記憶を持っている読者の方も多いのではないでしょうか。

そんな風に、出版社ごとに装丁のイメージってあったりするものです。文庫や新書、あるいはシリーズなどでは装丁を揃えるというのは当たり前ですが、そのような装丁に注目したフェアを見かけました。それがこちらです。

舞台は文教堂溝ノ口本店です。2階から3階へ上る階段の壁棚を使ったフェアです。もともと壁棚が設置されていて、いろいろなフェアを展開していた場所なのですが、今回はこういうフェアになっているのです。題して「推し色BOOKフェア」です。

上から、青い本、黄色い本、赤い本、ピンクの本、黒い本、緑の本の6タイプです。こうしてみると、意外と揃えられるものですね。残念ながらあたしの勤務先の本は選書されていませんでしたが、見ているだけでも面白いフェアです。

これ以外の色というと、白い本は実はとても多そうですが、紫の本くらいはできそうですね。黄色い本の真打ちと言えば『チボー家の人々』ではないでしょうか、高野文子さんのコミックでも有名だと思います。

さて、そんな文教堂溝ノ口本店の一階では、ちくま学芸文庫全点ありますと、こんな見事な展開が行なわれています。町田の久美堂とか若葉台のコーチャンフォーとか、ここ最近、文庫や新書のレーベルを全点揃えるという取り組みがあちこちで話題になっていますが、やはりお客様からすれば目を惹きますし、これだけ並んでいると一つや二つは興味をそそられるタイトルが見つかるものでしょう。

そしてちくま学芸文庫がズラリと並んでいる棚の平台には、あたしの勤務先の《思想の地平線》がちゃっかりと、こちらも全点揃っていますと、並べていただいております。このシリーズもまだまだ刊行点数は少ないものの、刊行スタートから一年が経ちました。

今月は新刊『ドストエフスキーの世界観』が刊行になります。少しずつ、人文系が好きな読者の方の認知度も上がってきているのではないかと感じている今日この頃です。今後も是非ご贔屓に。

いろいろと並んでおります!

紀伊國屋書店新宿本店で、いろいろと勤務先の本が並んでいたので、ちょっとご紹介いたします。

まずは平凡社の新刊『日本文学の翻訳者たち』と『「その他の外国文学」の翻訳者』が仲良く並んでいます。前者は日本文学を様々な外国語に翻訳して各国へ紹介してくれる翻訳者の方へのインタビュー集、後者はいろいろな外国文学を翻訳して日本に紹介してくれる翻訳者の方へのインタビュー集です。ベクトルは真逆ですが、恐らく片方に興味を持った方ならもう一方にも興味を持つこと間違いなしでしょう。

そんな同店ではディストピアをテーマとしたフェアが行なわれていて、眺めていたら、あたしの勤務先の刊行物を見つけました。

まずは『ハルムスの世界』です。ロシアの作家ダニイル・ハルムスの作品です。昨今は欧米諸国でカルト的な人気を集めている作家なのだそうです。確かに面白い作品ばかりの短篇集です。

さらにもう一点ありまして、『最後の物たちの国で』です。こちらはアメリカの作家ポール・オースターの作品です。オースターも30日で没後2年ですね。なくなった時は日本でもずいぶんと反響がありましたっけ。

ところで、この二点、推薦してくれているのはどちらも翻訳家の岸本佐知子さんです。この二作品がディストピアという点で岸本さんのお眼鏡にかなった作品なのでしょう。ありがたいことです。

あたしだったら何を選ぶでしょうね。救いのない、もう諦めるしかない、絶望感に打ちひしがれる作品って、どんなものがあるでしょう。絶望と言えば「天道是か非か」という『史記』の中の伯夷叔斉の言葉が思い出されますが。

ここでも三社祭?

以前、出版社三社で一緒にフェアをやっているから「三社祭」だ、などと言ったりしたことがありましたが、またまた三社祭が始まりました。以前は小田急線方面でしたが、今回は東海道線方面です。

こんな感じで、あたしの勤務先の書籍が並んでおります。壮観です。普段から棚にあるアイテムもありますが、大部分は今回のフェアで出品した書籍になります。

同店では初お目見えの書籍も多数並んでいるはずです。ぜひ、手に取ってご覧くださいませ。

そんな勤務先のフェアのお隣では、人文会仲間でもあるみすず書房の書籍が並んでいます。こちらも、みすず書房と言えばこれ、という定番商品からここ数年の注目アイテム、好評アイテムがズラリと並んでいます。

こうして見ると、やはりみすず書房の書籍には統一感と言いますか、やはりみすずだな、というカラーが感じられます。

そして、お隣にはさらに青土社。こちらも人文会仲間ですね。ずらりと、いかにも青土社という感じの書籍が並んでいます。お客様の中には『ユリイカ』や『現代思想』のバックナンバーが並んでいるのを期待されていた方もいたのでしょうか。この両雑誌にもファンが多いですよね。

そんなみすず書房、青土社との三社合同人文書フェアは、有隣堂テラスモール湘南店のレジ前、何列かあるメインのフェア台の一本を使って、ご覧のように絶賛開催中です。GW二ぜひ出かけてみてください。きっと素敵な出逢いが待っているはずです。手に取ってもらえるのを今か今かと待っている書籍館です。

話はガラリと変わりますが、わが家の玄関先ではモッコウバラが満開です。ヤマブキよりはちょっと黄色が薄いですかね。

モッコウバラって何色があるのか知りませんが、ご近所には白いモッコウバラが庭に咲いているお宅もあります。わが家のは黄色ですが、白いモッコウバラも手に入れて、二色仲良く咲き乱れてほしいものです。

近所のお宅から枝分けしてもらえばよいのですかね、それとも苗木から育てなければダメなのでしょうか。あたしは植物に疎いもので、そういった知識はまるで持ち合わせておりません。

わたしの……

いま、あたしの勤務先ではX(旧Twitter)を使ったキャンペーンを行なっています。「思い出の1冊を教えてください」というキャンペーンで、「投稿してくれた方の中から抽選で、弊社HPで使えるギフト券をプレゼント」が贈られるというものです。

というわけで、あたしも想い出の一冊を挙げてみようかなと思いました。さて、何を挙げるべきか。いろいろ考えてみたのですが、やはりこれかな、と思った一冊は語学書です。

それが一枚目の画像、『中国語の入門』です。大学に入学し、第一外国語に選択したのが中国語でした。高校まで外国語は英語にしか触れてこなかったので、右も左もわからず、発音にしろ文法にしろ、日本語とも英語ともまるで異なるので、なかなか苦戦しました。

そこで何か参考書を買わないと、教科書と授業だけでは理解できないと思い、本屋へ探しに行ったのです。そこで見つけたのが本書です。

本屋には多くの参考書が並んでいました。とはいえ、当時は中国語のブームが始まったばかりで、現在ほどの種類はなく、選択肢も限られていました。そんな中、目に留まったのが本書です。

当時のあたしは、つい最近出たばかりの新刊だと思って購入したのですが、いまだに架蔵している本書の奥付を見ますと、刊行から二年もたっていたのですね。それでも、中国語参考書がまだ少なかった当時では新刊の初々しさを感じたものです。

本書は、中国語文法の基礎的なことが非常によくまとまっていて、コンパクトでもあり、当時のあたしには中国語学習の大切な助っ人でした。その後も学習が進むにつれ、参考書を何冊も買いましたが、初級者用に関して言えば、本書を超えるものはなかなか現われませんでした。あまりのお気に入りだったので、裏見返しに載っていた中国白地図を色塗りするくらいでした。それが三枚目の画像です。