アンティーク? 骨董品? いや、ただのゴミ?

休日なので、少し部屋の片づけをしておりましたところ、こんなものが……

上の写真、おわかりいただけますでしょうか? ある程度の年齢の方やPCに詳しい方ならご存じでしょうし、使ったことある方もいらっしゃるのではないでしょうか? 左側の二つがzip(ジップ)、右側の二つがMO(エムオー)です。

って、そもそもわからない人には名称をお知らせしても何のことかわかりませんよね? どちらもパソコンの記録メディアです。今ならSDカードを、スマホにもデジカメにもパソコンにも使っていますが、かつてはこんなものを使っていたのです。

長らくパソコンはフロッピーディスクが主流でしたが、画像や動画を扱うようになってファイルがサイズが大きくなると1MB程度の容量しかないフロッピーでは間に合わなくなり、こういった100MB単位のメディアが生まれてきたのです。当然、フロッピーにはフロッピーディスクドライブが必要であった(昔のパソコンには必ずありました!)ように、MOもzipもそれぞれそれ専用のドライブを用意しないとなりませんでした。

ディスクを持っているということは、あたしもドライブを持っていたわけですが、パソコンと接続する規格が変わってしまったため、ずいぶん前にドライブは処分した記憶があります。だったらその時にディスクも処分してしまえばよかったものを、やはりデータが入っているということで処分を躊躇ったのでしょうか?

どちらのドライブも、今では新製品はないのではないでしょうか? どうしても手に入れたければ、秋葉原へ行って見るとか、ネットで中古品を探すしかないでしょうね。フロッピーのドライブですら売っているのか……

そのフロッピーディスクも、上の写真のように何枚も出てきました(汗)。

挙げ句の果てに、こんなまとめ買いした余りまでありました。まだ10枚以上は入っています。もう使うこともないでしょう。あと50年くらい取っておいたら骨董的な価値が出てくるでしょうか?

パソコンに関して言えば、記録メディアはまずはフロッピーでした。NEC用とDOS/V用の2種類があったのを覚えている人も今は少ないでしょう。上述のように容量の問題が起き、MOがデザイナーの間で使われるようになり、これが主流になるかと思っていたら、CD-ROMが出てきて、こちらはDVDやBlu-rayへと変わっていきました。

その一方、CD-ROMが出てきたころからデジカメが流行りだし、その記録メディアとして上掲のものでは大きすぎるので、SDカードなどが生まれました。こちらもソニーがメモリースティックを出したり、コダックがコンパクトフラッシュを出したりと規格が乱立しましたが、今はほとんどSDカードに集約されましたね。そのSDカードもどんどん小さくなっていますが。

ところで、今の若い方は「データのやりとりにどうしてこんなものを使うの? メールに添付で送ればいいじゃない?」と思うのではないでしょうか? はい、まさにその通りなのですが、かつては現在の光ファイバーなどの高速なネット環境が整備されておらず、1MBのデータですら送信するのに時間がかかったものなのです。それにネットの通信料金も高く、大きなファイルを添付して送るなんて言語道断な時代でした。

さて、そんな部屋の片づけ、とうとうこんなものが出て来てしまいました!

SHARPのワープロ専用機「書院」のインクです。「リボンカセット」って書いてありますが、つまりはインクのことです。タイプライターのようにリボン状になっているのでリボンカセットと呼ぶわけです。

パソコンが普及する前は、一般社会ではワープロ専用機が全盛で、あたしはシャープの「書院」を使っていましたが、富士通は「オアシス」、NECが「文豪」、カシオが「カシオワード」、キャノンが「キャノワード」といった製品が販売されていました。

これらのワープロ専用機はパソコンが文字通りパーソナルなものになり、「一太郎」や「ワード」といったパソコン用のワープロソフトが主流になると徐々に廃れていきました。それでも、その後しばらくは職場でもワープロ専用機が使われていたため、ワープロ専用機のフロッピーで読めるようにするためのコンバートソフトが売られていたものです。

職場で使っていただけでなく、あたしの勤務先の場合、著者が原稿を「文豪」やら「オアシス」やら、それぞれ自分の使っているワープロ専用機で作っていたため、「一太郎」や「ワード」で編集作業をするにはコンバートする必要があったので、こうしたコンバートソフトは必需品でした。

それもある程度時間が経つと、著者の方々もパソコンを使って原稿を書くようになり、この問題は自然解決しました。いまではほぼ100パーセント、ワードですかね? いずれにせよ、懐かしい想い出です。

ちなみに、このリボンカセットが使える「書院」は、もう何十年も前に処分しています。なんでリボンカセットだけ残っていたのか……

春のボトル2018

季節ごとのボトルでお酒を売っている京都の酒舗「招徳」ですが、今年の春ボトルはデザインが新しくなりました。

 

上掲の写真が今年のボトルです。梅に鶯ですよね? 以前の春ボトルは藤の花でしたから、かなりの変化です。

240mlですから、ボトルデザインを考えると高いのか安いのか? これに送料も入りますから、庶民にはちょっとした贅沢と言えるかも知れません。なおかつ、昨晩は、あっという間にこれを一本飲み干してしまいましたので……

もっと味わうべきだったのでしょうか?

桜の和菓子

表題の「桜」を入力しようとして「さくら」と打ち込んだら、真っ先に「咲良」と変換されました。「宮脇咲良」のことでしょうか?

閑話休題。

営業回りの帰路、和菓子を買って帰りました。時々、季節の和菓子など食べたくなるものです。

上の写真は、桜の塩漬けが入った水ようかんのような菓子でした。桜餅に似た味わいです。

上の写真は、まだ食べていません。母が賞味していました。二種類とも食べた母曰く、こっちの方が好みだったようです。

これらの菓子は「日本橋長兵衛」で購入したものです。日本橋まで行ったのもなければ、多摩地区にある日野万願寺店へ寄ったのでもなく、国分寺の丸井の中に入っているショップで買いました。サイトの「店舗のご案内」には表記がありませんが、国分寺の丸井に入っています。それとも期間限定出店なのでしょうか?

ちなみに、国分寺はこの春、北口に駅ビルができ、その低層階は「ミーツ国分寺」という商業施設になります。駅の雰囲気がガラッと変わることでしょう。書籍は渋谷や福岡にもあるHMVの本屋が入るそうです。三省堂書店は「神保町いちのいち」が出店するようです。