録画用NASの行く末

毎週のテレビドラマや時々の映画、バラエティー、ドキュメンタリーなど、世間の人はどの程度HDDに録画しておくのでしょうか?

見たら消してしまうのでしょうか? それともとりあえずは半永久的にHDDの中に取っておくのでしょうか? あるいはDVDやBlu-rayにダビングして保存しておくのでしょうか?

たぶん、この三つの中のどれかを選択しているのでしょうし、適宜組み合わせ、使い分けしているのでしょう。

Blu-rayやDVDに焼いて(ダビングして)保存しておく方は、レコーダーとディスクとの相性を考えればよいのでしょうが、どのくらいの頻度でダビンをしているのでしょう。高速ダビングという機能もありますが、録画の仕方や放送の種類(地デジか、BSか、CSか)で高速ダビングができない組み合わせもあるので、そうなると等速ダビングですから、2時間半の映画をダビングするのに2時間半かかる計算になり、土日を使ってもダビングがいくつかあったら一日がかりの仕事になってしまいますよね。

毎週マメにダビング作業をしていればよいですが、ちょっと溜まってしまうと面倒臭いったらありゃしません。何事もこまめにやるのが肝心なようです。

それはさておき、HDDに残しておくという場合、大手メーカーのレコーダーですと、内蔵HDDは4TBくらいが最大でしょうか? 2TBクラスが主流という印象があります。実はこれではあっという間にいっぱいになってしまいます。なので、外付けのHDDを増設して対処している人がほとんどだと思います。

しかし、USB接続の外付けHDDですと、レコーダーの機能にもよるのですが、他の部屋でタブレットやスマホを使っての視聴ができなかったりします。なので、便利なのはNASと呼ばれる機器です。

素人にも使いやすいのはバッファローの「LS411」というモデルか、アイオーデータのHVL-Sというモデルになると思います。あたしも使っています。それぞれ2TB、3TB、4TBの3モデルが販売されています。

ところがこの両製品、最近どうも販売終了になっているようなのです。多くの人が、リアル店舗を除くとヨドバシカメラビックカメラの通販を利用しているのではないかと思いますが、ご覧のように、どちらのサイトも両製品の販売が終了になっているのです。

両メーカーのウェブサイトを見ても生産終了ということは書いていませんし、まだまだ現役で売っている感があります。もちろん、そんな状態ですからこの商品に変わる後継モデルなどのアナウンスもされていません。いったいどういうことでしょう?

それとも、レコーダーのHDD容量がアップして、外付けHDDを増設できるのが当たり前になってきているので、NASの需要が著しく減っているだけなのでしょうか?

そういった業界の動向とかトレンドなど、あたしにはまるでわかりませんが、夏前には新モデルなどの発表・発売があるのでしょうか? 気になるところです。そして、あたしの場合、そろそろもう一台買い増ししておきたいタイミングなのですが、売り切れのため買いたくても買えない現状をどうしたらよいのでしょう?

慶祝ムードなわけだから……

今朝の朝日新聞に中西進さんが「令和」について語ったという記事が載っていました。

中西さんは「令和」の生みの親ではないかと噂される万葉集の大家、その方が新元号発表後初めて公の場で万葉集や「令和」について語ったわけですから、誰もが注文したところでしょう。

記事を読む限りポイントは二つ。「令和」の「令」については「辞書には『令は善なり』と書いてある。令と言えば善いことだ。こんなにすばらしい字はない」と語り、「命令」の「令」という解釈を退けています。

もう一点は、中国古典『文選』の影響について、両書に出てくる「令和」について「同じものだと考えるのは理解できない」と語ったそうです。

まあ、『万葉集』専門家のおっしゃることですから、あたしごときがとやかく言う筋合いではありません。しかし、この記事を読んで思い出されるのは数日前の、やはり朝日新聞に掲載された中国思想専門家の意見です。

なんとなく、朝日新聞的には《中国専門家が異を唱えている》といった流れにしたかったのかもしれませんが、小島さんの意見も中国古典を素直に解釈すればというだけのことで、別段、新元号に文句を付けているわけではありませんし……

折角、世の中がなんとなくめでたいムードに包まれているときに、国文学者と中国文学者が本家争い的なことをするのはみっともないですし、そもそも専門家はそんなことしてはいないのに、世間は日中の争いのように見たがるのでしょうか? これも昨今の日中関係が冷めていることの影響なのでしょうか?