今日の配本(25/07/03)

ニューエクスプレスプラス モンゴル語[音声DL版]

橋本勝 著

遊牧民が暮らし羊の群れが草を食む大草原に、発展する首都ウランバートル。さまざまな面を見せるモンゴルは、大相撲のモンゴル人力士の活躍などを通して、日本にとってより身近な国になってきました。モンゴル語はアルタイ諸語に属し、語順を始め文法の構造が日本語によく似ていて、日本人には比較的学びやすい言語です。本書はキリル文字と発音の説明から始めて、会話とともに文法を学んでいきます。最後は短い読みものにも挑戦。音声はダウンロードで聴けます。

ニューエクスプレスプラス ウルドゥー語[音声DL版]

萩田博、萬宮健策 著

パキスタンの国語でありインドの主要言語の一つであるウルドゥー語。ヒンディー語とは兄弟言語とも言われ文法はほぼ同じで、日常会話レベルに限れば相互理解が可能です。一方、アラビア文字で表記され、イスラームを背景とする語彙が多いのがヒンディー語との大きな違いです。インド・パキスタンという多言語がひしめく南アジア社会の中で、「共通語」の役割を果たす重要言語と位置付けられます。本書ではアラビア文字に加えてローマ字・カナ表記を併用し、学習に配慮しています。

ニューエクスプレスプラス 中国語[音声DL版]

喜多山幸子 著

世界の5人に1人が話すと言われ、中国本土や香港・台湾はもちろん、東南アジアの華人社会や世界中のチャイナタウンでも使われる中国語。日本国内でも目にしたり耳にしたりする機会の多い、実用的な言語です。本書の特長は、発音から初歩の会話と文法までが約150ページにコンパクトにまとまっていること。巻末に単語リストもあるので、辞書なしでOK。1冊で中国語の基本を効率よく勉強できます。一通り学んだあと復習に使うのもオススメ。地味ですが、着実に力がつきますよ!

今日の配本(25/06/27)

1619年プロジェクト(上)
アメリカの黒人差別の歴史

ニコール・ハナ=ジョーンズ 編/森本奈理 訳

建国史を奴隷制と黒人の視点から捉え直し、最初の黒人奴隷が到着した「1619年が米国の真の始まり」と位置づけ大反響を呼んだ書。

初心生涯
私の履歴書

鈴木忠志 著

大自然の気候変動の渦中を「初心の人生」をめざして劇的に生きてきた、世界的演出家による初の回顧録。秘蔵写真・決定版年譜収録。

悲劇の誕生
あるいはギリシア精神と悲観論

ニーチェ 著/浅井真男 訳

「ディオニュソス的とは何か? それが問題なのだ。その答えがここにある。」
悲劇を死に導いたソクラテス以降の理性的、アポロン的なものへと傾いていくヨーロッパを鋭く批判する、ニーチェ哲学の起原。

今日の配本(25/06/19)

図書館 愛書家の楽園[新装版]

アルベルト・マンゲル 著/野中邦子 訳

アレクサンドリア図書館、ネモ船長の図書室、ヒトラーの蔵書、ボルヘスの書棚……古今東西、現実と架空の〈書物の宇宙〉をめぐる旅。

パリ歴史事典[新装版]

アルフレッド・フィエロ 著/鹿島茂 監訳

パリの歴史といっても、政治史ではなく、パリジャンたちの日常生活を題材にしたものである。犬、オペラ、キャバレー、劇場、下水道、市長、宝くじ、地下鉄、売春、パサージュ、四輪馬車といった600の項目により、文化・政治・宗教から芸術・風俗習慣にいたるまで、パリの生活のあらゆる側面が歴史的に論じられている。

今日の配本(25/06/18)

26テーマを読みこなす
中級へのドイツ語レッスン

新倉真矢子 著

外国語で書かれた内容を理解するためには自分の持っているその言語の知識や文化的背景などを最大限活用することが求められます。この本では、ドイツ語圏の日常的、社会的、文化的な場面や状況をなるべく多く取り入れながら、ドイツ語の長文に慣れ、そして読み解く訓練をしていきます。合わせて、文の組み立てや関連単語もおさらいできるよう構成されています。

今日の配本(25/06/16)

盲目の梟

サーデク・ヘダーヤト 著/中村公則 訳

ペルシア語文学史上に現われた「モダニズムの騎士」による、狂気と厭世に満ちた代表作を含む中短篇集。ドストエフスキーやカフカ、ポーなどの西欧文学と、仏教のニルヴァーナ、イランの神秘主義といった東洋思想とが融合した瞠目すべき表題作と、さまざまな傾向をもつ九つの短篇に加え、紀行文『エスファハーンは世界の半分』を収める。

今日の配本(25/06/06)

ロレンスがいたアラビア(上)

スコット・アンダーソン 著/山村宜子 訳

死後七〇年以上経った今日なお、トーマス・エドワード・ロレンスは二十世紀のもっとも謎に満ちた、毀誉褒貶相半ばする人物の一人であろう。本書はロレンスの評伝だが、けっして「聖人伝」ではない。第一次世界大戦中、ロレンスをはじめアラブ世界を舞台に暗躍した四人のスパイと彼らを取り巻く人間模様から、ヨーロッパ列強が中東という壺の中に手を突っ込んでかき回すさまを描いた歴史ノンフィクションである。

ロレンスがいたアラビア(下)

スコット・アンダーソン 著/山村宜子 訳

ロレンスほど有名ではないが、本書で重要な役割を果たす三人とは、表向きは大学講師だが、英国を欺くためオスマン帝国と共謀し、愛人のロシア系ユダヤ人医師を諜報活動に利用していたドイツのスパイ、K・プリューファー。ルーマニア系ユダヤ人の農学者で、オスマン帝国統治下のパレスチナで祖国建設のために奔走するシオニスト、A・アーロンソン。そして米東海岸の名門の出で、大手石油会社の調査員から米国務省の情報員に転身したW・イェールである。戦況によってめまぐるしく変わる彼らの立ち位置を丁寧に追い、今日の中東紛争の淵源となった時代を躍動感あふれる筆致で描いた注目の歴史大作。

ニューエクスプレスプラス シンハラ語[音声DL版]

野口忠司 著

紅茶や宝石にアーユルヴェーダ、そして8つの世界遺産で有名な「インド洋の真珠」スリランカ。北海道の8割くらいの大きさの国土に2つある公用語のうち主要なものが、印欧語族のシンハラ語。絵のようなまん丸の文字が特徴的です。かつて貝葉といわれる葉っぱに穴が空かないよう、鉄筆で文字をしるした名残で、独特の優美な字体になったそうです。日本語の助詞にもたとえられる多彩な格変化が修得のカギになります。

ニューエクスプレスプラス インドネシア語[音声DL版]

降幡正志、原真由子 著

東南アジア最大の面積と人口を擁するインドネシア。約13,500にもおよぶ島々に暮らす、多様な民族の公用語がインドネシア語です。ほぼローマ字読みで発音でき、日本人にも学びやすい言語といえます。ウルトラマンティガに含まれるtiga(数字の3)や旅行雑誌の名称にもなっているjalan(道)など、なじみのある単語も。sama-sama(一緒に)のような重複語が多いのも特徴です。スマトラ、ジャワ、バリ、カリマンタン……魅力あふれる島々に、まずは言葉から触れてみませんか?

今日の配本(25/05/30)

ムーア人による報告

レイラ・ララミ 著/木原善彦 訳

一五二八年、スペインの征服者(征服者にルビ:コンキスタドール)であるナルバエス率いる探検隊は、現在の米国フロリダ州と思われる場所に上陸、インディオの村で金塊を発見したことから欲に駆られ、金の出所と思われる都を探し始める。
モロッコ出身の黒人奴隷ムスタファは、かつては商売に励んでいたが破産してしまい、自らを奴隷として売り、探検隊に同行していた。探検隊は病気、物資不足、人肉食、部族の襲撃などで壊滅し、生存者は散り散りになる。ムスタファは友好的なインディオから言語と習慣を学び、旅を続ける。

革命と内戦のロシア 1917-21(下)

アントニー・ビーヴァー 著/染谷徹 訳

二月革命から、十月革命、反革命派の抵抗と軍事衝突、赤軍と白軍の内戦、欧米や日本の軍事介入、虐殺と報復の連鎖、大規模なポグロムまで、物語性と学術性を兼ね備えた決定版!

アナキズム

アレックス・プリチャード 著/小田透 訳

本書は、アナキズムを知らない読者に向けた裾野の広いアナキズムの入門書・解説書であると同時に、アナキストに向けてアナキズムを内外へと開いていくことを呼びかけている。

幸福論

アラン 著/串田孫一、中村雄二郎 訳

自分自身の気分の揺らぎがときには不幸の悪循環をもたらす。不安に苛まれる時代にあって、いかに幸福を得るかの心の持ちようを教えてくれる、アラン畢生の名著。

今日の配本(25/05/28)

本と歩く人

カルステン・ヘン 著/川東雅樹 訳

本を愛し、書物とともにあることが生きがいの孤独な老書店員が、利発でこましゃくれた九歳の少女と出会い、みずからの閉ざされた世界を破られ、現実世界との新たな接点を取り戻していく物語。

アフリカの地政学

ソニア・ル・グリエレック 著/山田芙美、木山俊作 訳

10億人以上の人口を有し多様性に富むアフリカ。新たな視点から、グローバリゼーションと現代のダイナミクスに統合された姿を解説。