盲目の梟
サーデク・ヘダーヤト 著/中村公則 訳
ペルシア語文学史上に現われた「モダニズムの騎士」による、狂気と厭世に満ちた代表作を含む中短篇集。ドストエフスキーやカフカ、ポーなどの西欧文学と、仏教のニルヴァーナ、イランの神秘主義といった東洋思想とが融合した瞠目すべき表題作と、さまざまな傾向をもつ九つの短篇に加え、紀行文『エスファハーンは世界の半分』を収める。
サーデク・ヘダーヤト 著/中村公則 訳
ペルシア語文学史上に現われた「モダニズムの騎士」による、狂気と厭世に満ちた代表作を含む中短篇集。ドストエフスキーやカフカ、ポーなどの西欧文学と、仏教のニルヴァーナ、イランの神秘主義といった東洋思想とが融合した瞠目すべき表題作と、さまざまな傾向をもつ九つの短篇に加え、紀行文『エスファハーンは世界の半分』を収める。
今朝の朝日新聞にこんな記事が載っていました。東京のいろいろな土地を紹介する記事で、今日登場していたのは「神田小川町」でした。
神田小川町と言えば、あたしの勤務先の所在地です。さすがに記事中に勤務先のことは出て来ませんが、やはり親しみが湧きますね。
ところで「神田小川町」ですが、「かんだおがわまち」と読みます。都内には「神田○○町」という地名がたくさんありますが、そのほぼすべてが「かんだ○○ちょう」と読むのですが、「神田小川町」は「かんだおがわまち」と読みます。
かつて、何かの本だったか記事だったかで「神田○○町」の「町」を「まち」と読むのは「神田小川町」とあと一つあると読んだのですが、そのもう一つが思い出せません。たぶんネットを検索すればすぐに出て来ると思うので、興味がある方は是非検索してみてください。
昨日は、先週の関西ツアーで食べたものをご紹介しましたので、本日は各地の書店でやっていただいているフェアをご紹介します。
まずは、フェアではないのですが、京都大学生協ブックセンタールネに貼られていたポスターです。書籍の10パーセントオフが復活したという告知です。大学生協は、この数年、購入時に現金での割引きではなく、ポイント付加という方式が切り替わった店舗が多かったのですが、京大生協は現金割引も出来るようにしたわけですね。卒業が近い学生はポイントでもらっても使い道がないので、これはよい方法ではないかと思います。
続いては、同じく京都。河原町三条にあるMARUZEN京都本店で開催中の《ニューエクスプレス》フェアです。勤務先の編集部員がみずからエクスプレスでフィリピノ語を勉強した体験記、奮闘記をまとめた小冊子を無料配布しています。
このニューエクスプレス、現在はCD付ですが、徐々に音声ダウンロード版に切り替わっているところです。CD付の方がよいという方は切り替わる前に現行版をお求めください。
次は京都から大阪を飛び越えて兵庫、ジュンク堂書店三宮店の110周年フェアです。同店の2階フェアコーナーで大きく展開中です。
同店のフェアは、こちらが用意していたセットではなく、お店独自の選書となっていますので、リーフレット掲載の商品と実際に並んでいる証跡があっていない部分がありますが、その点はご勘弁くださいませ。
他にも、紀伊國屋書店梅田本店、大垣書店イオンモールKYOTO店でも110周年フェアが開催中なのですが、タイミング悪く写真を撮ることができませんでした。悪しからず。
で、これは自社フェアではありませんが、大阪のMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店で晶文社のフェアが開催中でした。文芸コーナーのエンド台です。あたしの勤務先はニワトリですが、晶文社はサイがイメージキャラクター(?)なんですよね。かつてのうちと同じように写実的なサイですが、110年を迎える頃にはぬいぐるみっぽいものに変わっているのでしょうか。愉しみです。
四期生版と五期生版を購入した2025年版の乃木坂46壁掛けカレンダー。6月はこの二人、柴田柚菜(四期生)と井上和(五期生)でした。タイミング的には選抜、アンダーそれぞれのセンターという組み合わせになるのでしょうか。
ちなみに、あたしは四期生ではゆんちゃん(柴田柚菜)が推しメンです。もう一度選抜に復帰することを心の底から願っています。歌唱メンとして運営からも認められているとは思うのですが、五期生に歌えるメンバーが多いため、いまひとつ殻を破れないでいますね。舞台とか演技仕事を目指すというのもよいのではないでしょうか。
スコット・アンダーソン 著/山村宜子 訳
死後七〇年以上経った今日なお、トーマス・エドワード・ロレンスは二十世紀のもっとも謎に満ちた、毀誉褒貶相半ばする人物の一人であろう。本書はロレンスの評伝だが、けっして「聖人伝」ではない。第一次世界大戦中、ロレンスをはじめアラブ世界を舞台に暗躍した四人のスパイと彼らを取り巻く人間模様から、ヨーロッパ列強が中東という壺の中に手を突っ込んでかき回すさまを描いた歴史ノンフィクションである。
スコット・アンダーソン 著/山村宜子 訳
ロレンスほど有名ではないが、本書で重要な役割を果たす三人とは、表向きは大学講師だが、英国を欺くためオスマン帝国と共謀し、愛人のロシア系ユダヤ人医師を諜報活動に利用していたドイツのスパイ、K・プリューファー。ルーマニア系ユダヤ人の農学者で、オスマン帝国統治下のパレスチナで祖国建設のために奔走するシオニスト、A・アーロンソン。そして米東海岸の名門の出で、大手石油会社の調査員から米国務省の情報員に転身したW・イェールである。戦況によってめまぐるしく変わる彼らの立ち位置を丁寧に追い、今日の中東紛争の淵源となった時代を躍動感あふれる筆致で描いた注目の歴史大作。
野口忠司 著
紅茶や宝石にアーユルヴェーダ、そして8つの世界遺産で有名な「インド洋の真珠」スリランカ。北海道の8割くらいの大きさの国土に2つある公用語のうち主要なものが、印欧語族のシンハラ語。絵のようなまん丸の文字が特徴的です。かつて貝葉といわれる葉っぱに穴が空かないよう、鉄筆で文字をしるした名残で、独特の優美な字体になったそうです。日本語の助詞にもたとえられる多彩な格変化が修得のカギになります。
降幡正志、原真由子 著
東南アジア最大の面積と人口を擁するインドネシア。約13,500にもおよぶ島々に暮らす、多様な民族の公用語がインドネシア語です。ほぼローマ字読みで発音でき、日本人にも学びやすい言語といえます。ウルトラマンティガに含まれるtiga(数字の3)や旅行雑誌の名称にもなっているjalan(道)など、なじみのある単語も。sama-sama(一緒に)のような重複語が多いのも特徴です。スマトラ、ジャワ、バリ、カリマンタン……魅力あふれる島々に、まずは言葉から触れてみませんか?
2025年5月に送信した注文書をご案内いたします。
まずはいつもの「今月のおすすめ本」です。そして今月も語学辞典のご案内です。またこの数ヶ月、映画「トワイライト・ウォリアーズ」の影響で売り上げが急進している「ニューエクスプレスプラス 広東語」、さらに今年も劇団四季のミュージカルが上演される「カモメに飛ぶことを教えた猫」のご案内です。
ついで新刊「復讐には天使の優しさを」の刊行に合わせ、ディネセンの「夢みる人びと」の重版が決まったので、そのご案内です。そして毎月恒例の「今月のおすすめ本[語学書]」です。またこの夏は都議会選挙と参院選が控えているので、選挙関係の書籍もご案内しました。
選挙関連書籍でもご案内した「ポピュリズムの仕掛人」が二回目の重版となりましたので、そのご案内です。また下巻刊行を前に「革命と内戦のロシア1917-21」の上巻も重版が決まりました。さらに現代史アーカイヴスの「アメリカを変えた夏1927年」の重版も決まりましたので、こちらもご案内しました。