ジェーン・バーキンと娘たち
村上香住子 著
ジェーンは、父親の異なる三人の娘(長女ケイト、次女シャルロット、末娘ルー)を育てた──。「家族の肖像」を描く、評伝的エッセイ。
配本情報。取次に搬入された新刊について。
李軼倫 著
何気ない日常会話ほど翻訳するのは難しい。相手に誤解を与えず必要な情報を伝えるためのコツとは? 学習者の訳文をもとに解説します。
新倉俊一、朝比奈誼、稲生永、井村順一、冨永明夫 著
習熟度を問わず全ての学習者に寄り添う、フランス語参考書の定番。文法・解釈・作文・単語・発音・variaの6分野の参考書をこれ1冊で。
イーディス・ウォートン 著/宮澤優樹 訳
マサチューセッツ州スタークフィールドで冬を過ごすことになった語り手の「私」は、足をひきずった寡黙な男をたびたび見かけていた。聞くに、イーサン・フロムなるこの土地の男で、かつてひどい「激突」を起こして以来、足が不自由になったのだという。思いがけず「私」はフロムに馬橇で駅まで毎日送迎してもらうことになるが、ある晩、ふたりは帰り道に吹雪に巻き込まれ、フロムは途上にある自宅に「私」を招き入れる。そこで「私」が目にしたものとは――。寒村の孤独、親の介護、挫かれた学業、妻の病……厳冬に生を閉ざされた主人公フロムを襲う苦難、そんな日々に射し込んだささやかな幸福、その果てに待ち受ける悲劇を精緻な技巧で描くアメリカ文学の古典。
西村君代 著
疑問がどんどん整理されていく、先生が丁寧に教えてくれるような「読む文法書」。正しいだけでなく自然なスペイン語を目指します。
八杉佳穂 著
絵のように美しい形をもち、独自の暦や神、王の名を記すのに使われたマヤ文字。いまだ解読途中の神秘的な文字に触れてみませんか。
ピエール=ミシェル・ベルトラン 著/久保田剛史 訳
ヨーロッパの歴史において、左手は「邪悪な手」とされ、左利きは差別されてきた。ヨーロッパの諸言語には、右を「縁起の良いもの」、左を「不吉なもの」とした慣用表現が多く見られる。さらには、古代の呪術的信仰からキリスト教にいたるまで、右は「聖」もしくは「善」の象徴、左は「不浄」もしくは「悪」の象徴とされてきた。中世やルネサンスの名画でも、エバはしばしば禁じられた木の実を左手でもいでいる。 ただし、現代スポーツのサウスポーを待つまでもなく、たとえば戦闘において左利きの存在が有利に働く場面があることは古代から認識されていた。一方、平等の名のもとに不寛容が広まった時代もあり、偏見の裏返しとして左利きを天才と結びつける傾向も存在する。偏見から解消への道のりは紆余曲折あった。本書は、人文科学、社会科学、自然科学のさまざまな分野を横断しながら、左利きの人たちに対する寛容と不寛容の歴史を明らかにしていく。 中世からのテーブルマナーの変化や、美術史家は絵画からどうやって画家の利き手を見分けるのか、「右手の優越」を通して見る西洋近代の思考様式など、興味深い話が満載の文化史。
古庭維 著/CROTER イラスト/栗原景 監修/倉本知明 訳
台湾の鉄道博物館館長の著者と、台湾の大人気イラストレーターによる夢の共演が実現した話題作、待望の邦訳!
ローレンス・ライト 著/平賀秀明 訳
ビンラディン、ザワヒリなどアルカイダの軌跡を丹念に追いかけて、その等身大の姿を描く傑作ノンフィクション。ピュリツァー賞受賞。
ローレンス・ライト 著/平賀秀明 訳
ビンラディン、ザワヒリなどアルカイダの軌跡を丹念に追いかけて、その等身大の姿を描く傑作ノンフィクション。ピュリツァー賞受賞。
アントニー・ビーヴァー、リューバ・ヴィノグラードヴァ 編/川上洸 訳
スターリングラート攻防戦から、クールスク会戦、トレブリーンカ絶滅収容所、ベルリン攻略戦まで、最前線を目撃した作家の〈戦争の非情な真実〉の記録。
アレクサンダー・クメント 著/古山彰子、林昌宏 訳
世界を破壊しないための「人の道」──核兵器禁止条約(TPNW)の歴史を、内部文書や関係者の証言から詳述する。現代史の一級資料。