今日の配本(24/04/30)

小さくも重要ないくつもの場面

シルヴィー・ジェルマン 著/岩坂悦子 訳

父の再婚で新たに兄姉ができたリリ。一人が命を落とし家族を次々と悲劇が襲う。関係を模索する再構成家族の姿と秘密を詩的に描く。

スターリングラード(中)

ワシーリー・グロスマン 著/ロバート・チャンドラー、エリザベスチャンドラー 校訂/園部哲 訳

『人生と運命』の前編となる全3巻。チェーホフを思わせる詩情、人物と心理、情景の描写、戦争の現実が胸を打つ。文学史上の金字塔。

ほら話とほんとうの話、ほんの十ほど[新装版]

アラスター・グレイ 著/高橋和久 訳

静かな怒りと哀しみ、リアリズムとファンタジーが混淆した作風で現代スコットランド文学を代表する鬼才の短篇集。

今日の配本(24/04/19)

沈黙の山嶺(上)
第一次世界大戦とマロリーのエヴェレスト

ウェイド・デイヴィス 著/秋元由紀 訳

第一次大戦の余燼をまとい、エヴェレスト初登頂に賭けた若者たちの姿を描いた歴史大作。マロリー没後100年を記念して復刊。

沈黙の山嶺(下)
第一次世界大戦とマロリーのエヴェレスト

ウェイド・デイヴィス 著/秋元由紀 訳

第一次大戦の余燼をまとい、エヴェレスト初登頂に賭けた若者たちの姿を描いた歴史大作。マロリー没後100年を記念して復刊。

レーニンの墓(上)
ソ連帝国最期の日々

デイヴィッド・レムニック 著/三浦元博 訳

ソ連崩壊20年後、ゴルバチョフら当時の政治指導者、反体制派の人物多数に取材を重ね、帝国落日に至るまでの知られざる真実に迫る。

レーニンの墓(下)
ソ連帝国最期の日々

デイヴィッド・レムニック 著/三浦元博 訳

ソ連崩壊20年後、ゴルバチョフら当時の政治指導者、反体制派の人物多数に取材を重ね、帝国落日に至るまでの知られざる真実に迫る。

今日の配本(24/04/16)

1日5題文法ドリル つぶやきのドイツ語[増補新版]

筒井友弥 著

「先生! なんか単純で、ドイツ語の文法が全部わかるような問題集ないですか?」こんな学生の声から生まれた愉快なドイツ語問題集。ふと頭に浮かぶこと、目に映る景色や状況を、できる限り即興でドイツ語にするとどうなるか。キャンパスやカフェ、電車のなかや路上など、場所はどこでも構わない。大切なのは日々ドイツ語で考え続けること。ひとつのテーマは5日間で完成。天使のヒントや文法のおさらい付き。コンマの位置など、魅力的な設問をさらに増補。全54課。巻末付録作文あり。

今日の配本(24/03/29)

別れを告げない

ハン・ガン 著/斎藤真理子 訳

済州島4.3事件を背景に、いま生きる力を取り戻そうとする女性の友人同士の再生の物語。待望の最新長篇。韓国で発売後1か月で10万部突破!

名前が語るお菓子の歴史 [新装版]

ニナ・バルビエ、エマニュエル・ペレ 著/北代美和子 訳

伝統と革新が織りなすフランス菓子に「名前の由来」からアプローチ。美しい名に隠された意味を知れば、お菓子がいっそう味わい豊かに。

今日の配本(24/03/28)

フランス知と戦後日本
対比思想史の試み

宇野重規、伊達聖伸、髙山裕二 編

なぜ読まれたのか?フランス文学に革命史研究、戦後知識人の輝き、そして68年の記憶。戦後をフランス知というレンズで捉え直す。

「喜劇」の誕生
評伝・曾我廼家五郎

日比野啓 著

松竹新喜劇の「伝統」を創った元祖・日本の喜劇王! 曾我廼家五郎の人生と作品を跡づける、初の本格評伝。「泣き笑い」の日本近代史。

ジャック・デリダ講義録 時を与えるⅡ

ジャック・デリダ 著/藤本一勇 訳

ハイデガーに帰ることで、時間と存在よりも根源的な、贈与そのものが追究される──。1978〜79年に行なわれた9つの講義を収録。

今日の配本(24/03/27)

義とされた罪人の手記と告白

ジェイムズ・ホッグ 著/高橋和久 訳

17世紀末のスコットランド、地方領主コルウァンの二人の息子は、両親の不和により別々に育てられた。明朗快活で誰にでも愛される兄ジョージと、厳格な信仰をもつ母親のもとで陰鬱な宗教的狂熱の虜となった弟ロバート。自分が神に義認されあらゆる罪を免れていると信じるロバートは、17歳の誕生日に出会った不思議な力を持つ人物に唆されるまま、恐ろしい行為を重ねていく。変幻自在にその姿を変える〝謎の友人〟の正体は? そして政治的対立に揺れる議会開催中のエディンバラで、兄弟の宿命的な確執はついに衝撃の結末へ……。奇怪な事件の顚末が異なる視点から語られ、重層するテクストが読者を解釈の迷宮へと誘う。小説の可能性を極限まで追求し、アラスター・グレイらの現代作家にも多大な影響を与える、ゴシック小説隆盛の掉尾を飾る傑作にして早過ぎたポストモダン小説。(『悪の誘惑』改題)

運び屋として生きる
モロッコ・スペイン領セウタの国家管理下の「密輸」

石灘早紀 著

モロッコ北部には、セウタととメリリャという二つのスペイン領(飛び地)がある。このうちセウタの国境地帯では、1990年代から2020年ごろまで、周辺に住むモロッコ人による「密輸」が行われていた。密輸というと違法薬物の取引や密漁、はたまた国境をまたいだ人身売買といったおどろおどろしいイメージを抱きがちだが、本書のテーマである「密輸」は、モロッコへの商業輸入に対して通常課される関税を逃れているものの、スペイン・モロッコ当局から容認・管理されている越境貿易の一種である。この「密輸」はセウタからモロッコに食料品や衣料品を運ぶものであり、最盛期にはおよそ40万人がかかわっていたとされる。

奴隷制廃止の世紀1793-1888

マルセル・ドリニー 著/山田芙美、山木周重 訳

欧州主要列強がアメリカ地域の植民地で展開した奴隷制はどのようなプロセスを経て廃止されたのか。論争や闘争をまとめた入門書。