今日の配本[26/02/24]

〈帝国〉と身体
ジェンダー史からの問い

山口みどり、周東美材 編

本書は歴史学、社会学、文学、国際関係論、法哲学、社会政策、スポーツ教育など、異なるディシプリンから健康や出産、スポーツやダンス、衣服や性愛など具体性を分析する。これにより、権力と欲望の交差のなかで重層的に身体が構築されていく生政治の過程を読み解き、近現代における公式・非公式の帝国をジェンダーの視点から再考する。

台湾海峡一九四九

龍應台 著/天野健太郎 訳

1949年、国共内戦に敗れた国民党政府軍と戦乱を逃れた民間人とが大挙して台湾へ押し寄せた。その数ざっと200万。一方、50年にわたる日本の統治期を経て、「外省人」という新たな勢力の大波にのみ込まれた台湾人(本省人)。互いに痛みを抱えながらこの小さな島に暮らしてきた外省人と台湾人の「原点」を見つめ直す。

帝都東京を中国革命で歩く

譚璐美 著

歴史の強烈な磁場にありながら、あるいはそれ故に、忘却されてしまった場所がこの東京には無数にある。本書は早稲田、本郷、そして神田の各地を歩きながら、中国革命の痕跡を探り出す試みである。

今日の配本[26/02/17]

ポルトガルのポルトガル語[改訂版]

内藤理佳 著

ポルトガルで使われているポルトガル語の参考書、待望の改訂。入門から中級まで、動詞の時制を軸に重要な文法事項を解説しました。数課ごとのDiálogoで会話表現も学べます。ポルトガルとブラジルの文法は基本的に共通ですが、2人称単数tuの使用や目的格代名詞の位置など細かな違いがあります。発音は大きく異なるので、付属の音声でポルトガルの響きを味わいましょう。改訂版では新しい課を追加し、音声をダウンロード形式にして全課の例文と動詞活用表を録音しました。

今日の配本[26/02/16]

ケアする心

キム・ユダム 著/小山内園子 訳

韓国社会と向き合った優れた作品に贈られるシン・ドンヨプ文学賞を受賞している女性作家による注目の短篇小説集。ケアする人が抱える不安や、繊細な感情の揺れを掬い上げ、ケアそのものを取り巻く社会の構造的な問題や矛盾も浮き彫りにする本作は日本の多くの読者に共感と衝撃を持って受け止められるだろう。

ジャック・デリダ講義録 死刑Ⅱ

ジャック・デリダ 著/西山雄二、郷原佳以、佐藤嘉幸、佐藤朋子 訳

大統領という権力を皮切りに、少年愛や獣姦など性倒錯、性犯罪、供犠と贖い……死刑をめぐる諸概念を読み直す。死刑存廃論の脱構築!

今日の配本[26/02/09]

ニュースで鍛える中級韓国語(音声DL付)
リスニング&スピーキング トレーニング20

前田真彦 著

このメソッドでは、ニューススタイルの音源を聞き取り、音読練習を重ねます。そして韓国語を日本語に、日本語を韓国語に置き換える練習を通して、最終的に自分なりに要約して人に韓国語で「伝える」ことを目指します。ニュースは現代の韓国社会の実情がうかがえる20本をセレクト。

今日の配本[26/02/05]

ニューエクスプレスプラス バスク語[音声DL版]

吉田浩美 著

スペインとフランスにまたがるバスク地方で80万人以上が話す、他のどんな言語とも似ていない系統不明の魅惑の言語を学びませんか。

ニューエクスプレスプラス サンスクリット語[音声DL版]

石井裕 著

日本では古来「梵語」と呼ばれ、仏教経典の原語として知られるサンスクリット語。紀元前に成立したパーニニ文法学の規範を遵守しつつ、現代においても日常でも用いられている古典語という面も持ちます。読み・書き、聞き、話す語学としても、もちろん古典文献研究を志す方もまずはこの1冊から。インドのサンスクリット学者によって現地で収録された音源は貴重。

今日の配本[26/01/29]

インド独立の志士「朝子」

笠井亮平 著

本書は、本人と関係者へのインタビューのほか、未公開の日記や回顧録など貴重な資料を駆使し、一独立運動家の目で見た戦前・戦後の日印関係を再構成したものである。日本で生まれ育ち、若くしてインド独立運動に身を投じたアシャとその家族の数奇な運命を通して、気鋭の研究者が日印関係史に新たな視角をもたらした傑作ノンフィクション。

日本の夜の公共圏
スナック研究序説

谷口功一、スナック研究会 編

かつては全国津々浦々にあったスナック。本書ではその起源・成り立ちからコロナ前までの現状に至るまで、徹底的に調べ上げた本邦初のスナック研究である。スナックという「夜の公共圏」・「やわらかい公共圏」に光を当てることで、日本社会の「郊外/共同体」と「社交」のあり方を逆照射することを試みた。

ドナルド・キーン わたしの日本語修行

ドナルド・キーン、河路由佳 著

日本文学研究の泰斗はいかに誕生したのか。もし海軍日本語学校に入らなかったら、日本文学者になることはなかった――2019年2月に惜しまれつつも東京で永眠した故ドナルド・キーン氏は、かつて自らの分岐点についてこう語った。

今日の配本[26/01/28]

戦後文化外交の歴史
特殊法人国際交流基金一九七二-二〇〇三

小川忠、坂戸勝、嶋根智章 編著

トランプ政権の秩序破壊がすさまじい。国際法秩序の軽視、国連機関からの離脱、USAID廃止等、国境を越える連携から顔を背け、自ら戦後国際秩序のリーダー役を退こうとしている。危機の時代の処方箋は歴史にある。戦後初めて米国が国際秩序に背を向け「もはや世界の警察官ではない」と語ったのはニクソン政権だった。その危機のさなか日本政府によって創設されたのが特殊法人国際交流基金だった。

100語でわかるフロイト

ジャック・アンドレ 著/堀川聡司、河野一紀 訳

精神分析が最も発展した国の一つであるフランスでは、フロイト思想は英米圏とは異なる視座から独自の解釈と議論が積み重ねられてきた。本書は、そうしたフランス精神分析の立場から、フロイトを理解するための重要な概念を100語に厳選し、それぞれを手がかりに思想の全体像を描き出している点が大きな特徴である。