没後30年です

本日、12月13日はアンドレ・ポール・エドワルド・ピエール・ド・マンディアルグの没後30年にあたります。日本人の感覚からすると長ったらしい名前ですが、致し方ありません。

で、あたしの勤務先で刊行している邦訳は『城の中のイギリス人』と『オートバイ』の2点になります。

以前はもう何点かあったのですが、現在は品切れになってしまっています。たとえば『狼の太陽』『黒い美術館』『燠火』といったところです。このタイミングで品切れテイルのはとても残念ですが仕方ありませんね。

これらの単行本、あるいはUブックス版をお持ちの方は、本日くらいは書架から取り出して眺めてみてくださいませ。

そして、最近ですと光文社古典新訳文庫に『すべては消えゆく』がラインナップされています。これがマンディアルグの邦訳としては一番新しいものだと思いますので、一番お手軽かも知れませんね。

ちなみに『城の中のイギリス人』は澁澤龍彦、『オートバイ』は生田耕作という、非常に豪華な翻訳です。

あと、わが家の書架には『狼の太陽』『黒い美術館』『燠火』は並んでいるのですが、『薔薇の葬儀』は持っていないのです。なんという不覚。古典新訳の『すべては消えゆく』は持っていますけど。