将来的には……

情報番組を見ていると、「ゴジラ」がアカデミー賞を受賞したことが報じられています。なんでもアジア映画としては初の受賞だそうです。

ところで、そのゴジラが受賞したアカデミーの「視覚効果賞」って、ようはCGグラフィックを実写部分に合成しているわけですよね。テレビでもグリーンバックで演技する俳優たちと、そこに合成するCGをパソコンで作っているスタッフの映像が紹介されていました。神木隆之介や浜辺美波はともかく、大勢の群衆が映っているシーンでも実際の俳優が演じているのは20人か30人くらいで、周縁の人たちはCGらしいです。

それを見ていて思ったのですが、ここまで精緻なCGが出来るのであれば、神木隆之介や浜辺美波といった役者は必要なのでしょうか。これら俳優たちも最初からCGで作ってしまえばよいのではないかと思うのです。

ただ、そうなると、できあがった映画は実写映画と呼べるのでしょうか。そもそもゴジラだって、半分近くがCGのように見えました。あれを実写映画と呼んでもよいのでしょうか。CGの比率が何パーセント以下であれば実写映画を名乗れるといった基準があるのでしょうか。

で、話を戻して、全編CGで作ったしまったら、それはもう実写映画ではなく、アニメーション映画と呼ばれるのでしょうか。そうなると「君たちはどう生きるか」が受賞した「長編アニメーション賞」にノミネートされるようになるのでしょうか。

でも、最近の実に精巧な、実写と見紛うようなCG技術を見ていると、全編CGで作っても役者が演じていますと言えば、多くの人が信じてしまいそうなレベルだと思います。アニメと実写の境目ってどのあたりにあるのでしょう。