Jホラーの核心 女性、フェイク、呪いのビデオ

Jホラーの核心
女性、フェイク、呪いのビデオ

鈴木潤 著

なぜ幽霊は「髪の長い女性」なのか、なぜ「ビデオ」が呪いを伝播させるのか/『リング』『呪怨』ほか黎明期の名作から『変な家』『近畿地方のある場所について』に至るまで、気鋭の映画研究者がジェンダー/メディアの観点でJホラーの本質を緻密に分析する。

2025年10月26日

豊臣秀長 「天下人の賢弟」の実像

豊臣秀長
「天下人の賢弟」の実像

和田裕弘 著

兄秀吉を天下人に押し上げた功労者、豊臣秀長。本能寺の変後、山崎・賤ヶ岳の両合戦に従軍して覇権確立に貢献し、四国・九州平定戦で大軍勢を指揮する。大功により紀伊・和泉・大和を拝領。郡山城を居城とし、大和大納言と呼ばれた。忠実無比の補佐役というイメージだが、それにとどまらぬ秀吉の「名代」であり、後継たり得る実力者でもあった。諸大名の信望厚く、豊臣政権を支えながらも志半ばで病没した五十余年の生涯。

2025年10月21日

南洋人民共和国備忘録

南洋人民共和国備忘録

黄錦樹 著/王徳威、福家道信、黄英哲、及川茜 編

個人の記憶の奥深くに隠されたマレーシア華人の集団の記憶とトラウマを圧倒的な想像力で描く、マラヤ共産党をめぐる24篇。

2025年10月20日

宮殿の古代史 飛鳥から藤原、平城、平安へ

宮殿の古代史
飛鳥から藤原、平城、平安へ

海野聡 著

国の威信や天皇の権威・権力を象徴した日本の古代宮殿。東アジアで国際的緊張が高まる中、唐と日本伝統の手法を組み合わせながら、独自性の高い宮殿を造り上げた。飛鳥宮・藤原宮・平城宮・難波宮・平安宮など各宮殿の空間構成は、どのような意図で造られたのか。宮殿から見えてくる天皇の強い意志や当時の社会情勢とは何だったのか。本書では、現存する建築物・文献史料・発掘遺構などの最新の研究成果をもとに、中央・地方の豪族・民衆を掌握し、全国を統治する装置を兼ねた古代宮殿の実態を解き明かす。古代史に新たな光を当てる、渾身の一冊。

2025年10月19日

真ん中の子どもたち

真ん中の子どもたち

温又柔 著

言語に溶け込む歴史とアイデンティティが複雑に絡む境遇を生きる若者たちが、悩みながら自分自身のルーツを大切に見つめ直し、「私たちの言葉」として枝葉を未来へ広げていく。光が溢れる上海でのひと夏を鮮やかに描く青春小説。単行本未収録の「母のくに」を併録。解説:川村湊。

2025年10月19日

秀吉と秀長 「豊臣兄弟」の天下一統

秀吉と秀長
「豊臣兄弟」の天下一統

柴裕之 著

華々しい出世を遂げた兄・秀吉の影に隠れ、これまで知られることがなかった弟・秀長の生涯。だが、その実像に光を当てると、秀長の存在なくして秀吉の飛躍は成し得なかったことが明らかになった。兄弟の出生から、織田家臣としての活躍、そして本能寺の変後の主導権争いを勝ち抜き、「天下人」に登り詰めるまで──。秀吉と秀長はどのように支え合い戦国の世を生き抜いたのか。秀長亡き後、時代はどのように動いたのか。2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」時代考証者が、同時代史料と最新研究の知見をもとに、彼らの歩みを明らかにする。

2025年10月13日

ロシア政治 プーチン権威主義体制の抑圧と懐柔

ロシア政治
プーチン権威主義体制の抑圧と懐柔

鳥飼将雅 著

国際法を無視してウクライナへの全面侵攻を始めたロシア。兵士の大動員を行い、西側諸国から経済制裁を受けるも、国民はプーチン大統領を支持し続ける。地方政府や大企業、メディアを意のままに動かし、選挙や政党まで操作する絶大な権力をプーチンはいかに獲得したのか。ソ連崩壊からの歴史を繙き、統治機構、選挙、中央と地方の関係、治安機関、経済、市民社会の6つの観点から権威主義体制の内幕に迫る。

2025年10月13日