石とザアタルの地 パレスチナ文学アンソロジー

石とザアタルの地
パレスチナ文学アンソロジー

山本薫 編

レバノンでの虐殺とイスラエルによる空爆を経て「殉難者の妻」になるまでを夢と現実のあわいで回想する表題作「石とザアタルの地」のほか、8名の作家による詩・小説を収録。山本 薫、岡 真理、武田朝子、田浪亜央江、佐藤まなによる作家・作品の訳者解説を付す。

2026年8月13日

唐詩概説

唐詩概説

小川環樹 著

杜甫、李白、王維、白居易など、きら星のごとき大詩人を輩出した唐代。「国破れて山河在り」といった名詩から通常見過ごされがちな詩人の佳作まで、唐詩の流れと形式そしてその魅力を平明かつ気品ある文章で語る。韻目表、助字集など漢詩鑑賞に必要な情報も網羅。戦後の中国文学研究を方向づけた碩学による唐詩入門の決定版。

2026年8月11日

増補 中国古代の王権と天下秩序

増補 中国古代の王権と天下秩序

渡辺信一郎 著

中国古代に形成された「天下」観念と、それにもとづく「天下型国家」の構造を歴史的に解明。唐代中国を素材に、日本との比較を交えつつ、天下の空間構造や王権・公共性の特質を検討し、天下観念の領域的拡大とその意味を考察する。さらに、宮闕制度や祭天儀礼など都城を構成する諸装置を分析し、王権の正統性と支配機構の実態を具体的に描き出し、また天下が国家と世界の両義を帯びるに至った歴史的過程を論じる。

2026年8月10日

元朝秘史(下)

元朝秘史(下)

小澤重男 訳

モンゴル族の英雄チンギス・カハンの一代記として名高い『元朝秘史』はさまざまな伝説のロマンに満ち溢れ、多くの人たちを魅了し続けてきた。「蒼き狼」と「白黄色の牝鹿」の族祖伝説に始まり、若きテムヂンの艱難と戦いの日々が美しい韻文を交えて綴られる。

2026年8月9日

元朝秘史(上)

元朝秘史(上)

小澤重男 訳

モンゴル族の英雄チンギス・カハンの一代記として名高い『元朝秘史』はさまざまな伝説のロマンに満ち溢れ、多くの人たちを魅了し続けてきた。「蒼き狼」と「白黄色の牝鹿」の族祖伝説に始まり、若きテムヂンの艱難と戦いの日々が美しい韻文を交えて綴られる。

2026年8月9日

だれか、わたしを助けて

だれか、わたしを助けて

エリカ・クラウス 著/古屋美登里 著

逃れようのない現実を前に、わたしも、あなたも、「だれか、助けて」と心の中で叫んでいる。極寒の町を捨て、運命の男と共に出ていくのか。愛する人が死を望む時、この手で殺せるのか。赤の他人の子どもたちを、本当に救うのか──。岐路に立つ12人の、それぞれの決断。『いつかわたしに会いにきて』で熱烈な支持を集めたエリカ・クラウス、待望の最新短篇集。

2026年8月7日

石原莞爾 信仰に導かれた戦略家

石原莞爾
信仰に導かれた戦略家

クリントン・ゴダール 著

昭和陸軍の「異端児」として名高い石原莞爾。「最終戦争」を唱え、満州事変を計画し、実践した。だが満州国設立後、日中戦争の拡大に反対し、一線を退く。そうした経歴から、石原の戦争責任については様々な評価がこれまで与えられてきた。戦争のみならず永久平和と世界統一のユートピアも論じた彼の多様な主張の背景には、独自の日蓮仏教信仰運動がある。その宗教性を理解しなければ、日本陸軍を大きく動かした思想を見落とすことになる。日本の近代思想に潜む宗教性を研究してきた著者による石原莞爾理解を刷新する一冊。

2026年8月6日

戦争を甘く見る空気 1930年代と似た道を進む現代日本

戦争を甘く見る空気
1930年代と似た道を進む現代日本

山崎雅弘 著

物価高と軍備増強、中国敵視……。いまの日本には、1930年代とよく似た空気が広がっている。高市首相の「台湾有事」発言以降、急激に悪化する日中関係。日中戦争が勃発し、戦時体制へと移行した1937年と2026年を歴史的に比較検証する!

2026年7月30日

スターリニズム 帝国再興のプロジェクト

スターリニズム
帝国再興のプロジェクト

松井康浩 著

テロルや飢餓で数千万人もの犠牲者を生んだ「究極の野蛮」か、帝政ロシアの版図を維持・拡大し、遅れた農業国を近代的な工業大国へと押し上げた未曾有の成功譚か。体制下を生きた市民の声を拾い、「再スターリン化」と呼ばれる現在までを射程に、その構想、実態、遺産を考察する。個人より国家が優先される体制の実態とは。

2026年7月27日

花魁と油売り 明代人情小説集

花魁と油売り
明代人情小説集

馮夢龍 撰/大木康 編訳

蘇州の文人、馮夢龍(1574-1646)が編集刊行した「三言」と総称される短篇作品集は『水滸伝』『西遊記』と並ぶ中国白話文学の代表作。古今の帝王から庶民に至るまで、種々様々な物語を見ることができる。計120篇から、講談・落語の「紺屋高尾」の原案「花魁と油売り」等、心動かす人情噺7篇を挿絵と共に収録。

2026年7月26日