円 劉慈欣短篇集


劉慈欣短篇集

劉慈欣 著/大森望、泊功、齊藤正高 訳

円周率の中に不老不死の秘密がある――10万桁まで円周率を求めよという秦の始皇帝の命を受け、荊軻は300万の兵による人列計算機を起動した!『三体』の抜粋改作「円」。貧村で子どもたちの教育に人生を捧げてきた教師の“最後の授業”が驚愕の結果をもたらす「郷村教師」。漢詩に魅せられた異星種属が李白を超えるべく壮大なプロジェクトを立ち上げる「詩雲」など、中国SF界の至宝・劉慈欣の精髄13篇を収録した短篇集。文庫版ボーナストラック「対談・劉慈欣×大森望」収録。

2023年3月14日

別れの色彩

別れの色彩

ベルンハルト・シュリンク 著/松永美穂 訳

年齢を重ねた今だからわかる、あの日の別れへの後悔、そしてその本当の意味を――。男と女、親と子、友だち、隣人。『朗読者』で世界中の読者を魅了したドイツの人気作家が、「人生の秋」を迎えた自らの心象風景にも重ねて、さまざまな人々のあの日への思いを綴る。色調豊かな紅葉の山々を渡り歩くかのような味わいに包まれる短篇集。

2023年3月14日

本が語ってくれること

本が語ってくれること

吉田健一 著

東西の作家を自由に往還しながら闊達に読書の喜びを描く表題作、文芸時評の枠を超えた文明論、本を読む行為から言葉の本質に迫る「本を読む為に」……吉田流読書論の真髄。

2023年3月14日

未来倫理

未来倫理

戸谷洋志 著

私たちの行動はいま生きている世代に限らず、遠い未来にまで影響を与えることがある。テクノロジーの発達によってもたらされた行為と結果の大きな時間差は、私たちの社会に倫理的な課題を次々投げかける。気候変動、放射性廃棄物の処理、生殖細胞へのゲノム編集……。現在世代は未来世代に対して倫理的な責任があるのならば、この責任をどのように考え、どのように実践したらよいのか。倫理学の各理論を手掛かりに、専門家任せにせず私たちが自らの考えを形作るための一冊。

2023年3月12日

サバービアの憂鬱 「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程

サバービアの憂鬱
「郊外」の誕生とその爆発的発展の過程

大場正明 著

米国においてある時期に、国民感情と結びつくかたちで大きな発展を遂げ、明確なイメージを持って定着するようになったサバービア(郊外住宅地と文化)――。アメリカ映画を渉猟した著者が描く家族とコミュニティの光と影。古書価格も高騰していた「郊外論」の先駆的名著が30年ぶりに復刊!

2023年3月11日

私たちが記したもの

私たちが記したもの

チョ・ナムジュ 著/小山内園子、すんみ 訳

韓国で136万部、日本で23万部を突破した、『82年生まれ、キム・ジヨン』の多大な反響と毀誉褒貶、著者自身の体験を一部素材にしたような衝撃の短編「誤記」ほか、10代の初恋、子育ての悩み、80歳前後の姉妹の老境まで、全世代を応援する短編集。貧富の格差、家父長制、女性差別、誤解。悩みながらも、シスターフッドと自分のアイデンティティを大切にする女性たちの物語。

2023年3月7日

好きになってしまいました。

好きになってしまいました。

三浦しをん 著

観葉植物(一部名前がわからない)を愛で、ときに虫たちや鳥と戦い、大好きな靴を手入れし、本と漫画に耽溺し、旅の宿ではテンション高めのご亭主に完敗宣言。どこから読んでもミウラシヲンが溢れだす、読み始めたら止まらない抱腹絶倒のエッセイ集。愛と笑いと妄想に満ちた、人気作家の日常、ときどき非日常。

2023年3月7日

マルクス 生を呑み込む資本主義

マルクス
生を呑み込む資本主義

白井聡 著

資本という得体の知れない他者が、全地球を、人間の心をも包み込み、圧迫し、窒息させていく。労働力にとどまらず、われわれの感情までも「商品化」される現代社会を、「包摂」という概念をもとに読み解く。

2023年3月7日