こういう読み合わせ?

食べ物には「食い合わせ」という言葉があります。これとこれを一緒に食べるとよいとか、よくないとか、そういった昔から言われていることがあります。同じように、本にも読み合わせというのがあるのか否か知りませんが、最近のあたしの通勤読書はこんな感じです。

まず数日前まで読んでいたのが、河出新書の『天皇問答』です。明治以降の天皇という存在、天皇制について奥泉光と原武史(敬称略)が縦横に語る対談本です。

お二人とも、基本的には天皇制反対論者のようですが、だからこそこのまま何も決められずに行けば、近い将来日本から天皇という存在がなくなってしまうことを真剣に考えているようです。ちなみに、あたしはどちらかと言えば天皇には親近感を持っているタイプです。

でも、女系天皇には反対です。ワンポイントの女性天皇は認めるとしても、女系はお断わりしたいです。「そうなると、いずれ天皇制は消滅するよ」と言われても、あたしは「はい、そうなったらそうなったで構いません」という立場です。つまり皇室典範も改正せず、いまどきのジェンダー平等にも与せず、天皇制はあくまで伝統に従っていればよいと思っています。

そして、この『天皇問答』の後に読み始めたのが、中公新書の『コミンテルン』です。右から左へ一気に跳んだ感がありますが、あたしの中では特に矛盾もなければ、自己撞着も起こしていません。興味の赴くままに本を手に取っているだけです。

ちなみに、同じ月の中公新書には『皇室典範』なんていう一冊も発売されていましたね。もちろん購入済みです。いずれ読むつもりです。

話は戻って「コミンテルン」ですが、中国史をやっていた身からすると、初期の中国共産党を取り仕切って無理矢理言うことを聞かせていた、強権的なイメージがあります。しかし、読み始めてみると、なんとも頼りなく、定まらない組織だなあという印象です。まだ読み始めたばかりなので、この後は徐々に強くなっていくのでしょうか。

最後に、最近買った本のご紹介、『影犬は時間の約束を破らない』です。いみじくも『天皇問答』と同じ河出書房新社の本です。著者は韓国の作家パク・ソルメです。実はあたしの勤務先では、これまでパク・ソルメの作品を二冊出しているのです。しかし、どういう大人の事情があったのかわかりませんが、今回の作品は河出書房新社から出ることになりました。まあ、うちが版権を録り損なったということなのでしょう。

タイトルもそうですが、あたしの勤務先から出した二点とは装丁もずいぶんと印象が異なる本ですね。これも読むのが楽しみな一冊です。ちなみに、あたしの勤務先から出ている既刊二点は『もう死んでいる十二人の女たちと』と『未来散歩練習』です。もちろんすべて斎藤真理子さんの翻訳です。

次はさくら!

2月22日はにゃんにゃんにゃんで猫の日と言われていますが、それにあやかっていろいろなフェアや催しが行なわれていました。その中には猫をモチーフにしたスイーツなども多く含まれています。そんな猫の日が終わると、次は雛祭りなのかも知れませんが、スイーツの世界はさくらにシフトしているようです。

そう言えば、少し前から和菓子店では桜もちが並び始めましたから、スイーツの世界はさくらのシーズンに突入なのでしょう。

セブンイレブンでもこんなスイーツが売られていました。まずは母に買ってあげた「春の三色こもち」です。こもちと言うくらいですから、一口サイズのカワイイおもちが三つ入っています。

内容は桜もち、餡もち、草もちで、餡もちがつぶあん、他の二つはこしあんが入っているようです。母はペロリと平らげてしまいました。特にこしあんが好きなので、気に入ってくれたようです。

そして自分用にはこちら。「春のミニかまくら」です。「ババロアといちごソースのケーキ」と書いてあって、特にさくらを使っているわけではないようですが、パッケージにはさくらの模様が描かれています。ピンク色がさくらをイメージしているのでしょう。

こちらは今晩、夕食後のデザートにいただこうと思っています。母のこもちに比べるとちょっとお高いですが、確かにそのぶんボリュームもありそうです。

こうしてコンビニスイーツを堪能していると、やはり自宅のそばにセブンイレブン以外のコンビニが欲しいなあと思います。

ミニロールケーキ!

セブンイレブンで売っていたスイーツです。ミニロールケーキとありますが、確かに一口サイズで、小腹を満たすにはちょうどよい大きさ、ボリュームです。

パッケージを見る限り、セブンイレブン限定スイーツというわけでもなさそうです。とはいえ、近所のスーパーで売っているとも思えませんが……(汗)

ちょうど二つ入っているので、祝日のおやつとして母と二人で一つずついただきました。スポンジもふわふわで、クリームも程よい甘さがあって、美味しくいただきました。

見てもわかるように、スポンジはチョコ味のようですが、バニラ味のものも売っているのでしょうか。わが家では「5つに切ったロールケーキ」がお手頃なのでよく買っていますが、これはバニラとチョコ、コーヒーの三種類がありますから、これもそうだったら嬉しいところです。

ちなみに、ミニロールケーキは猫のイラストが描かれているので、猫の日限定のスイーツだったのでしょうか?

こういう本の買い方は……

すっかり忘れていましたが、先日の関西ツアーでこんな本、否、雑誌を買ったのです。それが一枚目の写真です。

京都の大垣書店が発行している『KYOTOZINE』の第二号です。写真の左が以前買った創刊号で、右側が今回買った第二号です。

雑誌とはいえ、かなり豪華な造りの本です。そして第二号の特集は京都の食でした。ほとんどが行ったことない、食べたことない、買ったことのないものばかりでしたので、いつかは口にする機会を得たいものです。

ところで本を買ったといえば、つい最近、新宿の紀伊國屋書店が買ったのが二枚目の写真です。紀伊國屋書店限定カバーの『与田祐希写真集』と中国小説『城南旧事』の二点です。

しばしばネット書店で「この本を買った人は、こんな本を一緒に買っています」と勧められることがありますが、こういう組み合わせはAI泣かせではないでしょうか。これはリアル書店で買ったので、そういう記録がどこまで残っているのかわかりませんが……

そう言えば、もう十年か二十年前に、アマゾンでアイドルの写真集と一緒に中国古典の学術書を買ったことがあります。しばらくアマゾンでその学術書を見ると一緒に買った本にアイドルの写真集が載っていて、そんな買い方するのは日本国内にあたしくらいしかいないだろうと思われたものです。

木曾路はすべて山の中である

まだクイーンズ伊勢丹国分寺店で開催中の、静岡・長野フェアの話題です。国分寺のマルイへ行く用事があったので、またまたクイーンズ伊勢丹の静岡・長野フェアを見てきました。そして案の定、買ってしまいました。

まずは日本酒。「夜明け前」という日本酒があったので買ってみました。「夜明け前」と言えば島崎藤村ですね。「木曽路はすべて山の中」の書き出しで知られる作品ですが、情けないことに、あたしは読んだことがありません。

長野フェアなので島崎藤村「夜明け前」なのか、と思いつつ、この酒を造っている小野酒造は伊那の会社ですから、微妙に木曽路ではないような気もします。まあ、細かいことは気にしないことにしましょう。ただし、同社のサイトには

島崎藤村の代表作 “夜明け前” は、動乱の幕末から明治維新へと向かっていく物語です。奇しくも小野酒造店(屋号 千歳屋)の創業は明治維新前夜の元治元年(1864年)。…(中略)…島崎藤村を尊敬していた5代目世代が、藤村生誕100年(昭和47年)に際し、藤村に因む銘柄を考案した結果、父 島崎正樹(夜明け前の主人公 青山半蔵のモデル)と小野は深い交流があった事、創業の時代などを考慮し、“夜明け前”に決め、藤村の嫡子であらした藤村記念館初代理事長・島崎楠雄氏より直接“夜明け前”の名を使うことを許していただきました。

とあります。やはり、それなりに縁があるのですね。とてもフルーティーで飲みやすい、おいしい日本酒でした。

そしてフェアのもう一つ、静岡の方ですが、精肉コーナーにあの「掛川牛」が売られていました。上げ底と言っては言葉が悪いですが、こんもりと盛り付けられた掛川牛、400グラム弱が2月23日富士山の日にちなんで、本体2230円で売られていました。

先日の牛めし、すき焼きめしが美味しかったので、掛川牛それだけを味わってみようと思い買ってみました。炒めて焼き肉のタレで食べてみようと思います。400グラム弱もあれば、母と二人一回で食べるには多いので、二つに分けて冷凍保存してあります。

静岡在住の妹に聞くと、スーパーなどで掛川牛を見かけることはあるようですが、東京のスーパーではほとんど見ないですね。こういうフェアでもないと買うこともできないのではないでしょうか。

似ているような、全然違うような……

最近買ったガイブンが二点。『水曜生まれの子』と『ブリス・モンタージュ』です。

『水曜生まれの子』はイーユン・リー、『ブリス・モンタージュ』はリン・マーの作品です。で、お気づきでしょうか、どちらも中国系米国作家の作品なのです。

イーユン・リーは版元サイトに掲載されている情報によりますと

1972年北京生まれ。北京大学卒業後渡米、アイオワ大学に学ぶ。2005年『千年の祈り』でフランク・オコナー国際短編賞、PEN/ヘミングウェイ賞などを受賞。プリンストン大学で創作を教えている。

とあり、その一方、リン・マーは

1983年、中国福建省三明市に生まれ、幼少期に家族とともに渡米する。シカゴ大学を卒業後、ジャーナリストや編集者の職を経て、コーネル大学の大学院創作科で学ぶ。現在はシカゴ大学英文学科で教職に就いている。

とあります。11歳差ですから一世代違うと言ってよいと思いますが、大学を出てから渡米したイーユン・リーと幼少期に渡米して米国で教育を受けて育ったリン・マーという違いがあります。

中国系米国作家と一括りにしてしまえば似ているように見えますが、この育った環境の違いは二人に大きな影響を及ぼしているのでしょうか。両作品を読んで比べてみるのが一番なのでしょうか。ちなみに、どちらも短篇集という共通点があります。

色はこんなですが、味はいつもどおりでした

昨日の夕飯のお話です。

ご飯はこんな感じです。パッと見には染料を使っていない赤飯のように見えますが、そうではありません。小豆が入っているわけではないのです。

通常の白米に、ちょこっとだけ別のお米を足して炊いたのです。古代米らしいですが、加えたものがこちらです。

「紅こまち」と書いてあります。あきたこまちの一種なのでしょうか。パッケージには「古代米」とか、「黒米」と書いてありますが、正確なところはよくわかりません。

実は、母がいぶりがっこが好きということで、ネットでいぶりがっこを取り寄せたのです。その取り寄せたいぶりがっこのはこの中に試供品といいますか、おまけとして入っていたのがこの「紅こまち」です。どんな味がするのか、炊き上がりはどんな感じなのか、まるでわからないまま炊いてみた結果が最初の写真です。

パッケージの裏側には作り方が書いてありました。基本的にはこれに従って作ったわけです。母と二人なので米は2合も炊きませんが。

そして出来上がったご飯ですが、特に匂いがするわけではありません。食べてみても、目をつぶって食べれば、白米とほとんど変わりません。もちろん白米だけで食べるのとはちょっとは違いますが、気になるような違和感はありません。美味しくいただきました。

古きよき……

最近、本屋で見かけて思わず「うぉー」と思ったのがこちらの一冊、『城南旧事』です。「城南旧事」だと「じょーなんきゅーじ」で読み方は合ってる(?)と不安に思われる方も多いかも知れませんが、小さく書いてある「北京の思い出」を見ると「ああ、あれね!」とピンと来た方もいるのではないでしょうか。

と書いているあたしですが、原書の『城南旧事』は読んだことがありませんし、邦訳も未読です。そもそもあたしが学生時代に邦訳が出ていたのか、それすらも記憶が定かではありません。

あたしがこの作品を知ったのは、多くの人と同じように映画を見たからです。映画館で見たわけではなく、たぶんテレビで放送されたのを見たのだと思いますが、その作品がとてもよかったのです。ただ本作の副題には「北京の思い出」と書いてありますが、映画の邦題は「北京の想い出」で、漢字がちょっと違います。

帯にも書いてありますが、戦争前、1920年代の北京が舞台です。辛亥革命が1911年ですから、まだまだ清朝時代の空気が残っている北京です。革命後とはいえ溥儀は紫禁城(故宮)で暮らしているような時代です。テーマ音楽も相俟って、こういう時代の北京を訪れたいと思わずにはいられない映画でした。

小説はこうして邦訳が新しく刊行されたので手に入りますが、映画の方はいまも見られるのでしょうか。ブルーレイやDVDが発売されているのか、Netflixなどのようにネット配信されているのか、あたしは全く知りませんが、機会があれば是非多くの人に見てもらいたいものです。

長野フェアもやってるよ!

国分寺のクイーンズ伊勢丹で静岡フェアが開催中だと書きましたが、実は長野フェアも同時開催中なのです。たぶん正式には「春の静岡・長野フェア」ということなのでしょう。

というわけで、こんな一本を見かけたので買ってみました。どぶろくです。静岡ではなく長野のお酒です。

「十二六」と書いて「どぶろく」と読ませているようです。長野県佐久市の「武重本家酒造」の商品です。

どぶろくなので、シュワシュワしていますが、とても飲みやすいです。シュワシュワと聞くと、乃木坂46五期生の川﨑桜の「さくたんさん、シュワシュワ」を思い出してしまいますが、さくたんを思い浮かべながら味わいました(汗)。

ところでクイーンズ伊勢丹では静岡・長野フェアですが、国分寺駅の反対側、駅ビルマルイでは「第1回こくまるにゃんフェス」を開催中です。まあ、2月22日がニャンニャンニャンで猫の日ですから、あちこちで猫フェアは開催中ですけどね。こちらは、食べ物だけでなく、猫をモチーフにしたグッズ、雑貨なども売られているようです。

イヌ派のあたしとしては、猫の日だけでなく、もっと犬の日も大々的にやって欲しいと思っています。

静岡フェア!

このダイアリーに何度も書いていますが、あたしの妹家族は静岡県在住です。それまでは、特に静岡県に対する思い入れといったものありませんでしたが、親戚が暮らしているとなると愛着が湧いてくるものです。

もちろん、もともと歴史好きですから、徳川ゆかりの駿府に興味、関心はありましたから、嫌っていたわけではありません。ただ、それほど好きな、気になる都道府県ではありませんでした。

さて、そんな静岡ですが、国分寺駅にあるクイーンズ伊勢丹で静岡フェアが始まりました。そこで売っていたのが写真のお弁当です。寡聞にして、掛川牛というものを知りませんでした。

掛川牛というのは、静岡が誇るブランド牛なのでしょうか。食べてみましたが、美味しかったです。東京のスーパーでは牛肉コーナーを見ても掛川牛なんて見たことがありません。生産量も少ない(飼育頭数が少ない)幻の牛なのでしょうか。だとしたら、食べられたのはラッキーです。

妹に聞いてみれば、静岡のスーパーであればごくごく普通に見られる牛肉なのでしょうか。こんど聞いてみたいと思います。