古典を生きる 吉川幸次郎対話集

古典を生きる 吉川幸次郎対話集

吉川幸次郎 著

論語、杜甫の詩、史記など、中国古典が千年の歳月を超えて読み継がれるのは、そこにいまも変わらない「人間の本質」が描かれているからだ。中国古典の魅力と奥深さを日本に紹介してきた中国文学の泰斗が、文学、民族学、物理学など様々な分野の識者と闊達に語り合った6編を収めた。中国という存在から、日本は何を学び、どう関わってきたのか。古典を読み、愛し、古典と共に生きた先哲たちの肉声がいま蘇る。解説・齋藤希史。

2025年3月24日

風俗嬢のその後

風俗嬢のその後

坂爪真吾 著

性風俗で働くことには、昼の世界よりも圧倒的に高額な報酬を手にすることができる可能性がある反面、ストーカー被害や性感染症、社会的な信用といった面での大きなリスクが伴う。彼女たちはなぜ性風俗産業で働きはじめ、どのようにして卒業したのか。実際の体験談から脱がずに生きる方法を模索する。

2025年3月20日

厳復 天演論

厳復 天演論

坂元ひろ子、高柳信夫 訳

清末の思想家・厳復(1854-1921)が、T. H. ハクスリーの論文を創造的に翻訳し、自身の主張を展開した書。そこに示された「天演」、すなわち進化の原理、生存競争と自然淘汰の過程は、日清戦争に敗れ、亡国の危機意識を強めていた中国知識人に圧倒的な影響力をもった。中国の近代化を思想的に起動させたベストセラー。

2025年3月18日

古代中国の裏社会 伝説の任俠と路地裏の物語

古代中国の裏社会
伝説の任俠と路地裏の物語

柿沼陽平 著

約束事を重んじ、身命を賭して他人の窮状を救う一方で、殺人や強盗のほか、ニセガネ作りなどの犯罪行為にも手を染める任俠。『史記』游俠列伝で数多くの人物が取り上げられるなかで、その筆頭に挙げられるなど、司馬遷の評価が最も高い、前漢時代を生きた大任俠・郭解に焦点を当てて、古代中国社会の裏側を切り開く。古代中国の日常の風景を描き出した著者が明らかにする、国家の法秩序の及ばない「裏」の世界とはどのようなものなのか。膨大な史料を綿密に読み込み、徹底した比較・検証をしたうえで、ストーリー仕立てにすることで読みやすさも追求した、必読の一冊。

2025年3月18日