今日の配本[26/03/19]

シシィの肖像
皇妃エリーザベトをめぐる神話と実像

カール・ヴォツェルカ、ミヒャエラ・ヴォツェルカ 著/上村敏郎 訳

皇妃は率直に政治的見解を述べ、ハプスブルク家の過ちや弱点を容赦なく抉り出す詩を書き残していたのだ。そうした事実は、見る人が見たいものを見いだすスクリーンのような存在と化した「シシィ」を現実のほうへと引き戻し、鋭さと痛みを抱え、言葉で世界に抵抗しようとした生身の人間として立ち現われさせる。