ジャック・ラカン フロイトへの回帰

ジャック・ラカン
フロイトへの回帰

松本卓也 著

毀誉褒貶を伴いながら存在感を発揮し続ける精神分析。その核心を追い求め、精神分析を仕切り直そうとしたジャック・ラカン。難解で知られるその理論を、フロイトが拠り所とした五大症例――ドラ、鼠男、ハンス、シュレーバー、狼男――との向き合い方に着目し読み解く本書は、かつてないラカン入門書となるだろう。

2026年1月22日

100語でわかるフロイト

100語でわかるフロイト

ジャック・アンドレ 著/堀川聡司、河野一紀 訳

精神分析が最も発展した国の一つであるフランスでは、フロイト思想は英米圏とは異なる視座から独自の解釈と議論が積み重ねられてきた。本書は、そうしたフランス精神分析の立場から、フロイトを理解するための重要な概念を100語に厳選し、それぞれを手がかりに思想の全体像を描き出している点が大きな特徴である。

2026年1月21日

恋する武士 色と権力の日本中世史

恋する武士
色と権力の日本中世史

関幸彦 著

日本史上、約700年にわたって権力の座にあった「武士」とは、いかなる存在だろうか。1970年代以降の中世史や社会史の研究の進展によって、「武士像」は大きく書きかえられてきた。王朝国家の中央「軍事貴族」として登場してきた武士は、必ずしも古代王朝の「貴族」と対立する存在ではないという。そうした武士の「闘う存在」としての側面だけではなく、「色恋模様」から、武士の本質と武家社会の裏面史に迫る異色作。

2026年1月19日

日本ホラー小説史 怪談、オカルト、モキュメンタリー

日本ホラー小説史
怪談、オカルト、モキュメンタリー

朝宮運河 著

モキュメンタリーホラーの人気に代表されるように、今、ホラー小説はかつてない盛り上がりを見せている。日本のホラー小説はいつ生まれ、どのような道のりを経て、この空前のブームへ至ったのだろうか。本書では、戦後から現在までのおよそ80年にわたるホラー小説の歴史を辿る。

2026年1月19日

入門講義 アニミズム 動物も川も人間も平等という知恵

入門講義 アニミズム
動物も川も人間も平等という知恵

奥野克巳 著

人間だけが地球の主人ではない──。ベストセラー『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』で知られる大人気の人類学者が、動物や川、モノにも〈いのち〉や意思を見いだす人類に通底する世界観=アニミズムを、豊富な図版とともに、深くわかりやすく語る。アイヌの伝統的な儀礼、マリオ/ポケモン/ジブリ、AI、さらにボルネオの狩猟採集民まで、事例も多数解説。分断と不平等の時代を救う「古くて新しい」思考法を、現在形に再起動。

2026年1月19日

ナショナリズムとは何か 帰属、愛国、排外主義の正体

ナショナリズムとは何か
帰属、愛国、排外主義の正体

中井遼 著

自国民や自民族をめぐる心情を高め、再生産するナショナリズム。帰属意識、愛国心、排外意識の三つの顔をもつ。世界で台頭する右派ポピュリズムの原動力とされる。なぜ、同胞愛を外国人憎悪に変え、暴力・民族紛争を頻発させるのか。経済格差・貧困との関係はあるのか。本書は国民国家誕生からの歴史を一望し、豊富な事例からナショナリズムがいつ生まれ、社会に浸透し、人々の心を政治がどう動かすか、その全容を描く。

2026年1月19日

「推し」という病

「推し」という病

加山竜司 著

なぜ彼らは苦しくても「推し」続けるのか。AKB、ホスト、VTuber、アニメキャラ、ゲーム、地下アイドル、AV女優、ビジュアル系バンド…。当事者への取材を重ねた「推し活」の現在地。

2026年1月19日

中国共産党が語れない日中近現代史

中国共産党が語れない日中近現代史

兼原信克、垂秀夫 著

中国の近代史を、日本からの広範な影響抜きに語ることは考えられない。辛亥革命の主人公たちはほぼ全員、日本滞在経験があり、革命団体も東京で結成されている。しかし、こうした史実は、共産党による自国中心のプロパガンダによって上書きされてしまっている。対中外交に職業人生を捧げてきた元中国大使と安倍官邸外交のキーマンが、実務家の立場から日中の歴史を再検討し、「ほんとうの中国」の姿を描き出す。

2026年1月17日

明治維新10講

明治維新10講

三谷博 著

永遠に続くかに見えた「天下泰平」は、またたく間に崩れ去った。近世社会の骨格を作り上げていた世襲的身分制は根本から解体され、国民の政治参加までもがはじまる。しかし、その過程で流された血は、とても少なかった。日本列島を一変させた、世界的にも特異なこの大変革を、躍動する人物たちとともに大きな視点で描く。

2026年1月17日