赤い高粱(下)
莫言 著/井口晃 訳
日本軍を撃退した余占鰲。しかし、戦火のなか戴鳳蓮は銃弾に斃れ、配下のゲリラ部隊も全滅、村は報復により焼かれた。高密県東北郷の黒土を一面におおう、血の海のような赤い高粱。抗日戦争の時代を激しく生き抜く一族の物語はつづく。下巻は五つの連作中篇の後半三篇を収録する。解説=張競。
赤い高粱(下)莫言 著/井口晃 訳
日本軍を撃退した余占鰲。しかし、戦火のなか戴鳳蓮は銃弾に斃れ、配下のゲリラ部隊も全滅、村は報復により焼かれた。高密県東北郷の黒土を一面におおう、血の海のような赤い高粱。抗日戦争の時代を激しく生き抜く一族の物語はつづく。下巻は五つの連作中篇の後半三篇を収録する。解説=張競。
犬丸幸平 著
1920年、中国。北京在住で日本人絵師の一条剛は、紫禁城に住む廃帝・溥儀に水墨画の師として雇われた。しかし溥儀には、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を調達する目的があったのだった――。
中高年シングル女性和田靜香 著
女性が一人で暮らしていく。ただ、それだけのことが、こんなにも大変だなんて! あらゆる社会保障や支援の狭間にこぼれ落ちてしまう、「透明」な存在と化した中高年シングル女性。仕事や住まい、お金の悩みから、老後の不安、人間関係まで、「ひとごとではない」著者が多くの当事者女性たちの声とリアルを伝える。
折原みと 著
「結婚しないのは、普通じゃない」。もう、そんな固定観念に縛られるのはやめませんか? 幸せの基準は、人それぞれ。結婚しても、しなくても、おひとりさまでも、そうでなくても。どんな人生であれ、自分らしく、自分なりの幸せを見つけていけばいいのではないでしょうか。
ウンベルト・エーコ 著/河島英昭、河島思朗 訳
迷宮の文書館に隠された秘密とは? 中世、異端、「ヨハネの黙示録」、アリストテレース、博物誌、記号論、ミステリ……。21世紀の今なお、読書人を魅了しつづける碩学エーコが構築した知の大伽藍!
ウンベルト・エーコ 著/河島英昭、河島思朗 訳
中世北イタリア、迷宮構造を持つ文書館を備えた修道院で「ヨハネの黙示録」の記述に沿って、次々に修道士が不審死を遂げる。事件の鍵は文書館に隠されているらしい……。
赤い高粱(上)莫言 著/井口晃 訳
婚礼の輿が一つ、赤に染まる高粱畑の道を往く。輿に揺られる美しい纏足の少女。汗に濡れ輿を担ぐ逞しい青年。ただならぬ予感が、ゆらめく炎のように二人の行く手を照らす。山東省高密県東北郷。日本軍が蛮行を尽くすこの地で、血と土、酒に彩られた凄烈な物語が始まる。ノーベル文学賞受賞者の代表作。全二冊。
澤野雅樹 著
20世紀を代表するフランスの哲学者、ジル・ドゥルーズ(Gilles Deleuze, 1925-1995)。難解で知られる彼の哲学は、どのようにして数々の常識を打ち砕き、世界の見え方を変えたのか。「内在」、「生成」、「リゾーム」をはじめとする概念を豊富な具体例から解き明し、その核心に一挙に迫る。
海野典子 著
中国とイスラーム世界が邂逅した七世紀以降、西方や南方から来華したムスリムは、歴代王朝の諸勢力が躍進する原動力となり、各地に豊かな文化を根づかせた。彼らとその末裔は、中華文明とどう向き合い、中国社会をどう変えたのか。本書は、唐宋代の交易からモンゴル帝国の統治、鄭和の大航海、清への反乱、辛亥革命と日中戦争、現代の新疆までを一望。時空を超えた1400年の軌跡を、世界史の視座から照らし出す。
上田信 著
広大なユーラシア大陸は中央の乾燥地帯を境に生態環境が二分される。日本列島を含む東側では古来、遊牧・農耕・海洋の諸文明が興亡。シルクロードほか陸海の路を介して多彩な物産、また宗教・文化が東西を往来した。ソグド商人やペルシア・アラビア商人の活躍、モンゴル帝国の隆盛と解体、明の鄭和の南海遠征、大航海時代の展開から、欧米列強の極東進出、アジア・太平洋戦争まで――。交易をキーワードに壮大な歴史をたどる。