2009年3月31日

ミリオンセラーを出してもダメなのか?

新文化」のサイトに載ってました。 「ユーリーグ、民事再生を申請」と。

ユーリーグって出版社、あたしはほとんど初耳に近いのですが、日野原重明さんの売れに売れた『生きかた上手』は知っています。その出版社だったのですね。

記事によれば同書はミリオンセラーだとか。ミリオンセラーを出しても、倒産しちゃうんですね。本当に不景気だなあ、と感じます。

ネット書店、アマゾンも最近はやや売り上げがダウンしていると、どこぞのニュース(←もう覚えていません)に書いてありましたが、右を向いても左を向いても真っ暗闇じゃあござんせんか。

ネット書店と言えば、最近、あたしの勤務先で動きの良い書籍が、アマゾンのステータスでは「2週間から5週間」と表示されています。実はアマゾンにはそれなりの数を出荷していて、在庫も持っていると思われるのですが、なかなかこのステータス表示が「24時間以内に出荷」に変わってくれません。

皆さん、アマゾンなどで本を買う時、どのくらいで届くなら注文するのでしょう? 1週間以内だとほとんどの人が注文してしまうのでしょうか? それ以上になると、リアル書店が買った方が早いかもしれませんね。たいていの場合、本屋さんは「出版社に在庫があれば1週間から10日ほどで入荷いたします」と答えていますから。

つまり、ネット書店で買うかどうかの判断基準として1週間で手に入るのか、ってところがキーなのではないか、そう思います。

それと、こういうブログ、「本読みの達人」と呼べるような、業界からも注目されているブログがいくつかあります。そういうところで言及されると突然アマゾンからの注文が入ることがあります。

これはブログで言及される場合、たいていアフィリエイトになっているので、そのままアマゾンのサイトなどへ飛ぶように作られているからですね。で、先程の話に戻って納期までの時間です。

ブログを読んで面白そうな本だなと思った、クリックしたらアマゾンのサイトへ飛んだ、が、納期を見ると2週間から5週間と書いてある......。

これでは、「まっ、いいか、こんどにしよう」と思われ、くだんの書籍は買い物カゴに入ることなく、訪問者は次のサイトへと旅立って行ってしまうのです。

ネットで火が付いた書籍はアマゾンなどで売れ、新聞書評などだとリアル書店で動く、今のところはそんな感じでしょうか?

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