2012年10月30日

三寒四温

三寒四温という言葉はこの時季に使ってよいものなのでしょうか? 確か、冬が終わりを迎えつつあるころ、春も確実に訪れているな、という時季の言葉ではなかったかと思うのですが......。

まあ、それはよいとして、今日はそんな感じでした。

今日は京都の書店を回ったのですが、午前中は曇りがちで肌寒く、もう一枚着ていてもよかったかなという感じでした。ところが昼からは陽射しも出てきて、移動のバスの中はちょっと暑いくらいでした。汗をかくというほどまではいきませんが、軽く送風をかけるとか窓を開けるとか、それくらいはしてもよかったのではないか、というくらいの暑さでした。

そう、この時期はバスや電車の中、書店やデパートの中、冷房を使うか使わないか、悩ましい季節でもあります。それは書店員の方も同じ気持ちらしく、結構書店の方って肉体労働です。それなりに汗もかく仕事です。だから冬でもクーラーは言い過ぎとしても、それくらい暑いときもあるそうです。

それにしても、ちょっとクーラーがついているだけで寒い、寒いと言う女性がままいますが、この夏、「今朝の電車、クーラーの効きが悪くて暑かったよね」と文句を言っているOLを見かけました。女性の全員が寒がっているわけではないと知り安心しました。

2012年10月21日

見聞記?

先週後半の東北出張、否、研修旅行。

仙台市街に位置する、初めて訪問した書店、ヤマト屋書店仙台三越店さんと金港堂さんで見つけたものを少々。まずはヤマト屋さん。



これは店内の検索機。店内に検索機がある書店など今どき珍しくもないですが、ここの検索機はメニューがちょっと変わっていました。端っこにTUTAYAと書いてあるので、TUTAYAさんの技術提供なのでしょう。あたし、TUTAYAってほとんど利用したことがないので(スカパー!に入っているのでレンタルDVDもほぼ必要なし)、TUTAYAだとどのお店でもこういうメニューの検索機なのかはわかりません。

が、一般的な書店の検索機ではまずあり得ない、考えられないメニューだったのでびっくりしました。いじってみたりはしませんでしたが、慣れないと探している本をなかなか見つけられないかもしれないなあと思いました。



続きまして金港堂さんのとある棚。とあるなんて書きましたが、地元の出版社の本を集めた棚です。東京にいると、なかなか地方の出版社の本って目にする機会がなく、地方へ出張へ行ったときの密かな愉しみは、こういう地元の出版社の本を眺めることであったりします。

どうしても郷土史的なものが多くなりがちですが、歴史好きにはニッチなものが見つかるのではないでしょうか? そう言えばfacebookの方には書きましたが、盛岡で一冊、地元出版社の本を買いました。

2012年10月19日

みちのく

二泊三日の人文会研修旅行が終わりました。郡山、福島、仙台、盛岡と北上するみちのくの旅。かつてこの地区の営業を担当していた頃は北から南下する回り方ばかりでしたので、ちょっぴり新鮮でした。


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当時この地区を担当していた頃、それはもちろん震災のはるか以前のことですが、まだ存在しなった書店も数軒ありました。郡山のジュンク堂は八重洲ブックセンターでしたし、仙台TR店はヤマダ電機の書籍売り場だったはずです。

都市部の書店だけを回ったので、取り立てて他の地区の書店と変わっていると感じることはありませんでした。それなりのにぎやかさと同時に、地方ならではの寂れた感じが同居していて、別に東北でなくとも感じられる光景です。

震災の爪痕も、津波に洗われた地域ではないので特に感じることもなく、ふだんと変わらない日常が流れている感じです。たぶん、現地の人々も「ふだんと変わらない日常」が一日も早く戻って欲しいと願っているのではないでしょうか。

震災後の東北へ行くのは、あたしは初めてでしたが、出版団体によっては既に訪問しているところもあるようですし、これから行こうと考えている団体もあるようです。震災直後に行くべきか、時をおいてから行くべきか迷うところです。ただ、今回行ってみて、東京で暮らしているとなんとなく震災の記憶も薄れつつある昨今、まだまだ震災は終わっていない東北を訪問するのはよいことではないか、と改めて感じました。だから何ができる、というわけでもないのですが......

2012年10月18日

変化は?

郡山、福島、仙台と回ってきて、かつて担当していた地域なので、初めて来た書店というのは数えるほどでしたが、変化があったようなないような、不思議な気分でした。

もちろん東日本大震災という未曾有の大惨事を経ているわけですから、何も変化がないということはないはずです。ただ、そんなことを忘れて書店を見ている限り、震災の爪痕を感じることは稀でした。実際に津波の被害を受けていない地域ばかりだったからなのでしょう。

テレビで見ていたあの映像。津波にのみ込まれる車や街。不謹慎な言い方になりますが、テレビで切り取られた映像を見ているだけですと、非常によく出来た映画やドラマのワンシーンを見ている気になってしまいます。「そうそう、アクション映画にありがちだよね。こんな状況でも主人公は間一髪で助かるんだよね」と思わず言いたくなるような光景でした。現場を知らずに東京で過ごしていると、そんな感想を持ちがちです。

東京の書店も確かに震災関連本のコーナーを作っていますが、やはり東北の書店とは展開している場所が異なると感じます。東北の書店ですと、書店の中の目立つところで展開されていますし、なによりも地元の出版社(新聞社)の本が中心に並べられています。忘れないで欲しいという気持ちと、もう忘れて昔の日常生活に戻りたいという気持ちが微妙に混じった状況なのだと思いますが、東京から訪れたあたしたちにはかなりのインパクトを持って目に飛び込んできました。
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