つまり「デゴイチ」のようなものかしら?

本日配本の海外文学は韓国の作品です。しかも上下本(並べるとカバー画が繋がります)。なかなかのボリュームで、読み応えがありそうです。『マテニ10号』をよろしくお願いします。

韓国文学と聞くとノーベル文学賞を受賞したハン・ガンを筆頭に、日本では圧倒的に女性作家ばかりが紹介されています。それはそれで韓国文学の特色なのでしょうし、日本の読者の求めるものに沿った出版傾向なのだとは思います。

とはいえ、第一回日本翻訳大賞を受賞した『カステラ』の著者は男性作家のパク・ミンギュですし、韓国文学であたしがお薦めの『こびとが打ち上げた小さなボール』も著者は男性です。ですから、個人的にはもっと韓国男性作家の作品も日本に紹介できたらなあと思っていたのです。

話は戻って『マテニ10号』ですが、なんとWikipediaに「朝鮮総督府鉄道マテニ形蒸気機関車」という項目があるのです。詳しいことはそちらをご覧ください。「マテニ」の「ニ」は「2」なんですね。「デゴイチ」の「ゴイチ」が「51」なのと同じことでしょうか。

ところで、こんなきれいな装丁の本を買いました。詩のアンソロジーです。詩って嫌いではないですが、あまり読むことはないので、たまにはと思って買ってみました。

紀伊國屋書店で買ったのですが、そのレシートには同書著者によるメッセージが入っておりました。同書を購入したレシートにのみ入るのか、それともすべてのレシートに入っているのか、そこのところはわかりません。

それにメッセージがこの一種類だけなのか、他にも何種類かあってランダムに出力されているのか、それもわかりません。著者の手書きをスキャンして取り込んだものだということはわかりますが。

あたし、詩や詩集を読む機会は少ないですが、歌詞の中のフレーズで好きなところ、気に入ったところを書き留めたりすることはあります、学生時代には沢田聖子ちゃんの歌詞がほとんどでしたが。

今日の配本(25/12/18)

フィリピノ語練習問題集

下平英輝 著

フィリピンでは街のそこかしこで、とても魅力的なフィリピノ語が話されています。この本では、その文法を順序立てて学ぶことができます。見開きの解説と練習問題をゆっくり解きながら、フィリピノ語の世界を堪能してください。本書掲載の例文や会話文はどれもすぐに使える、いきいきとした表現ばかりです。途中途中の「まとめ」ではそれまでの学習事項の確認が可能です。最後の66課は味わい深い読み物を用意。巻末単語リスト掲載。フィリピンのことをもっと知りたくなる一冊。

マテニ10号(上)

黄晳暎 著/姜信子、趙倫子 訳

韓国現代文学の重鎮であり、毎年ノーベル文学賞候補にあがるほど世界的評価の高い著者が、構想から執筆まで 30 年をかけた集大成となる長篇小説。2024年国際ブッカー賞最終候補作となり、世界中から注目を集めた。世界22か国語で刊行が決まっている 。

マテニ10号(下)

黄晳暎 著/姜信子、趙倫子 訳

本書の構想は、著者が1989年に北朝鮮を訪れた際、かつて鉄道機関士として大陸を行き来していた老人に出会い、話を聞いたことから始まった。近代の到来、そして日本による植民地支配の象徴であった鉄道。本書は、闘う産業労働者たちと鉄道員一家四代の、朝鮮半島における百年の物語である。

ちょっと振り向いてみただけの……

あたしの勤務先は、プリンタとファクスとコピー機が一緒になった、いわゆる複合機というものを使っております。それぞれ別々なものを使うよりも一台で済ませた方が合理的ですし経済的なのだと思います。

その複合機が、昨日リニューアルいたしました。写真の機種が新しく導入された複合機です。これまではFujifilm(もともとFujixerox)製の複合機を使っていたのですが、昨日からはRicoh製の複合機になりました。

できることはほぼ同じです。プリンタドライバーやユーティリティーが異なるので、やはり使い勝手は異なりますので、慣れるまではちょっと面倒です。

機能がほぼ同じなので、複合機の大きさもほぼ変わりません。しかし今までのが白を基調とした筐体でしたが、今回は黒いところもあって、メカ感がましたような気がします。

一番の違いは、プリントされた用紙が機種のどちら側に排出されるのかが変更になりました。複合機なので、排出されるところがいくつかありますが、どこから出てくるのか慣れるまでは用紙を探してしまいます。まあ、何事も慣れですね。

話は変わって、今年最後に配本される3点の中の一冊は海外小説です。タイトルは『異邦人』です。

海外小説で「異邦人」と言えばカミュなのでしょう。でも、あたしの年齢ですと、カミュよりも断然、間違いなく久保田早紀です。知らない人は何のこと(?)という感じでしょうが、久保田早紀は歌手です。「異邦人」は彼女が歌った曲のタイトルです。大ヒットしました。

合法なのか違法なのかわかりませんが、YouTubeで検索すればすぐにヒットするでしょう。知らない方は是非一度は聞いていただきたい楽曲です。本書がどんな内容なのかはまだ読んでいないのでわかりませんが、間違いなく久保田早紀の楽曲とは関係ないでしょう。

ブレイクスルーとなるのでしょうか?

ここ数年でしょうか、独立系書店という言葉がすっかり定着したような気がします。この業界以外の人にも膾炙しているのではないでしょうか。

そんな独立系書店を巡る動きについて、昨日の日本経済新聞の夕刊にこんな記事が載っていました。

不景気と言われて十数年、否、数十年になるでしょうか。そんな閉塞感に満ちた書店・出版界に風穴を開けると期待されているのが独立系書店ということのようです。独立系書店が増えれば出版界の景気が回復するなどという単純な話ではないでしょうが、現在の業界において少しでも景気のよい話、将来に対する明るい話が欲しいという気持ちの表われでもあるのでしょう。

とはいえ、独立系書店というのは店主の趣味、好みを前面に押し出した選書が売りです。その店主が引退すると、その書店も閉店ということになるのだと思います。それでは近所の人たちは困ってしまいそうです。独立系書店は繁栄してほしいと思いますが、ごくごく普通の本屋が普通の品揃えで商売を継続できるような施策も考えないとならないですね。

今日の配本(25/12/15)

オスマン帝国の崩壊
中東における第一次世界大戦

ユージン・ローガン 著/白須英子 訳

欧州側の史料のみならずトルコ語、アラビア語の文献を渉猟し、斯界の権威が中東混迷の遠因となった大戦と戦後処理の過程を描いた大作。

今日の配本(25/12/12)

ヨーロッパ綺想庭園めぐり
歴史の中の庭を歩く

桑木野幸司 著

神々が遊ぶ聖苑から、政治・科学・文学の重要な舞台としての緑地、「お皿に盛られた」庭や、鉢植え文化まで、庭園にみる西欧史。

10:04

ベン・ラーナー 著/木原善彦 訳

『ニューヨーク・タイムズ』紙が選ぶ21世紀のベスト100冊に選出された、「新しい古典」とも呼びうるベン・ラーナーの飛躍作。