今日の配本(25/09/22)

フランスの悪魔
強制収容所抑留記

リオン・フォイヒトヴァンガー 著/浅野洋 訳

者は二十世紀のドイツを代表する反ナチズムのユダヤ人作家の一人。一九三三年、ナチスによって国籍を剝奪され、亡命したフランスでヴィシー政権によって収容所に抑留された。本書は、四〇年五月に南仏レ・ミル収容所に拘留されてからニーム近郊で解放されるまでの過酷な体験の一部始終を綴った記録である。

統一とはどういうことか?

今日は新刊『統一後のドイツ』の見本出しです。配本は9月29日ですので、店頭に並ぶまでしばしお待ちください。では、本書はどういう内容なのかと言いますと、タイトルがズバリそれを表わしていますが、ウェブサイトの説明を引用しますと

ベルリンの壁崩壊から三六年、今秋十月にドイツ統一から三五年を迎える現在、「東西ドイツの差」は依然として様々な分野で残り続け、とりわけ東ドイツ各州では、移民政策に異を唱える右翼ポピュリズム政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が多数の議席を獲得している。本書はこの現状への強い危機感のもと、統計やデータを駆使し、その背景にある東ドイツの社会的、政治的、文化的状況を統一前夜から現下まで論じる。

とありますように、東西ドイツ統一とは言いながらも、いまだに一つになりきれていない現実があるということのようです。では、そんな分裂時代はと言いますと、昨日のバーキンでも取り上げました河出書房新社から『壁の向こう側 東ドイツ知られざる生活 1949-1990』という本が刊行されます。なんと『統一後のドイツ』と同じ日の発売予定です。

しかし、分裂時代のドイツと言えば、あたしの勤務先だって『東ドイツ史1945-1990』という本を出しています。是非こちらも忘れずに併売していただけるとありがたいです。

バッグよりは断然安いはず!

こんな本が刊行されたのに気づきました。

ジェーン・バーキン 永遠のファッションアイコン』です。河出書房新社から出版されたばかりのようです。ウェブサイトには「いつまでもオリジナルな輝きを放つ、永遠のフレンチミューズの着こなしのすべて」と書いてあるので、タイトルどおりファッションに的を絞った一冊のようです。

この河出書房新社、バーキンが大好きなのか、12月には『ジェーン・バーキン日記』という本も刊行予定です。こちらは「完全限定生産スペシャルボックスセット」などと書いてありまして、予価はなんと19,800円(税込)だそうです。

まあ、バーキンのカバンを愛用するような人であれば、このくらいの値段はどうってことないのでしょう。ファンであれば値段も確認せずに「即買い」なのだと思います。そしてこの値段や造本からは、そういうファンを狙った本なのだと思われます。

ちなみに前者、『ファッションアイコン』の方は税込3,465円ですから、ずっとリーズナブルなお値段です。とはいえ書籍としては、まあまあなお値段です。翻訳書はどうしても高くなりがちです。

こんな2点に対して、あたしの勤務先も『ジェーン・バーキンと娘たち』という本を出しています。こちらはバーキン家族と40年来の親交がある日本人著者による書き下ろしです。税込2,970円ですので、まずはこの一冊から如何でしょうか?

今日の配本(25/09/12)

ビザンツ文人伝
言葉で戦った男たちの矜持と憂愁

根津由喜夫 著

世俗の支配層が武人とほぼ同義の西欧中世社会と違い、文官・文人が存在感を示したビザンツ。毀誉褒貶入り乱れた異才たちの人生を活写する。

すべてはここから始まった、ような気がします

今日は昼ごろから関東各地は激しい雷雨に襲われています。関東北部の山沿いだけでなく、都内もあちこちで被害が出るような雨になっています。かくいうあたしも、外回りで豪雨、雷雨に降られ、ビチョビチョになって帰宅しました。

そんな日ではありますが、朝は西の空に虹が出ていたのです。ほんの数十分か、十数分で消えてしまったようですが、あたしはきれいな虹を見ることができました。

写真の虹は朝の5時半ころ、わが家の玄関先で見上げた西の空にかかっていたものです。薄くて見えづらいかもしれませんが、白い月がちょうど虹と重なっているのがわかるでしょうか。

そんな9月11日といえば、ニューヨークのツインタワーがテロによって崩れ落ちた日です。本日ばかりは何を置いても『倒壊する巨塔』を推さなければならないでしょう。

この同時多発テロ、なんだかんだ言っても、現在に繋がる世界の混迷、不安定さのスタートではないかと思います。ここから戦争とは呼ばれない戦争、テロと呼ぶにはあまりにも大規模な争いが始まったように思うのです。いまこそ『倒壊する巨塔』から読み直し、深く考えなければならないのかもしれません。

雨に打たれ、雷鳴に怯えつつ、そんなことを考えておりました。