今日の配本[26/06/12]

ロングアイランド

コルム・トビーン 著/栩木伸明 訳

物語のはじまりは1976年のロングアイランド。アイリーシュは夫のトニー、十代の娘、息子とともに新興住宅地で暮らしている。ある日のこと、見知らぬ男が彼女を訪ねてきて、平穏な日々に激震をもたらす。トニーがその男の妻を妊娠させたので、赤ん坊が生まれたら連れてくるというのだ。「留守なら、玄関先に置いて帰るからそう思え」と。赤ん坊の姿を絶対に見たくない、と夫に宣言したアイリーシュは、その夏80歳の誕生日を迎える母親に会うために、アイルランドへの帰郷を決める。姉が急逝したあの夏以来、じつに25年ぶりの帰郷である。

今日の配本[26/06/08]

新版 イヴァナ・チャバックの演技術
俳優力で勝つための12のステップ

イヴァナ・チャバック 著/白石哲也 訳

ブラッド・ピットやハル・ベリーをはじめ、ハリウッド俳優が大絶賛! 人生で成功するための演技術。世界的ベストセラーの増補新版。

ニューエクスプレスプラス ベトナム語[音声DL版]

三上直光 著

近年、日本に暮らすベトナムの人が増え、ベトナム語に触れる機会も増えています。これを機にベトナム語を学んでみませんか。最初は文字、発音から。会話文をもとに文法を解説、練習問題を重ねて、最後は短い読み物に挑戦します。単語リスト付なので、まずは辞書なしで大丈夫。ホテルや買い物で使う表現を収録した「表現力アップ」は、旅行会話にも役立ちます。

ニューエクスプレスプラス ウズベク語[音声DL版]

日髙晋介 著

中央アジア最大の人口を有し、近年はビジネス面でも注目のウズベキスタン。首都タシケントや青の都サマルカンドなどの魅力あふれる都市は、古来からシルクロードの要衝として栄え、様々な言語が行き交ってきました。トルコ語などと同じチュルク諸語に属し、アラビア語・ペルシア語・ロシア語からの語彙も多く内包するウズベク語を学んで、この地域の持つ重層性と豊かな歴史の一端に触れてみませんか。本書ではラテン文字の正書法で学習。音声はダウンロードでお聴きいただけます。

処女地!

昨晩の本屋B&Bに続いて、本日は東京マスタークラスでした、明日もです。一昨日もイベントがありましたから、イヴァナさんってどれだけタフなのでしょう。いや、それくらいでないと、ロスやブロードウェイなどの第一線で長年活躍することなんてできないのでしょう。

ところで今日と明日のマスタークラスの会場は自民党ホールです。永田町にある自民党本部の中にあります。あたし、初めて入りました。首都高四号線を走ると建物が目に入るので、外から眺めたことは何度となくあったのですが、まさかその中に入る日が来ようとは、思いもしませんでした。

それにしても、中にホールがあり、たくさんの会議室もある自民党本部。それなのに、どうして政治家たちは打ち合わせや話し合いに料亭を使うのでしょうね。

セラピーではない!(キッパリ)

今宵は下北沢の本屋B&Bで、来日中のイヴァナ・チャバックさんのトークイベントでした。熱心なファンの方が集まり、イヴァナさんの話も熱がこもっていて、あっという間のトークでした。

演技経験もない、いや高校の文化祭で劇をやったことがあったのを思い出しましたが、それくらいなので、イヴァナさんやゲスト玄理さんの前では「演技経験者です」とは口が裂けても言えないあたしですが、それでも引き込まれるものがありました。

ただ、イヴァナさんの話を聞こうと集まった人の熱量、イヴァナさんの熱い語り、ちょっと引いて眺めると、まるで何かしらの宗教の集会のようにも感じました。でも心と心がぶつかり合う演技指導というのは、ある種の宗教的なものに通じるのではないかと思いました。

自分の体験した嫌なこと、辛いこと、それらをパワーに変えて、前へ進んでいくことができるというイヴァナさんの話、詳しいこと、具体的なことは来週配本予定の新刊に書かれているとして、イヴァナさんが話の中で「これはセラピーではない」とはっきりおっしゃていたのが非常に印象的でした。

それにしても、イベントは午後の7時から。普段であれば夕食も終え、もうじき布団に入ろうかという時間です。お店を出たのが8時半でしたから、5時半からの仕事、15時間勤務になるのでしょうか?

今日は天安門事件の日ですね

毎年6月4日になると天安門事件を思い出します。天安門事件は第一次と第二次があり、第一次は4月5日で、今日6月4日の天安門事件は第二次になります。昭和が終わった1989年のことです。

そして日本での報道も年を追うごとに少なくなってきましたけど、中国大陸ではもっとひどいことになっていて、全く報道されていないようです。歴史を忘れるな、歴史を直視しろと、何かにつけて日本にいちゃもんを付ける中国が、自国の歴史には見て見ぬふりをしているとは、なんとも滑稽です。

さて話は変わりますが、6月になりまして中央大学生協多摩店で、あたしの勤務先のフェアが始まりました。レジ前のフェア台で大きく場所を取って行なわれています。

一般書店では文芸書などが売れ筋になりますが、大学生協ですと主たるターゲットは先生や大学院生になると思いますので、人文社会系の書籍を中心に並んでいます。

そして今回のフェアは、あたしの勤務先単独のフェアではなく、ご覧のように慶應義塾大学出版会、法政大学出版局との合同フェアになります。やはり一者単独よりも選択肢が増え、お客様にも喜ばれるのではないかと思います。

これだけの専門書、学術書が並んでいるのはなかなか壮観です。さすが慶應、法政だと思います。それに比べると、あたしの勤務先のラインナップは学術書という点ではやや負けるかもしれませんが、一般受けでは勝っているのではないかと、心の中でちょっと思っています。

2026年5月のご案内

2026年5月に送信した注文書をご案内いたします。

5月の最初は毎月恒例、「今月のおすすめ本」です。次に5月のNHK「100分de名著」がディケンズの『大いなる遺産』なので『チャールズ・ディケンズ伝』をご案内しました。そして春は語学書のシーズンなので今月も語学辞典のご案内です。そして朝日新聞読書欄に掲載された『権力者を訴追する』をご案内しました。

続いては、まだどういう本なのかイマイチ浸透していないような『税 起源・歴史・現在』を改めてご案内。次にピュリツァー賞が発表され、トランプ政権の内幕を暴いたワシントンポスト紙が受賞したので、第一次政権時とはいえ同テーマを扱った『ぶち壊し屋』をご案内しました。そして半ばにはこちらも毎年恒例、「今月のおすすめ本[語学書篇]」を案内しました。

今年の岸田賞受賞作『ロマンス』が刊行早々に重版が決まりましたが、更に再びの重版となり、『よだれ観覧車』も重版が決まりましたので、併せてご案内しました。また近刊『ビールと古本のプラハ』の事前受注だけでなく、好評の中公文庫との併売をお願いする同報もご案内しました。5月最後は、朝新聞読書欄で紹介された『女子サッカー140年史』、日本経済新聞で紹介された『ラストアイランド 北センチネル島』です。

フェア、フェア、フェア

営業回りで訪問した書店で、縁のあるフェアが開催中でしたので、ご紹介します。

まずは、10社合同で毎年行なっている《書物復権》のフェアです。2週間くらい前に出荷が始まった商品が並んでいます。

それにしても書物復権のフェア写真、二回撮ったのですが、どちらもピントが合わなかったのです。なぜでしょう。このフェアに、あたしは嫌われているのかもしれません。そんな疑いを抱いております。

そんな《書物復権》フェアのお隣で開催中だったのが、人文会が毎年作っている「高校生向けブックガイド」、その2026年版に掲載されている書籍を並べたフェアです。

人文会と言えば、一般的には小難しい本ばかりを出している出版社の団体と思われがちですが、探してみると若い方でも問題なく読める書籍も数多く刊行しているのです。そんな商品を集めたフェアになっています。

タイトルこそ「高校生向け」とありますが、もちろん中学生だって大歓迎、大学生以上の方にも是非手に取ってもらいたい書籍ばかりです。

さてさて、高校生向けのフェアの隣では、《世界のノンフィクションがおもしろい》フェアが展開中です。タイトルどおり、翻訳ノンフィクション作品を集めた、6社共同のフェアです。

フィクション、つまり小説はちょっと苦手だけど、ノンフィクションは大好きという方も世の中には多いものです。本屋には小説を探しに行くだけではありませんので、こういうフェアをのぞいてみるのもよいのではないでしょうか。

ノンフィクション作品は、非常に興味深いテーマの作品がありますし、間口もとても広いです。専門書だとハードルが高すぎるけど、これくらいの書きぶりだと読みやすい、そんな風に感じられるものも数多く並んでいます。こうして見ていると、世の中にはいろいろなものに興味を持ち、それを掘り下げ、とことん突き詰めて、こんな作品に仕立て上げてしまう人がいるんだなあと感心してしまいます。

ちなみに、これら三つのフェア、すべて紀伊國屋書店府中店で開催中です。

今日の配本[26/05/28]

冷戦と台湾海峡危機 一九五四~六五年

松本はる香 著

米国側史料はもとより新たに公開された台湾側史料を多数用いて、アメリカと台湾(米華)の関係を主軸に台湾海峡を挟んで中国と台湾の対立と分断が固定化されていく過程を描き、今日まで続く中国と台湾の対立の構図を明らかにする。