ゴーリーの挿絵が入っています!

欅坂46から櫻坂46に改名してどのくらいたったのでしょう? その櫻坂46に、新二期生として加入した守屋麗奈のファースト写真集をゲットしました。

守屋麗奈、ファンの間では「れなぁ」の愛称で親しまれているメンバーです。今回は通常盤カバーと楽天ブックス限定カバーの二冊です。容姿については、人それぞれ好みがあるでしょうけど、まあふつうにカワイイ、きれいだと言われるタイプだと思います。

女子大生らしいですが、きちんと大学に通えているのでしょうか? 見てくれはともかく、身長はちょっと低め、モデルのような抜群のプロポーションというわけではありませんが、愛嬌はバッチリです。坂道ファンの間では「れなぁは櫻坂というよりも、乃木坂タイプではないか?」という意見も聞かれますが、彼女が加入した合同オーディションでは、乃木坂46はスラッとした高身長のメンバーを選んだようなので(例外が数名いますけど)、そのためにれなぁは乃木坂に選ばれなかったのかもしれません。もちろん、本人が三つの坂道グループのどこを志望していたかはわかりませんが……

と、アイドルの写真集についてはさておき、勤務先の新刊のご案内です。

来月初旬に配本予定の海外小説『アーモンドの木』の見本が出来てきました。エドワード・ゴーリーの挿絵があしらわれた一冊になっています。

本書のタイトルは『アーモンドの木』ですが、それで思い出したのが韓国の小説『アーモンド』です。こちらは大ヒットしたガイブンです。

ただ単に「アーモンド」という言葉が共通しているだけで、作品世界に何の関連もありませんが、「海外小説は何を読んだらいいかわからない」とぼやいている人には、こんなタイトル繋がりで次の作品を選んでみるのも面白いのではないでしょうか?

半分ほど読み終えたのですが、非常に切ないです

《エクス・リブリス》の『アイダホ』を読んでいます、ちょうど半分を超えて、3分の1くらいまで読み進んだところです。読了まであと一息です。

主人公夫婦の夫の方がウエイドという名前なのですが、彼が若年性の痴呆を煩っています。ここへ来て症状が進行している様が描かれます。55歳だというのに、かなり進んでいます。

55歳って、今のあたしと同い年なんですよね。幸いにして、今のあたしには、そんな症状はまったくありませんが、あたしの亡父は思い返すと50を過ぎたころから脳梗塞の症状が少しずつ出て来て、50代半ばで勤め先を退職することになり、その後は自宅療養とデイサービス、ショートステイや入院などを繰り返しながら徐々に症状が進み、62歳で亡くなりました。

本書を読んでいると、そんな父を思い出してしまいます。最後はほとんどあたしや母のこともわからなくなっていたみたいですし、あたしもそんな風になってしまうのかな、という恐怖心はあります。

そして、ウエイドの、歳の離れた妻、後妻なんですが、彼女もまた症状が進行する夫を見守りながら、この先の人生について思いを馳せています。わが家にも、80歳目前の母がおりまして、いまのところ元気で、ボケたりもせず、家事もやっていますが、この状況がもう何年も続くとは思えません。

本書の妻の感情を思うと、あたしもこの先、母がどうなってしまうのか、その時あたしはどうしたらよいのか、と途方に暮れてしまいます。

あっ、本書は、そんな内容だけの物語ではないので、念のため。

 

いつか読み比べをしてみたいと思います

光文社の古典新訳文庫で『毛皮を着たヴィーナス』が刊行されました。マゾッホの代表作です。

ただ、情けないことに、あたしはこれまで読んだことがありませんでした。なんたる不覚!

そこで旧訳である河出文庫版の『毛皮を着たヴィーナス』も一緒に購入し、時間を作って読み比べてみたいと思います。

ところで、このように翻訳が複数ある海外文学って、どのくらいあるのでしょう? 海外文学とは呼ばないとは思いますが、あたしが学生時代に専攻していた中国古典ですと『論語』や『老子』、あるいは『史記』などは片手では足りないくらい、たくさんの翻訳が刊行されています。近代ですと魯迅も複数ありますね。

それに比べると、欧米の作品で翻訳が複数あるのって、シェイクスピア、カフカといったところでしょうか? 哲学・思想の著作ですとプラトンやカントなど複数出ていますよね。

 

真夏に冬の子?

ジャネット・ウィンターソンの新刊が、河出書房新社から刊行されました。『フランキスシュタイン』です。

ジャネット・ウィンターソンと言えば、あたしの勤務先からも『さくらんぼの性は』『灯台守の話』『オレンジだけが果物じゃない』の三作品が刊行されています。邦訳が出るのは久しぶりなので楽しみです。タイトルを見れば、メアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』に着想を得た作品であることがわかりますが、果たしてどんなストーリーなのか、読むのが楽しみです。

ところで、ウィンターソンって「冬の子(息子)」という意味になるのでしょうか? 毎日のようにほぼ猛暑日が続いている現在の日本で「冬」が名前に入っている人の作品が刊行されるのは、一服の清涼剤になってくれるのでしょうか?

ところで海外文学ではもう一つ気になる作品を落手しました。

李琴峰訳『向日性植物』です。あたし、不勉強のため著者の李屏瑤って知らないんですけど、台湾ではヒットメーカーなのでしょうか?

そして、内容はまるで異なる作品だとは思うのですが、あたしの勤務先から刊行している『房思琪の初恋の楽園』と似た空気感を感じるのです。『向日性植物』の方はレズビアン小説だと書いてありますが、『初恋の楽園』はレズビアン小説ではありません。ただ、主人公のファン・スーチーと語り手の関係を考えると、プラトニックなレズビアンという感じがしないでもなかったです。

まあ、この二作品に通じるものを感じるのは、あたしだけだろうと思いますし、これから『向日性植物』を読んでみたら、全然異なる読後感が生まれるかもしれませんけど。

現実がオーバーラップしたような……

勤務先の新刊『帰りたい』を読了しました。読み始めたころに予想したのとはまるで異なる結末でした。ちょっと衝撃的です。

簡単なあらすじは、イギリスに住むパキスタン出身のムスリムの姉妹が主人公で、姉と少し歳の離れた双子の姉弟の三人です。

幼くして家族を捨てて家を出た父親はジハード戦士となり既に亡くなっているようですが、その死因は小説中でははっきりしません。ただ、そのせいで姉妹はテロリストの子供という目で見られているようです。母親も姉妹が幼いころに亡くなっていて、姉が幼い双子の妹・弟の世話をしてきたようです。

姉は双子の妹弟が高校を卒業したのでようやく肩の荷を下ろし、学問を続けるためアメリカへ留学します。イギリスに残った双子の弟の方が、社会常識的に考えれば「悪い仲間」に誘われて「イスラム国」へ加わってしまいます。それを知った双子の姉、そして長姉も弟を連れ戻そうといろいろと手を尽くすのですが……

この三人姉妹に、やはりムスリム出身の英国内務大臣、その息子がかかわることになるのですが、日本でも「イスラム国」が盛んに報道されていたころに本書を読んだとしたら、どんな気持ちになったでしょう。「イスラム国」に旅立った日本人がいたのか否か、あたしは正確なことはわかりません。ただ欧米ではかなりの数の若者が加わったと報道されていました。たぶん、本作に描かれたような家族が欧米にはたくさん存在する(存在した)のでしょう。

果たして二人の姉は弟を無事に助け出せるのか。そして弟はどんな気持ちで「イスラム国」へ向かったのか、そこで何を見て、何を感じ、どういう思いを抱いたのか。内務大臣の息子(双子の姉の恋人)は内相の息子という立場と、恋人の弟がテロリストになってしまったという立場の間でどう振る舞うのか。内相は父親としての立場と内相としての立場にどういう線を引こうとしているのか。本当に衝撃の結末でした。

そんなイギリスを舞台にして、「イスラム国」をテーマとしつつも、西洋社会に暮らすムスリムという社会のある断面を切り取った重い作品でした。これからは日本も国際的に開かれた国にならなければと言うのであれば、こういう作品は読んでおかなければならないでしょう。

イギリスの作品と言えば、新潮クレスト・ブックスの『秋』もEU離脱という英国の大きな社会変化を背景にした作品でした。刊行されたころに購入して読んでいたのですが、四季四部作として『冬』『春』『夏』が先頃完結したので、未購入の三冊を落手しました。時間のあるときに読んでみようと思っています。

The Boys Of Summer

夏になると、ついつい聞きたくなる曲の一つがこちらです。

「ホテル・カリフォルニア」で有名なイーグルスの元メンバー、ドン・ヘンリーの「The Boys Of Summer」です。邦訳すると「夏の少年」ですかね? 学生時代にこの曲を知ったとき、歌っているのがイーグルのメンバーだとは知りませんでした。イーグルスはもちろん知っていましたが、個々のメンバーの名前までは知らなかったので(汗)。

さてさて、こちらは「夏の少年」ではなく、『台湾の少年』です。岩波書店から第一巻、第二巻が発売されました。

少し前の時代の台湾を扱っている本なので、『台北歴史地図散歩』を横に置いて読むといいのかな、なんて思ったりしております。

ところで、この『台湾の少年』の主人公は蔡焜霖なのですが、どっかで見た覚えのある名前です。ということで自宅の書架を漁ってみましたら出て来ました。

小学館文庫の『台湾人と日本精神』です。本書の著者が蔡焜燦です。一文字違いの名前ですね。はい、蔡焜燦は、蔡焜霖の兄に当たるそうです。

司馬遼太郎の『台湾紀行』や李登輝の著作もよいですが、こういう一市民が歩んだ台湾史も興味深いものがありますね。

台湾でも大陸でも

作品社の《台湾文学ブックカフェ》を読了しました。

『女性作家集 蝶のしるし』と『中篇小説集 バナナの木殺し』はさっさと読み終わったのですが、他の本を読んだりしていたので『短篇小説集 プールサイド』は最近になってようやく読み終わったところです。それぞれに特色のある三冊でしたが、一番最近読んだからなのか、『プールサイド』が一番読みやすかった印象です。

写真の右側の写っているのが見えると思いますが、書肆侃侃房の《現代台湾文学選》も同じく全三巻だそうですが、第三巻目が未刊です。こちらも既刊の二冊をこの夏には(第三巻が刊行になる前には)読み切ってしまいたいところです(汗)。

さて、台湾文学ばかりを取り上げてしまいましたが、大陸からは『三体X』という新刊が登場しました。大人気の中国SF『三体』のスピンオフだそうです。

発売予告を見たときには『三体』とひと繋がりの作品のようなのに原著者名が異なっていて、どういうことなのかと思っていましたが、原著者も認めたスピンオフ作品なのですね。

ちなみに、『三体』もご覧のようにすべて架蔵していますが、最初の巻と第二巻の上下は読み終わりましたが、第三巻がいまだ読めていません。長いと言うよりも、SFを読み慣れていないのが原因なのだと思います。

とても薄っぺらな理解、否、もしかしたら誤読しているのかもしれませんが……

朝夕の通勤や営業回りの電車の中で、ちくま新書の『ルネサンス 情報革命の時代』を読んでいます。この時代については専門でも何でもないのですが、とても面白く読んでいます。

さて、そんな本書の中に「コモンプレイス・ブック」なる言葉が出て来ました。古典名言などを集め分類した本のようなものなのかなと感じました。さも知ったかぶりをするためのアンチョコのような使われ方もしたのだとか。

この「コモンプレイス・ブック」の部分を読んでいて、あたしが思い出したのは中国古典の「類書」です。たぶん一般的には「類書」は「百科事典」と見なされがちですが、あたしの知識では、むしろこの「コモンプレイス・ブック」と非常に近いものではないかと感じた次第です。

また記憶術のための「劇場」なる装置も、本書で紹介されています。七つの縦軸と七つの横軸、合わせて四十九の交点で、この世界、森羅万象を極めるような装置らしいです。残念ながら現物は残っておらず、正確な記録もほとんど残っていないようです。

その装置はともかく、四十九個でこの世のすべてを網羅できるのか、と誰もがツッコミを入れたくなる点が気になりました。ただし、あたしの場合、「そんなの無理でしょ」というツッコミではなく、「西洋では四十九なのか」という思いが強いです。なぜなら中国古典の易では六十四卦でこの世界を網羅しているからです。

六十四ある方が、もう少し詳しく細かく世界を分析しているのかな、なんて想像を逞しくさせたくなります。「コモンプレイス・ブック」と中国の「類書」、劇場の「四十九」と易の「六十四」、なにやら比較検討したら面白そうだなあと読みながら思ったのはあたしだけでしょうか?

新書専用の書棚が欲しい

昨日のダイアリーで新書について書きましたが、主に集英社新書について語っていたと思います。そんな集英社新書を並べている、わが家の書架が一枚目の写真です。

集英社新書も面白い、興味深いタイトルがそれなりにあるので、しばしば購入しています。集英社新書と言えば、最近では『人新世の「資本論」』の大ヒットが記憶に新しいところですが、個人的にはもっと面白いと感じたタイトルが他にもたくさんあります。

そんな感じでわが家の書架を眺めていましたら、朝日新書って意外と少ないなあと感じました。もう少したくさん架蔵していると思っていたのですが、いざ書架を眺めてみると二枚目の写真程度しか並んでいませんでした。

朝日新書にはあたしの琴線に触れるタイトルが少ない、ということなのでしょうか? もう少し中国モノがあるのではないかと予想していましたが、こんなものなのでしょうか? あるいは買い洩らしているタイトルがたくさんあるのでしょうかしら?

そして、いつの間にかこんなに増えていたのが文春新書です。三枚目の写真がわが家の文春新書コーナーです。

あたしが新書を購入するきっかけと言いますか、選ぶ基準みたいなものを考えますと、まずは中国モノです。トンデモ本や嫌中本は、ほぼ買うことはありませんが、古代から現代まで、思想も歴史も文学も、政治経済、時事問題でも中国関連であれば購入率は高いです。

その次は、やはり日本史、世界史、そして哲学・思想関係が多いでしょうか。書架を眺めているとそんな感じがします。

ところで、世に「文庫専用ラック」とか「文庫専用書架」といったものは売られているのを知っていますが、「新書専用書架」ってないものでしょうか? 文庫専用ですと新書には高さが足りません。かといって普通の書棚では奥行きが深すぎます。「文庫専用書架」のように薄型で、ただし新書がきれい収まる書架はないものでしょうか?

何かありましたっけ?

最近購入した新書、『物語スコットランドの歴史』と『スコットランド全史』です。いみじくも、スコットランドの歴史を扱う新書がほぼ同時に発売になったかたちです。

不思議なものですね。出版社やちょしゃがお互いに示し合わせたわけではないと思うのですが、どうしたわけでしょう?

あるいは今年はスコットランドのアニバーサリー的な年に当たっているのでしょうか?

スコットランドに関する新書二冊は、新書のレーベルが異なりますが、こちらは同じ集英社新書の二冊、『寺院建築入門』と『仏像鑑賞入門』です。こちらも続いての刊行になります。

仏教に関する入門的な新書が続けざまに出る、しかも「奈良で学ぶ」とか、「駒澤大学仏教学部教授が語る」という角書きにもなんとなく共通するものを感じます。

コロナも落ち着きつつあり、海外はともかく国内旅行はかなり解禁されてきましたので、奈良や京都を訪れる人も増えてくるでしょう。そういう旅のお供にどちらも最適な一冊ではないでしょうか?