今日の配本(23/03/23)

井上哲次郎と「国体」の光芒
官学の覇権と〈反官〉アカデミズム

杉山亮 著

加藤弘之が創り上げ、井上哲次郎に継承された官学アカデミズムは、煩悶青年が社会問題化した日露戦後、生命主義に傾倒していく。しかし、国体論に「無意識」を取り入れる試みは、東京帝大の心理学者、福来友吉の念写実験が巻き起こした社会的混乱によって絶たれ、官学アカデミズムは歴史へと回帰することになる。他方、大正デモクラシーの潮流のなかで国体を語る裾野は広がっていく。あとの時代から見ると、「国体」と聞くだけで、狂信的な雰囲気が漂うが、そこには「国体論的公共性」とも呼ばれる広範な討議空間もあった。暴力に覆われる前の思想空間を辿り直す稀有な試み。

タイミングは大事ですね

昨年末で乃木坂46を卒業した齋藤飛鳥の卒業コンサートの日程が発表されました。5月に東京ドームで二日間、日時はともかく、会場が東京ドームというのは大方の予想どおりだったのではないでしょうか。もちろん、新国立競技場ではないか、という声もネットにはあふれていましたが、まずは妥当なところではないでしょうか?

ただなんとなく釈然としない点もあります。まずは先に卒業を発表し、グループを離れた飛鳥の卒業コンサートが、後から卒業を発表した真夏や絢音ちゃんの卒業コンサートよりも後になったことの違和感です。なんでこんなことになってしまったのでしょう? たぶん、グループ外の仕事の契約とかがいろいろあったのだと思いますが、だったら卒業発表をもっと遅らせてもよかったし、グループを離れるのも今年に入ってからでもよかったのではないかと思います。

もちろん飛鳥が参加しない、最新シングル発売のタイミングも考慮しないとならなかったでしょうけれど、やはり年明けに発表し、それから一ヶ月半くらい後のバスラ最終日で卒コンをやった真夏、同じく年が明けてから卒業を発表し、3月末に卒業セレモニーを行なう絢音ちゃんのスムーズなスケジュールに比べると、何か疑念を感じてしまうものがあります。

考えてみますと、コロナで延び延びになったまいやんの卒コンも無観客で残念なものでした。コロナ以前ではありますが、同じように年末で卒業し、年明けのバスラを卒コンにしたなーちゃんの場合、毎日毎日登場したので、最終日の卒業コンサートの印象が薄くなってしまったのが残念です。なおかつグループを離れてから時間をおいての卒コンは、なんとなく興醒め感がありましたね。

個人的には、やはり同じくバスラを卒コンにしましたけれど、初日を卒コンとしてやりきり、二日目以降は一切登場しなかったななみんの卒コンが一番感動的でした。ななみんも年内に卒業発表をしていましたが、年末でグループを離れることなく年が明けてからも活動していましたので、やはり卒コン前にグループを離れるのはよくないな、と感じますね。

リベンジといきたいところですが……

先日、国分寺のマルイで猫フェアをやっていると書きました。その時に、二、三度訪れたのですが常に売り切れていた「坂の上の猫プリン」をお取り寄せしてみました。

先日はとうとう買えずじまいだったので、リベンジという感じですかね? まあ、お取り寄せであればいつでも手に入るものではありますが……(汗)

いろいろな種類のプリンが売られているようですが、通販サイトにあった、三種類各二個ずつ、6個セットのものを選んでみました。

実は、三年ぶりで、妹のところの姪っ子、甥っ子が今日からわが家に来ているので、ちょうどよいおやつになりました。美味しいと言って喜んで食べてくれました。まだあたしの口には入っておりません。まあ、またお取り寄せすればよいことですが。

ちなみに、このプリン屋さん、愛媛県の松山にあるお店なのですね。こんど松山に行けるのはいつになることやら……

まんまと搾取されている?

こんな雑誌が発売されました。『TRIANGLE magazine』と言います。01とあるので、今後も定期的に、あるいは不定期に刊行されるのでしょうか?

ひとまず、この第一号は、乃木坂46の山下美月、賀喜遥香、井上和という三期生、四期生、五期生のエースをフィーチャーした一冊で、この三人の合同写真集のようなテイストです。

ご覧のように、カバーが三種類発売されています。言うまでもありませんが、中身は同じです。ただ、カバーが異なるだけです。三人が一緒に写った通常版というのは発行されていませんので、ファンとしてはどれかを選ばないとなりません。

そして案の定、三種類とも買ってしまいました。たぶん、そういう乃木坂46ファンは多いのではないでしょうか? 中には一冊ずつではなく複数冊ずつ買っているファンも数多くいるのではないかと思います。

コンセプトは“円”?

一期生と二期生が抜けた、新生(?)乃木坂46の最新シングルが今月発売になります。

そのアンダー楽曲「さざ波は戻らない」のMVが公開になりました。公式サイトによると「コンセプトは円」なのだそうです。

「円」と聞いて思い出されるのは、つい最近文庫化された『円 劉慈欣短篇集』です。劉慈欣と言えば『三体』ですが、こちらは短篇集なので『三体』の長さが読み切れないという方には、劉慈欣入門として、まずはこちらを手に取ってみるのがよいのではないでしょうか。

ちなみに『円』は単行本の刊行から一年ほどで文庫化されました。文庫化が早いと感じるか否かは人それぞれでしょうが、今回の文庫には「対談・劉慈欣×大森望」というボーナストラックが収録されているので、単行本を買った読者でも気になるのではないでしょうか?

ところで、劉慈欣の『円』と乃木坂46の新曲は何の関係もありません。単にあたしの頭の中では強く結びついてしまった、というだけの話です。