姫に逢いました!

昨日から熊本に来ています。

そして一泊して本日、仕事に取りかかる前に、少し時間が出来たので熊本城へ行って来ました。地震の爪痕はどのくらい残っているのでしょうか?

ご覧のように(一枚目の写真)、石垣が崩れたままで修復されていない場所もありました。工事用の資材置き場や作業員の方のプレハブなどもありましたので、まだまだ道半ばなのだと思われます。

それでも、二枚目の写真以降をご覧いただけるとわかるように、見る角度によっては完全に復興している、地震があったことなど信じられないような写真も撮ることができました。

ただ、以前は入り口からのんびりと、石垣の間を抜け、枡形を通って天守閣に向かったと記憶しているのですが、現在は階段と橋が天守閣に向かって延びていました。場内のそぞろ歩きはできないようです。

真夏と言えるような暑さの中、多少雲はあっても日差しが強い熊本城天守をきれいに取ることができました。中学生くらいの団体も来ていました。その他にも多くの団体旅行客が見学に来ていました。

そしてこの石垣の迫力。天守の石垣も地震でかなり被害を受けていたような記憶がありますが、こうしてみるとそんなことはまるで感じられませんでした。

そう言えば、天守台の角に一列の石垣で辛うじて天守を支えている、そんな地震直後の映像を覚えています。何度もテレビのニュースで流れたので、もし余震があってあの一本石垣が崩れたら天守閣も崩壊してしまうのか、と心配になったものです。

天守広場の片隅、復元された本丸御殿の入り口が売店になっていましたが、その入り口に近いところにご覧のような顔はめパネルが置いてありました。一人でぷらぷら歩いていたので、顔をはめたあたしを撮ってくれる人がいなかったのがちょっと残念でした。

そして、この天守広場でもいろいろな催し物が行なわれているようです。そもそも熊本城に入るときにも武将が迎えてくれました。完全に当時の武将になりきって、参観者を楽しませてくれていました。

あたしたちが登城(?)したときは細川忠興、黒田官兵衛、八十姫のお三方が迎えてくれましたが、なぜかあたしは八十姫に直々に声をかけられました。上述の顔はめパネルの近くでも八十姫に再会し、ちょっと立ち話までしてしまいました(汗)。気に入られたのでしょうか。

武将が登場するだけでなく、場内の一部ではミストを噴出する演出が一日に何回か行なわれています。「雲上の熊本城」と呼ばれているそうで、秋だけのイベントのようです。ちょうど見ることができましたが、東京では椿山荘がこんな演出をやっているのをテレビで見たことがありました。なかなか大量のミストが噴出されていましたね。

熊本城の古井戸の水を使用したミストにより、日本最大級の人工雲海を出現させます。天守閣や石垣と臨む、荘厳で美しい熊本城の新たな姿をお楽しみください。

熊本城の公式サイトにはこのように書いてありました。

そんな天守広場の売店で買ったのが左の写真です。熊本城の天守を模した置物です。文鎮と言うほどの重さはありませんが、掌に乗るサイズなので、自宅のどこかに飾ろうと思って購入しました。あとマグネットも買いました。

そんな熊本城を楽しんで(八十姫との邂逅が一番記憶に残っていたりして……汗)、昼過ぎに九州新幹線で鹿児島中央へ向かいました。関西へ行くと、新大阪駅で「鹿児島中央」という電光掲示を見かけていました。さすがに新大阪から鹿児島中央まで乗っていく人はほとんどいないだろうと思っていましたが、あたしはいよいよ初めての鹿児島です。

鹿児島中央という駅名には慣れませんね。あたしが子供のころ、ブルートレインの終着は西鹿児島でした。子供心に「なんで鹿児島じゃなくて西鹿児島なんだ?」と思ったものですが、新幹線の開業に合わせて駅名も「西」ではなく「中央」に変えてしまったのでしょう。中央を名乗るだけあって、大きな駅でした。