観光消滅
観光立国の実像と虚像
佐滝剛弘 著
東京、京都、ニセコ……訪日観光客の増加によるオーバーツーリズムの弊害が日本各地で問題となっている今、日本政府が目指した「観光立国」とは一体何だったのか、検証すべき時期に来ている。人口減による人手不足や公共交通の減便といった問題をはじめ、物価の高騰、メディアの過剰報道など、観光を取り巻く環境は楽観を許さない。観光学の第一人者が豊富な事例をもとに、改めて観光の意義と、ありうべき日本の観光の未来を問い直す。
佐滝剛弘 著
東京、京都、ニセコ……訪日観光客の増加によるオーバーツーリズムの弊害が日本各地で問題となっている今、日本政府が目指した「観光立国」とは一体何だったのか、検証すべき時期に来ている。人口減による人手不足や公共交通の減便といった問題をはじめ、物価の高騰、メディアの過剰報道など、観光を取り巻く環境は楽観を許さない。観光学の第一人者が豊富な事例をもとに、改めて観光の意義と、ありうべき日本の観光の未来を問い直す。
松沢裕作 著
史料の山に埋もれ、ひたすら解読している? 過去の出来事の是非を論争する? このようなイメージがある歴史学では実際に何が営まれているのか。明らかしたいのは様々でも、歴史学には共通のプロセスがある。史料とはなにか。それをどう読んでいるのか。そこからオリジナルな議論をいかに組み立てるのか。歴史について語る前に、最低限知っておきたい考え方を解説する。
シルヴィア・プラス 著/小澤身和子 訳
優秀な大学生のエスター・グリーンウッドはニューヨークのファッション誌でのインターンを勝ち取ったとき、夢がついに叶うと信じて喜んだ。しかし、退屈なパーティー、偽善的に感じられる恋人、空虚なだけのニューヨークでの生活に違和感を覚え、世界が支離滅裂なものに感じられる。そして、とあることをきっかけに精神のバランスが徐々に崩れていく。世の中は欺瞞だらけだと感じる人、かつてそう思ったことがある人たちに刺さりつづける、英米だけで430万部以上を売り上げた世界的ベストセラー、待望の新訳。
出口治明 著
欧州二国間の事件が深刻化した第一次世界大戦では、四つの帝国が崩壊した。その戦後処理の因果から、人類史上最悪の第二次世界大戦が勃発。軍事力、経済力、生産力をぶつけ合う総力戦で疲弊した世界は冷戦へ突入。核の抑止力が秩序を保ち、オイルショックを経て、自由主義の勝利に終わる。かつてない繁栄を謳歌する一方、気候変動の危機、世界のシステムの綻びといった難題の中、人類は歴史から何を学び、どんな未来を創造するのか。
宮田愛萌 著
東京都立櫓門高等学校文芸部・二年生で部長の吉徳紅乃は、先輩の木虎礼登と部員集めに奔走していた。顧問の先生の提案から短歌初心者が多い中、八月に開催される短歌甲子園出場を目指すことに。瑞々しく等身大の言葉で競い合う、作家・宮田愛萌が描く高校生たちの熱き青春譚。物語を彩る、宮田愛萌さんによるオリジナル短歌を約六十首収録。初回限定 特製短歌しおりをランダム封入(全五種)
カイ・チェン・トム 著/野中モモ 訳
カンフーの達人で、病的な嘘つきのあたしは、生まれ育った町と家族から逃げ出した。誰かが描いた物語に、閉じ込められないために。行き着いた「奇跡通り」では、面倒を見てくれるディーヴァ、不思議な力を持つ魔女、鼻もちならない「お姫様」ら、様々なトランスたちに会う。やがて、殺されたトランスジェンダー女性たちの仇を討つことを使命とするガールギャングに入り、ストリートで暴れまわる。待ち受ける数々の困難を前に、彼女は新しい家族を守り、痛みを癒し、自分の中にある真実を見つけることができるのだろうか? エマ・ワトソンのブッククラブの課題図書となり話題を呼んだ小説、ついに邦訳。
川添愛 著
レイザーラモンRGの「あるあるネタ」はどうしておもしろいのか。「飾りじゃないのよ涙は」という倒置はなぜ印象的なのか。猪木の名言から「接頭辞BLUES」まで縦横無尽に飛び回りながら、日常にある言語学のトピックを拾い出す。抱腹絶倒の言語学的総合格闘技、Round 2スタート!
ホルヘ・ルイス・ボルヘス、アドルフォ・ビオイ=カサーレス 著/木村榮一 訳
身に覚えのない殺人の罪で収監中の元理髪店主イシドロ・パロディが、面会人が持ち込む数々の難事件を解き明かしていく探偵小説連作集。
池谷和浩 著
映像や3DCGを扱う制作プロダクションに勤めるうつヰの一日は長い。今夜バスタオルで体を拭くのを忘れないようメモするアプリケーションには何が最適か。部長の言うユーキューは「有給」なのか「有休」なのか?仕事を終えると「プリンセサイザ」にログインする。京王線沿線の各駅に配置された王女たちと、仮想空間システムを渡り歩けるソーシャルVRの中で交流するのだ。選考会で激賞された第5回ことばと新人賞受賞作「フルトラッキング・プリンセサイザ」ほか、一年後をつづった「メンブレン・プロンプタ」、うつヰの学生時代を描いた「チェンジインボイス」を収録。
澤地久枝 著
「昭和」を見つめ、一貫して戦争や国家を問うてきた著者の原点となったのは、一九四五年、十四歳での敗戦体験だった。家族と渡った満州・吉林。敗戦後の難民生活は一年に及ぶ。「棄民」ともいうべき壮絶な日々、そして一家での日本への引き揚げ……。十四歳という多感な少女が軍国少女となり、日に日に戦争に巻き込まれていく様を、自身の記憶と膨大な資料から丁寧に回顧し綴る。