江森百花、川崎莉音 著
首都圏以外に暮らす女子高生は偏差値の高い大学への進学にメリットを感じにくい傾向にある。東京大学の学生団体がそのような調査結果を2023年5月に公表し、大きな話題を呼んだ。調査で判明したのは、地方で暮らす女子高生は資格取得を重視する傾向があり、自己評価が男子高生や首都圏の高校生よりも低く、浪人を避ける安全志向が強いことだった。さらに、保護者も男子と比較して女子には難関大に進むことや都市部へ行くことを望まず、周囲にも見本となるロールモデルが少ない。こうした背景から進学格差がどのように生まれるのか。どうすればこの現状は変えられるのか。
トラウマ
「こころの傷」をどう癒やすか
杉山登志郎 著
発達障害と複雑性PTSDの第一人者が、「心の複雑骨折」をトラウマを癒やす、安全かつ高い治療効果を持つ画期的な治療法を解説。イラストによる完全図解と動画を用いて、治療の一部始終を再現する。
まんきつ 著
保護犬だった雑種のポテト。ペットショップにいた黒柴の銀。家ではおしっこもうんちを絶対しないポテト。散歩では道の真ん中に座り込んで帰宅を拒む銀。かたや臆病で慎重派、かたや大胆で怖いもの知らず。そんな真逆の二匹との生活は、ちょっと大変で、とても楽しい――
上脇博之 著
自民党議員による政治資金パーティー裏金問題は、安倍派をはじめとした派閥が解体された今も、決着を迎えてはいない。政治責任が問われることのないまま、うやむやになってしまうのか。――告発の火付け役である著者が、裏金問題の本質を抉り出し、ウソを見抜く技を提供する。真の政治改革に向けた問題提起の書!
エミネ・セヴギ・エヅダマ 著/細井直子 訳
「移民文学の母」と称され、20カ国以上で刊行されるトルコ出身のドイツ語作家、初の邦訳となる短篇集!ビューヒナー賞受賞の言葉も収録。多和田葉子さん推薦!
マテュー・デュシャテル 著/松本達也 訳
1980年代以降、国際関係で影響力を増し、世界秩序の再構築を試みる中国。その歴史的背景から現在の戦略までを解説する。
向坂くじら 著
初小説『いなくなくならなくならないで』が、第171回芥川賞候補作品に。今もっとも注目を集める詩人の、「言葉」をめぐる最新エッセイ集。
長谷川四郎 著/堀江敏幸 編
敗戦によりソ連軍の捕虜となった作者は、シベリヤ各地の収容所を5年にわたり転々とする。そして炭坑、街路、煉瓦工場などで労働しながら、捕虜仲間やソ連兵、町の人びとと言葉をかわし、さまざまな光景を目にした。帰国後に書かれた『シベリヤ物語』は、苛酷な経験を描きながらも静謐で、今なお不思議な輝きを放つ。表題作全篇に詩・エッセイ・短篇を加えて新たに編まれた「傑作選」の一冊。
ナチズム前夜
ワイマル共和国と政治的暴力
原田昌博 著
本書は当時、ドイツの街頭や酒場で起きていた「暴力」に着目し、それが共和国の政治や社会を蝕んでいった過程をひもとくことで答えを探る。ナチスの支配が、あるとき突然発生したわけではないことを、豊富な史料を駆使して明らかにする画期的な一冊。
イアン・ジョンソン 著/竹田円 訳
中国の公式記録から消された飢饉、民族差別、大虐殺、疫病などの過去100年にわたるさまざまな事件を史実として明るみにし、静かに抵抗してきた文化人たちの地下活動の全貌を初めて紹介。