原発回帰を考える 3.11から15年目の大転換

原発回帰を考える
3.11から15年目の大転換

吉田千亜、桐野夏生、鈴木達治郎、朽木祥、浅田次郎、野上暁、橋爪文、青木美希、落合恵子、吉岡忍、金平茂紀、ドリアン 助川 著/日本ペンクラブ 編

原爆被爆から80年の2025年、日本政府は原発新設方針に大きく舵を切り、核活用拡大に転じた。原発低減・再生エネルギー最優先をやめるという、3.11の原発事故以降最大の方針転換だ。2026年3月は、福島第一原発事故からちょうど15年。レベル7のあの事故からたった15年で原発回帰へ。大転換の背景にいったい何があったのか。そもそも地震国日本で原発は可能なのか。原発事故以降最大のこの政策転換に、我々は今何を学び、何を考え、何をすべきなのか。原子力と日本の未来について、作家、ジャーナリスト、詩人、研究者らが思いや提言を熱く語る。

2026年2月17日

神さまたちの由来 日本「多神信心」のみなもと

神さまたちの由来
日本「多神信心」のみなもと

木村紀子 著

「正直の頭(こうべ)に神宿る」「苦しいときの神だのみ」「触らぬ神に祟(たた)りなし」「お客様は神さまです」……さまざまな慣用表現に半ば自然に出てくる、日本人の神意識の根っこやみなもと。それは、遠くどのあたりから発し、人々のどんな思いや願いに根ざしているのか。古事記・日本書紀・風土記などのいわゆる初期文献から、王朝の日記、物語、歌謡や古辞書、延喜式などの漢文資料まで、神々をめぐる多様な言葉の世界に、この国のカミとヒトの関係の原景を探っていく。

2026年2月17日

モテない中年 恋愛格差と孤独を超えて

モテない中年
恋愛格差と孤独を超えて

坂爪真吾 著

なぜ私たちは何歳になっても「モテる/モテない」の呪縛から逃れられないのか。異性と関わることができない苦しみ、独身を謳歌していても訪れる寂しさ、既婚者の脳裏をよぎる不倫やパパ活への欲求。そうした呪いに縛られるのはあなたのせいではない。性と孤独をめぐる問題に最前線で向き合い続けてきた著者による、5人の中年男性へのインタビューを通して浮かび上がってきたリアルとは。

2026年2月16日

マテニ10号(下)

マテニ10号(下)

黄晳暎 著/姜信子、趙倫子 訳

近代の到来、そして日本による植民地支配の象徴であった鉄道。本書は、闘う産業労働者たちと鉄道員一家四代の、朝鮮半島における百年の物語である。

2026年2月14日

マテニ10号(上)

マテニ10号(上)

黄晳暎 著/姜信子、趙倫子 訳

韓国現代文学の重鎮であり、毎年ノーベル文学賞候補にあがるほど世界的評価の高い著者が、構想から執筆まで 30 年をかけた集大成となる長篇小説。2024年国際ブッカー賞最終候補作となり、世界中から注目を集めた。世界22か国語で刊行が決まっている 。

2026年2月14日

ケアする心

ケアする心

キム・ユダム 著/小山内園子 訳

祖母の看病をする長男の嫁、育休中の母親、同い年の子をもつママ友、認知症の父を施設に預けている専業主婦の女性など、収録する10篇の主人公はすべて女性。ワンオペ育児や介護など、家族のケアに時間と労力を捧げる人々がケアされない日常の中で、不安、孤独、嫌悪感、愛着と憎しみにまみれながら静かに奮闘し、どんでん返しが待ち受ける――。

2026年2月13日

ホロコースト後の機能不全 ドイツ、イスラエル、犠牲と加害の関係

ホロコースト後の機能不全
ドイツ、イスラエル、犠牲と加害の関係

武井彩佳 著

犠牲と加害の反転はどのようにして進んだか? なぜドイツはイスラエルを批判できないのか? 犠牲と加害の反転はどのようにして進んだか? 『歴史修正主義』(中公新書)で注目された歴史学者が提示するガザ紛争を理解するための新たな視座。

2026年2月10日

短くて恐ろしいフィルの時代

短くて恐ろしいフィルの時代

ジョージ・ソーンダーズ 著/岸本佐知子 訳

脳が地面に転がるたびに熱狂的な演説で民衆を煽る独裁者フィル。国民が6人しかいない小国をめぐる奇想天外かつ爆笑必至の物語。ブッカー賞作家が生みだした大量虐殺にまつわるおとぎ話。

2026年2月8日

まじめが肝心/レイディ・ウィンダミアの扇

まじめが肝心/レイディ・ウィンダミアの扇

ワイルド 著/河合祥一郎 訳

夫の不倫を疑う妻の誕生日の舞踏会に、夫がその相手だと疑われている女性を招待しようとするところでこじれる『レイディ・ウィンダミアの扇』。『まじめが肝心』は、若いアルジャノン・モンクリーフとその友人ジョン・ワージングという二人の仲の良い紳士が互いに牽制しあいながら、それぞれの恋を進展させようとするが……。『まじめが肝心』は「ノーカット四幕の完全版」を、初演・初版時との異同がわかる体裁で本邦初訳。

2026年1月28日

ノーサンガー・アビー

ノーサンガー・アビー

オースティン 著/唐戸信嘉 訳

ゴシック小説に夢中な十七歳のキャサリンは、逗留先のバースで社交界デビューを果たす。舞踏会で知り合ったヘンリー・ティルニーに惹かれ、彼の妹とも懇意になる。親友の兄ジョン・ソープの身勝手な妨害のために、関係が危うくなりもしたが、ついにティルニー家の自宅に招かれることに。そこは小説の舞台さながらの古い元僧院だと聞き、キャサリンの期待はいやがうえにも高まるが……。夢見がちな女子の成長と恋愛を描く。

2026年1月28日