ちょっとした心残り

先週木曜、金曜の金沢旅行。

いくつかの反省点と言いますか、ちょっと残念だったことをご報告。

まず金沢の街を楽しむにはバスを乗りこなす必要がありますが、バスの乗り降りにPASMOやsuicaが使えないのです。地元のICカードのみ利用可、あるいは現金となります。ただ一部の路線で走っているJRバスは交通系ICカードが広く使えました。

海外からの人はいざしらず、東京などからの観光客を重視するのであれば、suicaやPASMOが使えないのはかなり残念な仕様だと思います。早急な改善を期待したいところです。

そしてもう一点。これは宿泊したホテル、ヴィアイン金沢についてです。他の部屋はどうなのかわかりませんが、あたしが泊まった部屋にはスマホの充電ケーブルが備え付けられていませんでした。昨今のホテルは枕元やデスクに数タイプに対応した充電ケーブルが備え付けられているものです。

当然あるものと思ったあたしは充電ケーブルを持たずに行ってしまったので、二日目は多くの時間でスマホの電源をオフにしていました。そろそろ機種交換かもしれませんが、まだまだ十二分に使えるのでそんなつもりはありません。晩に充電ができていれば、二日目だってスマホの電源をオンにしておくことができたのに、と思います。

以上の2点、今回の旅の反省点、というか若干の不満点でした。

今日の配本(25/09/29)

ここが海

加藤拓也 著

心をふりしぼり、潮目を変える。そこから生じる「移ろい」のなか、当事者との信頼関係を構築してゆく会話劇。巻末には、この作品づくりにおいての配慮の大切さを記した「あとがき」と、登場人物達のサブテキスト(感情の流れ)を理解するためのみちびきとなる「演出ノート」が付録する。トランスジェンダーをめぐる信頼と対話の物語。

統一後のドイツ
なぜ東は異なり続けるのか

シュテッフェン・マウ 著/小林和貴子 訳

社会構造、人口動態、民主主義、歴史政策、アイデンティティの問題を実証的に分析。AfD台頭の深層を探り、民主主義再生への道を提示。

のどぐろ、蟹……一番の散財?

木曜日と金曜日に母を連れて出かけた金沢旅行。木曜の夕食は少し奮発しましたので、ここにご報告いたします。宿泊ホテルは駅直結ではありますが、あくまでシティホテル、ビジネスホテルなのでレストランなどは併設されていません。朝食も駅ビル内の喫茶店などを利用するというものでした。

というわけで夕食はどこか食べるところを探さないとなりません。母の足を考えると駅の近くがいいなと考え、選んだのが大名茶家というお店です。あらかじめコースを頼んでおいたのですが、そのメニューが一枚目の画像です。のどぐろに蟹と北陸の味覚を堪能できそうなコースです。

あああまずは先付け。母の大好きなイチジクを使ったものでした。そこにかかっているソースがまた絶品でした。これは何のソースだったのでしょうか。

続いては、のど黒のお刺身です。のど黒って、たぶん母もあたしも初めて食べたのではないかと思います。見た目も食べた感じも鯛に近い感じでした。

そしてお野菜にマツタケが添えられた一皿、こちらは鍋でいただきました。もしかすると、のどぐろをしゃぶしゃぶしてもよかったのかもしれませんが、母もあたしものどぐろは刺身でいただいてしまいました。

のどぐろの刺身を食べ終わったころに鍋の火が消えたので、お野菜をいただきました。のどぐろをしゃぶしゃぶしていたら、どんな感じだったのでしょうか。

続いては、のど黒塩焼き。のどぐろってこんな形状の魚だったのですね。そしてこののどぐろ、脂が乗っていて絶品でした。もうこの塩焼きとご飯に味噌汁さえあれば大満足という逸品でした。

ところで、のどぐろとはその名のとおり、喉のところが黒いからその名が付いているわけですが、塩焼きの半身を食べ終わったところで、頭の中を開いてみたところ、ご覧のとおり、真っ黒でした。墨汁をあえて塗ったのではないかと思えるほどの黒さでした。黒いのはのどだけではなかったですが……

のどぐろが一段落したところで、加賀料理と言えばこれ、治部煮です。近江町市場で食べた昼食でも母のメニューにありましたが、お店によって同じ治部煮でも味が微妙に違うようです。確かに、帰京前の昼食でも治部煮が出ましたが、ここの治部煮とは味が少し違いました。いろいろ食べ比べるのも面白そうですね。

メニューは後半戦。前半戦の主役がのどぐろなら、後半の主役は蟹です。まずは炭火焼きです。

蟹は焼くのが一番美味しいと言われますが、まさにそのとおり。美味しくいただきました。そして蟹を食べる時って、人はどうして無口になってしまうのでしょう。

炭火焼きを堪能した後は天婦羅です。一見すると海老のようなのですが蟹足です。これがものすごくサクサクして、美味しい天婦羅でした。もう数本食べたくなるほどの美味しさでした。これもまた、あとはご飯と味噌汁があれば何も要らないような料理でした。

続いては、茹で紅ずわい蟹をまるごといっぱいです。最初のメニューには「酢物」とあったので、小さな差にちょこっと盛り付けられたものが出て来るのかと思っていたら、まさかこれほどの量の蟹がこのタイミングで出てくるなんて予想外でした。

北海道の名物タラバガニとは異なり、蟹味噌がふんだんに入っていました。蟹味噌も濃厚で美味しかったですが、あたしはちょうど飲んでいた日本酒を甲羅に注ぎ、半分ほど残しておいた蟹味噌を溶いていただきました。これも絶品でした。

美味しくいただいてきた食事もいよいよ佳境です。ふつうなら白いご飯と味噌汁が出そうなところですが、ここでは蟹雑炊と香の物です。温かい雑炊が五臓六腑にしみわたり、〆に相応しいものでした。もちろん蟹の風合いも存分に感じられる味でした。

最後にデザートです。季節柄、柿と梨が数切れずつさらに乗って出されるのかと思っていたのですが、予想を裏切られました。メロンと梨とキウイが入っていましたが、上のソースがなんだったのか、よくわかりませんでした。

料理が得意な人であれば、こういうのを食べながら材料が何で、どういう作り方をしているのかわかるのかも知れませんが、あたしはただ食べるだけです。とはいえ、美味しいデザートでした。もうちょっと量があってもよかったかしら、そんな気にさせてくれるのがちょうどよいのでしょう。

さて写真の中にちょこっと写っていますが、料理と一緒に飲んでいたのは地元のお酒、最初にいただいたのは神泉、その次にいただいたのは手取川という銘柄でした。どちらもおいしい日本酒でした。

まだまだ夏日?

金沢旅行の二日目にして最終日。比較的早めの新幹線を予約していたので、使えるのは午前中のみです。

ということで、まずは主計町茶屋街を散策しました。尾張町のバス停から路地裏の道を進み、休館日だった泉鏡花記念館の横を通って、あかり坂を下りました。最初の画像が主計町茶屋街のあかり坂です。

そして浅野川沿いを歩いてひがし茶屋街へ向かいました。ひがし茶屋街の雑貨屋、喫茶店などのお店は、その多くが10時からですが、ちょうど9時半くらいに着いたので、まだ観光客も少なく、街並みを堪能することができました。

とはいえ、もう少しで10時なのでそろそろオープンする店も散見され、観光客もじわじわと増えてきている時間帯でした。そして前日の曇天とは打って変わって、二日目は晴天で夏日、日傘を差しながらの散策でした。

そんなひがし茶屋街の各家屋の入り口、軒下にこんなものがぶる下がっていました。これはいったいなんだろう、たぶん何らかのご利益があるものなのだろなと見てみたら、その意味が書いてありました。

ぶる下がっていたのはトウモロコシで、魔除けであり商売繁盛の御守なのだそうです。乾燥しているとはいえトウモロコシですから、そのうち腐ってくるのでしょうか。色も変わってくるのではないでしょうか。どれくらいのスパンで取り替えるものなのでしょう。そんな疑問が浮かびました。

で、左の画像はひがし茶屋街のメインストリートですね。ご覧のとおり、まだ人が少なめです。そして上に書いたように素晴らしい晴天で、9月下旬とは思えないほどの暑さでした。

10時も回ったのでお茶にしようということで、金澤ぷりん本舗というお店に入りました。

お茶とプリンのセットをいただきました。プリンはかぼちゃ味だったと記憶していますが、硬めの、あたしの好きなプリンでした。お茶は加賀棒茶です。母はアイス、あたしはホットでいただきました。

母の足の調子も考えると、これ以上どこかを散策するのは時間的にもちょっと厳しいかなと判断し、駅に戻り、昼食にしました。

その前に駅ビルのショップでお土産などを購入し、これで買い忘れはないかと何度も確認し、預けてあるカートを引き取りにホテルへ向かいました。

ちなみに今回のホテルは金沢駅直結のヴィアイン金沢でした。駅直結というのは非常に便利ですね。ツインの部屋はちょっと狭かったですが、仕事でシングルユースであれば十二分のホテルでしょう。

さて昼食は金沢駅前の金沢茶屋を予約してありました。料理旅館ということで、なかなか雰囲気のあるエントランスでした。

メニューがいくつかある中で、お昼の三段弁当を予約しておきました。画像の真ん中に写っているのが三段重です。お重を広げると右の画像のような感じになります。ご飯とお味噌汁はおかわり自由とのことでした。

料理の最後に登場したのがプリンでした。プリンというよりもババロアのような感じもしましたが、午前中に食べたひがし茶屋街のプリンとはまるで異なる、これまた美味しいプリンでした。季節ということで上にはマロングラッセも乗っていました。

一時間ほどののんびりとした昼食を終え、新幹線の時間まであと40分くらいとなりました。では、もう一度お土産物屋でも眺めながらホームへ向かおうとなり、料理旅館を後にしました。

往路の新幹線は停車駅の少ない「かがやき」でした。東京を出ると上野、大宮、長野、富山、そして金沢という停車駅でした。しかし復路の新幹線は「はくたか」で、これは敦賀から上越妙高までは各駅停車、そこから先は長野、高崎、大宮、上野という停車駅。ホームの時刻表を見ると、昼間は「かがやき」の運行が少ないみたいですね。

で、乗った「はくたか」は566号、さらには6号車の6番、ここまで6が並ぶとオーメンのダミアンを思い出します。そんなこんなで、母もそれほど疲れることなく、無事に金沢旅行は無事に終わりました。

なお初日の夕食は改めてご報告予定です。

北陸へ

この木曜日、金曜日に休みを取り、母を連れて金沢へ行って来ました。ここ数年、京都、奈良へと母を連れて行き、まだ行ったことのないところでどこへ行ってみたいという話になり、母が金沢へ行ってみたいと言ったので、夏前から予定を立て、ようやく実現したというわけです。

金沢と言えば、駅前のこの鼓門がランドマークですが、やはり多くの観光客が記念写真を撮っていました。この駅前って地下街もあったのですね。昔からあったのか、記憶が定かではありませんが、駅前は多くの人で賑わっていました。

東京を朝出たので、昼前には金沢に着き、ホテルに荷物を預けると、まずは昼食です。あたしは何度か来たことがある金沢ですが、ほぼ行ったことのなかった近江町市場へ行きました。お昼まではちょっと時間がありましたが、お昼になってしまうと混雑するだろうと思い、早めの昼食です。

特に目立ての店があったわけではなく、ふらっと入ったのが刺身屋でした。夜は居酒屋なのでしょうが、昼は定食中心の営業のようです。あたしはお刺身定食、母は加賀御膳といったような治部煮とお刺身の定食をいただきました。のどぐろが有名なのか、のどぐろの定食を注文しているお客さんもいました。

左の画像は、カウンターに貼ってあったメニューです。どれも美味しそうです。お昼から注文できたのか否か、ちょっとわかりませんが、どうみても酒の肴だなあと思いながら眺めていました。

早めの昼食を済ませ、タクシーで兼六園へ。あいにくの曇り空、雨が落ちてきそうな空模様ですが、なんとかこの日は天気が持ちました。傘を使わずに済んだのはラッキーでした。そして82歳になる母は高齢者ということで入場が無料でした。

兼六園と言えばニュースでも必ず映る徽軫灯籠(琴柱灯籠)です。行ってみると「あっ、こんなものか」という感じなのですが、やはり兼六園にやって来ました、という感じになります。

上にも書きましたように、天気は微妙でしたが、多くの観光客で賑わっている兼六園でした。京都に比べるとオーバーツーリズムという感じはなく、まあ、このくらいであれば許容範囲かな、と感じました。地元の人の意見はわかりませんが……

まだまだ暑い夏が続いている感じがありますが、兼六園の木々、一部は少し紅葉が始まっていました。もう少しすると更に赤が深まるのでしょうが、このくらいにグラデーションもきれいですね。

兼六園を一巡りした後は向かいの金沢城へ行きました。金沢城はあたしも初めてです。天守とかが残っているわけではありませんが、石川門などは堂々としていますね。大手門ではないのにこれだけ立派なわけですから、大手門が残っていたら、どれほどのものだったでしょうか。

その大手門跡から城を出て、しばし住宅街を歩いて向かったのが和菓子の森八です。加賀藩御用達の老舗です。神保町にも支店があり、ここの長生殿は何度もお土産に買ってきたことがありますが、母がやはり本店に行ってみたいというので立ち寄った次第です。

本店の二階には美術館「金沢菓子木型美術館」と休憩スペース「森八茶寮」があり、歩き疲れたであろう母としばしお茶を楽しみました。

母は抹茶、あたしは加賀棒茶、それぞれ生和菓子の付いたセットです。ここでお茶とお菓子をいただきながら少しの間休憩を取り、その後は一階のお店で落雁などのお菓子をお土産に購入し、近くのバス停からホテルへ戻りました。

金沢旅行の旅日記はまだ続きます。

今日の配本(25/09/26)

ドリーミング・ザ・ビートルズ
世界を魅了した不滅のバンドの物語

ロブ・シェフィールド 著/神田由布子 訳

彼らの音楽にはなぜこんなにも早すぎる人生が詰まっているのだろう? ローリング・ストーン誌のライターによる唯一無二のビートルズ本。

オスマン帝国

エテム・エルデム 著/鈴木光子 訳/林佳世子 監修

本書は従来の概説とは異なり、国家体制・社会・経済に踏み込み、硬直化や経済の特質、民族・宗教の多様性と文化の広がり、十九世紀の社会変容に光を当てる。さらにヨーロッパ史と一体的に描き出し、「似て非なる」発展の姿を示すことで、単純な衰退論やヨーロッパ中心の見方、ナショナリズムによる解釈を退ける。

ロシア共産主義の歴史と意味

ベルジャーエフ 著/田中西二郎、新谷敬三郎 訳

マルクス主義者から宗教哲学者へ転じた稀代の思想家によって語られる、正教精神から社会主義革命へと至るロシア民族の歴史的必然性。

存在と苦悩

ショーペンハウアー 著/金森誠也 訳

ショーペンハウアー入門。生と苦悩と救済をめぐる、珠玉の警句の書。解説=梅田孝太。

今日の配本(25/09/25)

仏検対策準1級・1級問題集[三訂版](音声DL付)

モーリス・ジャケ、舟杉真一、塩谷真由美 著

過去問一新!必須の文法と、音声DLで聴ける豊富な聞き取り練習、ヒントでどんどん進む仏検対策の決定版。面接模試動画あり。

独検対策準1級・1級問題集[改訂版](音声DL付)

岡本順治、岡本時子 著

最新の出題傾向を分析し、各設問に対応した最高水準問題集。聞き取り試験、二次試験対策などのダウンロード音源も用意。付録も充実。

今日の配本(25/09/24)

ダンシング・ガールズ
マーガレット・アトウッド短編集

マーガレット・アトウッド 著/岸本佐知子 訳

世界的作家アトウッドの初期短編集が待望の復刊。キャンパスで繰り広げられる奇妙な追跡劇(「火星から来た男」)、記者が陥る漂流の危機(「旅行記事」)、すれ違いから各々孤独を深める夫婦(「ケツァール」)、適性に悩む医者の卵がある少女に向ける感情(「訓練」)、下宿屋で巻き起こる異文化をめぐる騒ぎ(「ダンシング・ガールズ」)など――アトウッドのぞくぞくするような「巧さ」が詰まった七編を収録。あからさまにではなく、ほんの少しだけ垣間見せるというやり方で、日常に潜む違和や世界の綻びをアトウッドは示してみせる。

ドル箱コンテンツなのかしら?

かつて刊行されていた月刊誌『歴史読本』の編集後記だったかで、日本史では戦国か幕末を特集すれば外れない、よく売れる、というの文章を読んだことがあります。『歴史読本』ではなかったかも知れませんが、とにかく歴史系の雑誌でこんな内容のことを読んだ記憶があるのです。

確かに、それは事実でしょうし、現在でも揺るがない人気の時代だと思います。でもこの十数年、日本史も研究が進み、特にあたしの学生時代とは比較にならないほど中世史の人気や関心が高まっていると思います。それ以外にも興味が分散し、当時ほど戦国や幕末の相対的人気は落ちているのかもしれません。

さて、では世界史ではどうでしょう。日本史に比べて範囲が広いので難しいですが、古代ギリシア・ローマ時代は人気が高いです。また日本人は考古学が好きなので、エジプトやメソポタミアなども人気だったと思います。

時代が下って近現代になるとドイツ史が人気と言いますか、書籍の刊行点数は多めです。フランス革命やナポレオンなども人気の時代ではないかと思います。世界史もこの十数年、いろいろな時代にスポットが当たるようになってきたと思います。

そんな世界史の中で、このところちょっと目につくのがオスマン帝国です。最近も講談社現代新書から『オスマン帝国全史』が刊行されていますし、それと前後するように角川新書でも『オスマン帝国の肖像』が刊行されています。

少し前には中公新書でそのものズバリ、『オスマン帝国』という一冊が刊行されていますが、そのものずばりと言えば、それ以前に講談社現代新書で『オスマン帝国』が刊行されていました。

やはりオスマン帝国と言えば数百年続いた大帝国、様々な民族、宗教、文化を包み込んだ世界帝国として、混沌とした現代でも参照できるところがあるのではないでしょうか。

あたしが学生のころにオスマン帝国と聞けば、スルタンのハーレムくらいしかイメージできないものでしたが、それはたぶんあたしの知識があまりにも足りなかったからでしょう。そして世界史の授業ではオスマン帝国という名称よりも、オスマントルコとして習ったような記憶があります。

世界史では、オスマントルコ、セルジュークトルコなど紛らわしい名称がいっぱい出て来たなあ、という想い出があります。確か同じような地域で興亡したペルシアもササン朝とかアッバース朝とか、やはりややこしい帝国が次々に出て来ましたね。

さて、そんなオスマン帝国本に新たな一冊が加わります。それが文庫クセジュの『オスマン帝国』です。文庫クセジュなので、これまで挙げた四点とは異なり、フランス人の手になる一冊です。当然、日本人著者とは視点の異なるところもあるでしょう、また一番の後発ですから、最新の研究成果、特に欧米の最新研究動向も踏まえて書かれている一冊となります。

まもなく書店店頭に並び始めますので、いましばらくお待ちください。事前の反応も上々です。多くの注文が来ています。

なお話は戻りますが、世界史の人気で言えば、欧米よりも中国史が断トツでしょう。諸子百家や項羽と劉邦、三国志など日本人に馴染み深い時代やエピソードも多いからでしょう。この中国史も、あたしが学生のころに比べて、さまざまな時代にスポットが当たるようになってきています。書店で棚を眺めていても楽しくなります。