昔の名前で出ています?

もう行ってきて一週間になろうというのに、相変わらず金沢旅行のことばかり書いているので、ここらで心機一転、ちゃんと仕事をしていることを示すかのようなことを書きたいと思います。とはいえ、先週の今ごろは金沢で兼六園にいたのか、夕飯を食べに行く前でのんびりしていたのか、などと思い出してしまうのは致し方ないところです。

というわけで、業界のニュースでも大きく取り上げられているのでご存じの方も多いかと思いますが、東京の啓文堂書店府中本店が紀伊國屋書店府中店に変わりました。

啓文堂書店がチェーン全体で紀伊國屋書店になったので、それに伴う屋号変更の第一弾です。よりによって啓文堂書店の本である府中本店が一番最初に変わるとは驚きです。それを記念してなのでしょうか、同店で紀伊國屋書店のフェアが行なわれていました。

意外と知られていないのかもしれませんが、紀伊國屋書店は本屋ですが、出版社でもあるのです。その出版社としての紀伊國屋書店のフェアです。

そのお隣では晶文社のフェアが大きく開催中です。創業65周年のフェアなのですかね。並んでいる書籍全点にポップが付いていますし、既に売り切れてポップだけが置かれているアイテムも散見されました。

それにしても紀伊國屋書店府中店と言えば、かつて存在したのをご存じの方はいらっしゃるでしょうか。府中駅の南口、現在は喜久屋書店が入っているビルが、かつては伊勢丹府中店でして、その中に紀伊國屋書店が入っていたのです。伊勢丹府中店の閉店と紀伊國屋書店府中店の閉店、どちらが先立ったのか、あるいは同時だったのか、もう記憶が定かではないのですが、そういうわけで紀伊國屋書店府中店と聞くと、啓文堂書店が名前を変えたと言うよりも復活したという印象を受けてしまうのです。

駅ビルに啓文堂書店が出来、百貨店の退潮もあって紀伊國屋書店が閉店となり、府中では啓文堂書店の一人勝ち状態になっていたわけです。しかし時は流れて啓文堂チェーンが紀伊國屋チェーンと一緒になり、紀伊國屋書店を追いだしたはずの啓文堂が紀伊國屋になってしまうとは、治乱興亡、盛者必衰といったところでしょうか。

さて、金沢旅行が終わって日常の労働が戻ってきたあたしですが、その疲れを癒すかのように注文しておいた、与田祐希卒業コンサートのブルーレイが届きました。このコンサート、与田ちゃんの盟友、桃子がサプライズ登場したのが話題でしたよね。これはなんとも胸アツの演出ではないでしょうか。あの頃の泣いてばかりだった「よだもも」が懐かしいですね。