書棚の番人

書棚の番人

碧野圭 著

書店員の椎野正和は、ある朝届いた積荷の中に、少年犯罪者の告白本を見つけて驚く。それは十七年前に女子中学生が惨殺された事件で、正和の同級生が起こしたものだった。しかも正和は共犯と疑われたのだ。書店業界が「売るべきか売らないべきか」と騒然とする中、その本を読んだ正和は、ある違和感を覚えるのだが……。出版・書店業界の裏事情を巧みに盛り込んだ、慟哭のミステリー。『書店員と二つの罪』を改題。

2024年8月16日

消された王権  尾張氏の正体

消された王権  尾張氏の正体

関裕二 著

ヤマト建国、壬申の乱といった歴史の転換点で重要な役割を担い、天皇家にも絶大な影響力を誇っていた東海地方の豪族、尾張氏。古代史における重要人物にもかかわらず、その正体を知る者はほとんどいない。なぜなら、尾張氏は最古の歴史書『日本書紀』から消されたからだ――。

2024年8月15日

19世紀ロシア奇譚集

19世紀ロシア奇譚集

高橋知之 訳

屋敷に棲みつく霊と住人たちの関わりをユーモラスに描く「家じゃない、おもちゃだ!」、ある女性に愛されたいために悪魔に魂を売った男の真実が悲しい「指輪」、列車で同席した五等官がわたしに特定の駅で降りろと勧める「乗り合わせた男」、悲劇的な最期を遂げた歌い手の秘密に迫るにつれ……文豪トゥルゲーネフ作の心理ホラー「クララ・ミーリチ――死後」など7篇。リアリズム礼賛の蔭で忘却されてきた怪奇幻想の豊饒な世界。

2024年8月14日

猫語の教科書

猫語の教科書

ポール・ギャリコ 著/灰島かり 訳

ある日、編集者のもとへ不思議な原稿が届けられた。文字と記号がいりまじった、暗号のような文章。“£YE SUK@NT MUWOQ”相談を受けたポール・ギャリコは、それを解読してもっと驚くはめになる。原稿はなんと、猫の手になる、全国の猫のためのマニュアルだった。「快適な生活を確保するために、人間をどうしつけるか」ひょっとしてうちの猫も? 描き下ろしマンガ(大島弓子)も収録。

2024年8月13日

猫語の教科書

猫語の教科書

沙嶋カタナ 著/ポール・ギャリコ 原著

ある編集者のもとへ届いた原稿は、文字や記号がまぜこぜでまるで暗号のよう。相談を受けたポール・ギャリコが解読すると、それはなんと、猫の手によって書かれた猫のための“人間支配の教科書”だった! いかにして居心地のいい家に入りこむか。思いどおりの環境、食事を手に入れる方法。人間を虜にし快適に過ごすための乗っ取りテクとは? それは、人間の本質をついた巧妙な手口。人間の弱さ醜さも冷静に分析する猫の鋭い眼差しと聡明さを知れば、人間は猫にひれ伏すしかありません。

2024年8月13日

つれづれ語学日記

つれづれ語学日記

こまきときこ 著

趣味の「語学」が、「ここではないどこか」へ 私を繋げてくれる。英語、ドイツ語、エスペラント語、トキポナetc…多言語を楽しく学び続ける著者による、絶対に「がんばらない」勉強の日々を描いたコミックエッセイ。楽しく語学学習が続けられるヒントがそこかしこに見つかる一冊です。

2024年8月13日

猫語のノート

猫語のノート

ポール・ギャリコ 著/西川治 写真/灰島かり 訳

猫たちのつぶやきを集めた小さなノート。その時の猫たちの思いが写真とともに1冊になった。カラー写真多数の『猫語の教科書』姉妹篇。解説 大島弓子・角田光代。

2024年8月13日

日本改造法案大綱

日本改造法案大綱

北一輝 著

軍部のクーデター、そして戒厳令下での国家改造シナリオを提示し、2・26事件を起こした青年将校の理論的支柱となった危険な書。〈解説〉嘉戸一将。

2024年8月13日

中国共産党vsフェミニズム

中国共産党vsフェミニズム

中澤穣 著

中国に女権主義(フェミニズム)ブームがやってきた。「なぜこの社会は不公正で不条理なのか」。自らの境遇に不満を募らせる女性たちの問いに、女権主義が答えを与えたからだ。「天の半分を支える」といわれてきた中国の女性だが、建国以来、中国共産党最高指導部にその姿はない。改革開放政策は男女格差を広げ、出産や結婚から女性は遠ざかる。女性への暴力や人身売買の報道もあとを絶たない。女権主義を手に入れた女性たちに対し、政権は神経をとがらせる。MeToo運動の最中に現地取材をした中国特派員が見た、抵抗と弾圧の最前線。

2024年8月11日

後漢書 列伝[一]

後漢書 列伝[一]

范曄 著/李賢 注/渡邉義浩 訳

大好評の「後漢書」シリーズ第5巻に当たる本書では、臣下の伝記を収めた「列伝」の1巻目として後漢初期の英傑35人の伝記を収録。動乱の時代を生き抜いた、二千年前の洞察と智謀とが克明に綴られる。

2024年8月10日