背伸びではなく底上げ
いつまで読んでいるんだ、いい加減読み終わっただろ、と言われそうですが、『一億総ガキ社会
』を引き続き読んでおります。
本書に触発されて、自分の「背伸び」について書きましたが、同書では「底上げ」という言葉を使っています。もちろん著者がいう「底上げ」とあたしが書いた「背伸び」とは全く別のものなのですが、似ているところもあります。
あたしなりの理解では、同書で書かれている「底上げ」とは、まず「本当の自分はこんなにできる」「これだけの能力があるんだ」という自分自身の思い込み(?)があって、でもそれが現実世界では発揮できていない状態があり、その時、発揮できていないのは「所詮、自分の実力、能力などその程度のものなんだ」と自分を客観的に見ることができず、あるいは見ようとはせず、「家族が悪い、教師が悪い、上司が悪い、社会が悪い、世界が悪い」とすべてを他人のせいにしようとし、自分勝手に作り上げた自分のイメージに近づくために薬物の力を借りるなどして、自分を偽ることのようです。
当然、本来あるべき自分と実際の自分、言い換えれば、理想の自分と不甲斐ない自分との葛藤があるわけで、そこに「うつ」だとか「薬物依存」などの現代病理の芽が潜んでいるわけです。
確かに、表面的に見るとあたしと似ているなあ、あたしのことが書かれているみたいと思うのですが、でもちょっと考えてみるとかなり異なります。
あたしの場合、本当の自分は能力もなくて、もちろん昨今必要とされる創意工夫もなく、チャレンジ精神もなく、どっちかと言えばせこくて、器の小さな人間です。性格もとことんイヤなヤツです。一部の人には、そういうあたしの本来の姿が見えていると思うのですが、どうも仕事場(会社や営業先)では、そうは見られていないような感じがするのです。つまり、きちんとしている、性格もいい人、といったイメージです。
本来、周囲の人からそのように見られているのは嬉しいことなんでしょうけど、肝心の自分自身が「自分はそんな素晴らしい人間じゃない」と自覚している以上、これはストレスの原因になります。よくある「親の前ではいい子を装って、いつのまにかそのプレッシャーに潰されてしまう子」に似てなくもありません。そういう子供は「これじゃあ、お父さん、お母さんの期待に添えないよ」「お父さん、お母さんを裏切っちゃうよ」と悩み、少しでも理想の自分に近づこうと無理をして、そのうち破綻してしまうのですよね。
でも、あたしの場合、周囲から思われている自分に少しでも近づこうというよりも、周囲の人に「あたしがそんなに素晴らしい人間でないってことをわかって」「あたしにそんな期待しないで」「あたしのことをもっと嫌って」と思っているのです。
自分の性格を考えると、誰からも好かれると言うよりも、なんとなくよそよそしくされて、近づきがたい雰囲気を身にまとい、陰口をたたかれる、そんな自分が一番等身大、ありのままのあたしに近くて、ホッとできるのですが......
本書に触発されて、自分の「背伸び」について書きましたが、同書では「底上げ」という言葉を使っています。もちろん著者がいう「底上げ」とあたしが書いた「背伸び」とは全く別のものなのですが、似ているところもあります。
あたしなりの理解では、同書で書かれている「底上げ」とは、まず「本当の自分はこんなにできる」「これだけの能力があるんだ」という自分自身の思い込み(?)があって、でもそれが現実世界では発揮できていない状態があり、その時、発揮できていないのは「所詮、自分の実力、能力などその程度のものなんだ」と自分を客観的に見ることができず、あるいは見ようとはせず、「家族が悪い、教師が悪い、上司が悪い、社会が悪い、世界が悪い」とすべてを他人のせいにしようとし、自分勝手に作り上げた自分のイメージに近づくために薬物の力を借りるなどして、自分を偽ることのようです。
当然、本来あるべき自分と実際の自分、言い換えれば、理想の自分と不甲斐ない自分との葛藤があるわけで、そこに「うつ」だとか「薬物依存」などの現代病理の芽が潜んでいるわけです。
確かに、表面的に見るとあたしと似ているなあ、あたしのことが書かれているみたいと思うのですが、でもちょっと考えてみるとかなり異なります。
あたしの場合、本当の自分は能力もなくて、もちろん昨今必要とされる創意工夫もなく、チャレンジ精神もなく、どっちかと言えばせこくて、器の小さな人間です。性格もとことんイヤなヤツです。一部の人には、そういうあたしの本来の姿が見えていると思うのですが、どうも仕事場(会社や営業先)では、そうは見られていないような感じがするのです。つまり、きちんとしている、性格もいい人、といったイメージです。
本来、周囲の人からそのように見られているのは嬉しいことなんでしょうけど、肝心の自分自身が「自分はそんな素晴らしい人間じゃない」と自覚している以上、これはストレスの原因になります。よくある「親の前ではいい子を装って、いつのまにかそのプレッシャーに潰されてしまう子」に似てなくもありません。そういう子供は「これじゃあ、お父さん、お母さんの期待に添えないよ」「お父さん、お母さんを裏切っちゃうよ」と悩み、少しでも理想の自分に近づこうと無理をして、そのうち破綻してしまうのですよね。
でも、あたしの場合、周囲から思われている自分に少しでも近づこうというよりも、周囲の人に「あたしがそんなに素晴らしい人間でないってことをわかって」「あたしにそんな期待しないで」「あたしのことをもっと嫌って」と思っているのです。
自分の性格を考えると、誰からも好かれると言うよりも、なんとなくよそよそしくされて、近づきがたい雰囲気を身にまとい、陰口をたたかれる、そんな自分が一番等身大、ありのままのあたしに近くて、ホッとできるのですが......






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