2012年9月 1日

防災

暑さ寒さも彼岸までと言いますが、9月に入った途端に東京は天気が崩れ、雨が降ったりやんだりです。時折、ものすごく強い降り方、いわゆるゲリラ豪雨のような降り方にもなりますが、とにもかくにも久々のまとまった雨です関東の水瓶である北部の山の方でも十分に降っているのでしょうか?

しかし、こういう降り方をされると、窓も開けていられないので、意外と部屋の中は蒸し暑くなります。雨が上がって窓を開けるとひんやりとした空気が入ってくるのですが、降っている間は雨が吹き込むかも知れないことと、雨の音のうるささで、窓を閉めてしまっているので、部屋の中はそれなりに温度が上昇してしまいます。

ところで、今日は防災の日。1月17日の阪神・淡路大震災、3月11日の東日本大震災を体験した現代の日本人にとって、9月1日が防災の日である記憶は遠い過去の記憶になっているのかもしれません。

  

考えてみれば、関東大震災は大正時代に起きた出来事、第二次大戦よりもはるか以前の話なんですよね。今のところ政府が防災の日を変更しようという気配はありませんが、逆に考えると、年に何度か防災について考える日が巡ってくるのはよいことなのかもしれません。そもそも9月1日も祝日というわけではありませんから、変更しようがしまいが、一般国民にはほとんど影響ないですし。

ところで新聞を見ていますと、活断層が見つかったとか、活断層の上に建物が建っているとか、かなり書かれていますが、字面だけを追っていると、まるで活断層の上には何も建ててはいけないみたいな書きぶりです。確かに避けられるのであれば避けた方がよいでしょうけど、これだけあっちにもこっちにも見つかると、もう活断層でないところを見つける方が難しそうです。新聞は活断層の上に施設があると鬼の首でも取ったかのように非難の論調で書いていますが、高速にしろ新幹線にしろ、いっさい活断層を避けて作るなんてことは不可能なわけですから、もう少し理性的な書き方ってできないものでしょうか? そんな風に感じます。



徐々に秋なんですよね。

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