きわめて個人的な四六判宣言

新刊『ある夢想者の肖像』の著者はスティーヴン・ミルハウザーです。ミルハウザーの作品は、ほぼすべて邦訳はあたしの勤務先から出ているのですが、今回の新刊以外はすべてUブックスという新書サイズの、ハンディーなタイプです。他社で言うところの「文庫」です。

持つにも手ごろですが、お値段も手軽になるので、どうしても文庫化の流れは止めようがありませんが、前著『ナイフ投げ師』はUブックス版の他に、まだ単行本も在庫があります。

 

ご覧のように、装丁も単行本を意識したものになっていますが、ちょっと寂しいでしょうか? それともすっきりしていると感じますか? 値段と重さが異なりますから、もうこれは人それぞれ、好き好きとしか言いようがありませんね。

で、Uブックスと今回の新刊を並べてみますと、上のような感じです。これはこれでいいじゃないか、と思う方もいらっしゃることでしょう。

でも、上のように単行本で並べてみると如何でしょう? やはり、この方がバランスがよい、ゴールデンコンビという感じがしませんか? あたしは断然、こちらの方が好みです。装丁は本にとって大事な要素ですから疎かにはできません。そう考えたとき、やはり単行本には単行本をペアリングさせたいものです。

四六判の風合い、たまりません! この機会にミルハウザーを買ってみようと思っている方、上掲以外の既刊は新書サイズのUブックス版しかありませんが、『ナイフ投げ師』だけは是非、四六判、単行本をお買い求めになっては如何でしょう。

今日のネクタイ~またサル?[2015.9]

ども、染井吉野ナンシーです。どうも不定期な連載になっていて申し訳ありません。

さて、今回はこちら。

って、このネクタイ、前回と同じじゃない! というご指摘、ごもっともです。はい、同じです。正真正銘、同じものです。サボったのか、手を抜いたのか、と指弾されれば、はい、その通りです、と謝るしかないのですが……

で、今回はブラウスがおニューなんです。

おニューと言われても、どっかで見たことあるような柄。はい、そうですね。風神・雷神です。風神・雷神モチーフのブラウスは既に登場していたのですが、今回のはまた異なるバージョンです。如何でしょうか?

とはいえ、今回は全体としては非常に地味ですよね。なんかお葬式にでも行くみたいに目立たないコーディネートよね。

次は頑張ります!

ようやく併売可能!

このたびの百周年記念復刊の銘柄に『音楽史を変えた五つの発明』という書籍があります。著者はハワード・グッドールといいます。

 

同書、あたしは未読なのですが、初版時には非常によく売れたことを覚えています。だからこそ、ちょっと悔しい思い出があるのです。

本書が2011年2月に刊行になり、よく売れていたのはその年のことですが、その後在庫も徐々に減り、増刷のタイミングを失したまま「在庫僅少」、そして「版元品切れ」という状態になってしまっていました。

そんな状況下の2014年の5月に河出書房新社から同じグッドールの『音楽の進化史』という書籍が刊行になりました。最初は著者の名前を気にも留めず、「そう言えば、ちょっと視点が違うけど、音楽史の本でよく売れたのが数年前にあったなあ」と思って、書店の店頭に同書が並んでいるのを眺めていたものです。そして、この著者どんな人だろうと思って同書を手に取り著者略歴を見てみると、そこに『音楽史を変えた五つの発明』が載っているではないですか!

営業として全く迂闊なことに、同じ著者の新刊だったのに気づかなかったのです。でも、ということは、河出書房が持ち前の営業力で同書をガンガン売りまくっているこのタイミングで、うちの前著も一緒に並べたら再び売れるのではないか、そう考えました。

が、『五つの発明』はその時点でほぼ在庫ゼロ、とても販促をかけるような数ではありませんでした。河出の新刊とのコラボ(?)は泣く泣く断念したのです。もちろん、そのタイミングで増刷をして一緒に売るという判断もできたでしょうが、諸般の事情でそれも断念、一年半ほど遅れましたが、このたびようやく再び日の目を見る機会が訪れたという次第。

逆に、これを機に河出の本が再び売れ出したりするのでしょうか?