この並べ方、どうですか?

マダムの集まる街(?)、二子玉川にある紀伊國屋書店。その海外文学コーナーです。

まずはミュリエル・スパーク、『死を忘れるな』『ミス・ブロウディの青春』『ブロディ先生の青春』の三つが並んでいます。

  

単行本とUブックス、判型が異なるからでしょうか、意外と隣に並べている書店って少なかったりします。特に今回の場合、「ブロウディ」が新旧訳が揃い踏みですから、このように並べていただけると相乗効果が期待できると思うのですが……

このダイアリーをご覧の書店の皆さま(←どれだけいるのやら)、よろしかったらお願いします。

ついで下の写真。

何が言いたいか、何を表現しているか、おわかりになりますでしょうか? とりあえず、あたしの勤務先の『父を見送る』を発見できると思いますが、それに焦点を当てて周囲を見回すと、なんとなくテーマが見えてくるのではないでしょうか?

はい、先日このダイアリーで書いたアイデアというか思いつき、同じことを考える方はいるもので、それを実際に表現しているわけです。わかってくださいましたでしょうか?

全体を眺めてみると、主に家庭内に目を向けた、軽めの老後問題、介護問題のエッセイというよりは、社会問題としての深刻さを訴えるハードなノンフィクションでまとめられている感じです。

全体をまとめて「老いていく親について目を背けずに考える」なんていうポップでも付けたりすれば、もう少しこの一郭の意味が伝わりやすくなるかもしれません。でも、こういう問題は、あまり声を張り上げるタイプのものでもないかもしれないので、こんなふうに静かに展開し、気づく人は気づく、というスタンスもよいのかもしれませんね。

ダイヤモンドに文春に!

新聞の書評もあらかた出尽くし、一段落の感のあった『ネオ・チャイナ』に援護射撃です。

まずは「週刊ダイヤモンド」で、成毛眞さんが取り上げてくださいました。

この号は「読書を極める!」というテーマですので、週刊誌とはいえ大型書店であればしばらくは置かれているのではないでしょうか? その中で成毛眞さんが丸善丸の内本店を訪れ、そこで本を選ぶという企画記事。もちろん、あたしの勤務先意外の本も取り上げられているのですが、なんだかうちの宣伝をしていただいているような感じで読んでしまいました(汗)。

たまたま百周年記念フェアをやっている時期に訪問してくださったという僥倖もあったからでしょうか

続いて、レジ前を通ってサイエンスのコーナーへ。と思ったのだが、通路脇で展開されている白水社のフェアの前で足が止まる。やはり、白水社の本は装丁が美しい。ボクはキンドルでもかなり本を買うが、ここまで美しい本は紙で買って本棚に並べたい。

とおっしゃり、「へえ、こんな面白そうな本が出ていたのかという発見がある」とのこと。そんな成毛さんが『ネオ・チャイナ』については

そのビジネス系の本で今年の一押しと言ってしまってもいいかもしれないのが『ネオ・チャイナ』だ。中国という国、そこで暮らす人の今を、偏見や敵意なく知りたければ、これを読まずにいられないだろう。中国関連の本には装丁の赤いものが多いが、これは一味違うのも良い。

とお薦めしてくれています。

ついで月刊の文藝春秋。その11月号の鼎談書評で山内昌之さん、片山杜秀さん、篠田正浩さんが『ネオ・チャイナ』を取り上げてくださいました。鼎談ですので、それなりに分量のある評になっています。

さて、『ネオ・チャイナ』の評、今回紹介したものにしろ、これまでに出た新聞書評にしろ、ほぼ共通しているのは、数多ある中国ものを何冊も読むくらいなら本書を読めのが一番よいという点です。もちろん、優れた中国関連本だってたくさん出ていますが、ここ数年、書店店頭を賑わせているのは嫌中本や極端なものばかり、そんなもの何冊読んでも意味ないよ、という感覚、読者の多くが抱いているからではないでしょうか。

たくさん出ているのにこれというものがない、そんな中国ものの中に現われた『ネオ・チャイナ』、干天の慈雨と呼ぶべきでしょうか?

今日の配本(15/10/16)

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今日のネクタイ~壹佰拾柒本目。~陶器?磁器?[2015.10]

こん**は、染井吉野ナンシーです。

北海道では初雪だそうですね。富士山も冠雪したし、どんどん冬に向かっている日本列島です。

というわけで、あたしのいでたちはこうです!

季節感などなんのその。あたしはいつだってこんな調子です。ブラウスは過去にも登場していたかしら?

ネクタイのアップはこちら。中国の陶磁器です。こんな陶磁器、展覧会できっと見たことありますよね。陶器だったか磁器だったか、素人にはどっちも同じようなものですが……(汗)

乃木坂46 映像の世界

予約しておいた書籍、いや、ムックというのでしょうか、とにかく入手しました。『MdN EXTRA Vol.3 乃木坂46 映像の世界』です。

実は、あたし、今年初めに出たアルバムこそ購入しましたが、シングルは買ったことがないので、特典として収められている個人PVなどは未見なのです。もちろん、いくつかはYouTubeなどにアップされている予告映像などで視聴したことはありますが、全体像と言いますか、どんなのがあるかは皆目知りません。


もちろん噂では聞いていました。曰く、独特世界観で作られていて、完成度もかなり高いと。今回のムックは、そんな乃木坂46の映像世界を余すところなく伝えている一冊なのではないでしょうか?

軽ーく紹介すると、上のような感じです。ページをめくるスピードが速すぎてよく見えないですか? 見たい方はきちんと買いましょう!

そしてもう一つ。こちらも落手!

 

NOGIBINGO! 4 Blu-ray BOX」です。もうシーズン5の放送も終わっていますから、5のブルーレイもさっさと発売して欲しいところです。

編集長、頑張る?-古典新訳文庫の小冊子-

書店店頭で光文社の古典新訳文庫のちょっとしたフェアをやっていました。そこに置いてあったのが下の写真の小冊子。

古典新訳文庫の中から編集長が選んだ78冊が紹介されています。コピーしたものを1、2回折っただけ、というようなものではなく、きちんと印刷製本された小冊子です。モノクロとはいえ、それなりにお金をかけて作っている感じがします。

ここまで点数が増え、世間にも認知され、売り上げも上々であれば、こういった販促グッズも作れるのでしょうね。編集長の方も頑張ったのでしょうが、ちょっぴり羨ましく思います。

あたしの勤務先も、たとえばUブックスの「永遠の本棚」で、こんな小冊子を作ることは可能でしょうか? 問題は「先立つもの」か?

新宿のブックファーストでフェア「この思いを、あの人に届けたい~ストーリーに乗せて、思いを贈る~」

ブックファースト新宿店でこんなフェアが始まりました。

題して「この思いを、あの人に届けたい~ストーリーに乗せて、思いを贈る~」です。同店のウェブサイトによりますと

誰かに伝えたい思いがある、でも言葉ではうまく伝えられないことってありませんか。そんなとき、ストーリーを通して、その思いを伝えてはいかがでしょうか。私たちが、気持にぴったり沿うような本をお選びいたします。

とありまして、いろいろな書籍が選ばれています。興味深く見ていたら、あたしの勤務先の本も選んでいただいておりました、それも4点も!

まずは「恋人とけんかした○○に」として『ブエノスアイレス事件』が入選。

ついで『ぼくのともだち』が「友人とけんかした○○に」として。

さらに『ライ麦畑でつかまえて』が「進級する○○に」として入選。

最後に『中二階』が「毎日眠そうにしている○○に」として選ばれました。

こうやって、よく見る本に何かちょっとしたひねりを加えて、新しい視点からスポットをあてていただくのは、出版社にとってもとても嬉しいことです。

弊社の本もご一緒に!~集英社『親を送る』~

書店営業の途次、店頭でこんな本を目睹。

 

集英社の『親を送る』です。著者は『さいごの色街 飛田』の井上理津子さん。本書は、集英社のサイトによりますと

別れは突然やってきた。79歳の母と84歳の父を、義姉と女2人、迷いながら見送った半年間の物語。『さいごの色街 飛田』の著者が書き綴った「いい年の大人の、親との別れ」のドキュメント。

とありますから、両親を看取った話ですね。となると、あたしの勤務先の『父を見送る』と併売うってつけではないでしょうか?

 

同書も

デビュー以来、鋭利な筆致で話題作を書き続ける台湾のベストセラー作家・龍應台が綴る、やさしさと情愛にあふれた家族の物語。母の老い、息子たちの巣立ち、そして父との別れ――「わたし」はそれをただ見送り、見守ることしかできない。

とウェブサイトにはありますから、父を看取った話なのです。ただし、老いた母は作品中では健在ですが、痴呆が進んでいます。母と二人暮らしのあたしとしては、父を見送るよりも母の介護の方が胸に応えます。そして、その流れで行けば『ペコロスの母に会いに行く』と併売するのもアリなのではないでしょうか?

あたしはそう思います。

弊社の本もご一緒に!~法政『フランスという坩堝』~

先日の日本経済新聞の書評で、法政大学出版局の『フランスという坩堝』という本が取り上げられました。叢書・ウニベルシタスの一冊です。

ふーん、それがどうしたの? フランスと聞くと反応しちゃうの? と言われると、はい、その通り、と答えざるを得ませんが、今回はそれだけではありません。同書のはサブタイトルに「一九世紀から二〇世紀の移民史」とあります。タイトルだけだとちょっとわかりにくい感じがしますが、この副題を見れば本書の内容がわかると思います。そして、それが予想できたなら、あたしの勤務先から出ているこの本が思い浮かぶのではないでしょうか?

パリ移民映画』です。

こちらのサブタイトルは「都市空間を読む 1970年代から現在」ですから、前者よりはかなり焦点を絞ったものになっていますが、フランスにおける移民をテーマとしているところは同じです。合わせ鏡のように両者を互いに参照させながら読むとよいのではないかと、門外漢であるあたしでも思うのです。