今日の配本[26/01/08]

ニューエクスプレスプラス オランダ語[音声DL版]

川村三喜男、佐藤弘幸 著

街を流れる運河と水車が美しい国のことば。オランダとベルギー北部(フランドル)の公用語。芸術やスポーツ、ビール、食べ物など魅力あふれる街角で、Dag!「こんにちは!」。

ニューエクスプレスプラス 現代ヘブライ語[音声DL版]

山田恵子 著

現代ヘブライ語は、古典ヘブライ語から復活を遂げ、19世紀にユダヤ人の国作り運動「シオニズム」の台頭とともに日常語として再生された言語です。イスラエルの公用語で、アラビア語と同じセム語族。イスラエル文化とユダヤの古典への入り口であると同時に、広い中東地域の言語文化の世界に連なっているとも言えます。

ニューエクスプレスプラス ペルシア語[音声DL版]

浜畑祐子 著

古くから豊かな詩の文化を育んできたペルシア語は、現在イラン、アフガニスタン、タジキスタンを中心に広く話されています。7世紀半ばからのイスラーム帝国支配によりアラビア文字が採用され、借用語も多く見られますが、アラビア語とはまったく異なる系統の言語です。

もう応募はお済みですか?

今年は午年です。丙午です。昔からいろいろ言われている干支ですね。ちなみに、あたしの生まれた前年が丙午です。

さて、そんな午年を迎えるに当たって、あたしの勤務先ではこんな福袋企画を実施しております。いくつか用意されている福袋の中の一つがこちら、午年にちなむものです。曰く、「2026干支セット(午年バラエティセット)」です。

馬にまつわる書籍を中心にセレクトされています。ただ、あたしだったらこんな書籍もよいのではないかと思ったものをいくつかご紹介したいと思います。

いずれも海外小説ですが、まずは『馬を盗みに』です。タイトルに「馬」が含まれているので、極めて単純に選んでみました。同書は未読なのですが、別に馬泥棒の話ではなかったはずです。

続いては『終わりのない日々』です。こちらはタイトルではなく、カバーに馬が出てくるのが選書理由です。ストーリーは南北戦争期のアメリカ大陸が舞台で、馬であちこちを渡り歩いている二人の主人公の物語です。西部劇的な雰囲気もありますが、読後感はそういうものとはひと味もふた味も異なるものでした。

以上の2点は単行本でしたが、新書サイズのUブックスから1点、『不在の騎士』をご紹介します。

馬が主人公ではありませんが、騎士と言うからには馬に乗っていないと話にならないでしょうから選びました。しかし、馬よりも何よりも「不在の騎士」ってどういうこと(?)という疑問の方が未読の方には興味を惹かれるのではないでしょうか。読みやすいストーリーですので、是非一読を。

とまあ、3点ほど上げてみましたが、やはり最後のトドメは、自社ではなく他社の本ですが『ひのえうま』ではないでしょうか、光文社新書の一冊です。丙午の迷信について丹念に調べて一冊です。

昨年刊行された本ですが、多くの書店では年明けから本書を大々的に並べているのでしょうか。もちろん出版社側がそういうプロモーション、販促活動をしているのかにも寄りますが……。

でも、こちらも新書ですし、研究書という堅苦しさはなく、教養として読めるものですので、こちらも丙午の今年、是非とも手に取っていただきたい一冊です。

2025年12月のご案内

2025年12月に送信した注文書をご案内いたします。

  

12月もまずは「今月のおすすめ本」です。続いては刊行からしばらく一か月ほど経ち、店頭でも在庫が減っているところも散見される「語学手帳」のご案内です。そして朝日新聞読書欄で紹介された『ドリーミング・ザ・ビートルズ』。

  

続いては、今年初めて作ってみた「2025年のベストセラー」です。人文・社会、文芸、語学の三部門で年間ベスト20をご案内しました。その次は「今月のおすすめ本」の語学書篇です。そして、いよいよカウントダウンが始まったパンダ返還のニュースを受け、「パンダ関連本」のご案内です。

  

月末になり重版が決まった『10:04』『高校のカフカ、一九五九』の二点をご案内しました。そして最後に売行き絶好調の『ヘーゲル読解入門』をご案内して、2025年は終了です。

今日の配本(25/12/25)

スパイたちの百年戦争(下)
東西の熾烈な諜報活動

カルダー・ウォルトン 著/松島芳彦 訳

ロシア革命から第二次大戦、冷戦、ソ連崩壊、新冷戦、ウクライナ戦争、ロシア・中国の策謀まで逸話満載、「陰の戦争」の攻防を追う。

アジア・トイレ紀行

山田七絵、内藤寛子 編

トイレが社会を映し出す! トイレから文化を理解する! トイレをめぐるカルチャー・ショックを綴るユニークなエッセイ。図版多数。

異邦人

クラウディア・ドゥラスタンティ 著/栗原俊秀 訳

聾者の母に捧げられた、「ある家族の会話」の軌跡。米・伊・英と移住する異才による、従来の「移民文学」とは一線を画す長篇。

地政学的に非常に興味深いですね

今年も営業日としてはあと数日です。年内の新刊は明日配本の三点で終わりですが、年明けに配本される新刊三点の見本が出来てきました。それがこちらです。

あたしの勤務先の諸外国語シリーズ《ニューエクスプレスプラス》の音声ダウンロード版です。1月はオランダ語、現代ヘブライ語、ペルシア語の三点です。

「おお、そうか、そうか。この三点ね」と思いつつ、よく見てみると地政学的に非常に興味深い言語です。ひとまずオランダ語はおくとして、現代ヘブライ語はイスラエルの公用語、ペルシア語はイランの公用語です。イスラエルとイラン、中東で対立する二大国ではありませんか。そんな両国で使われている言語の語学書を同時に刊行するなんて。

もちろん、取り立てて意味があるわけではなく、たまたま偶然の結果です。そんな地政学的な意味を考えて刊行するなんて、そうそうできるものではありませんし、そんなことで刊行の順番を縛っていたら続かなくなりますので。

自分で売ってみたい人が多いのね

今日の朝日新聞にこんな記事が載っていました。いま流行のシェア本棚ですね。各地に広がっていますが、通常の書店の中にできるのは珍しいのではないでしょうか。

それにしてもここ数十年、出版不況と言われていますが、実は細かく見ていくと活況を呈しているジャンルもあり、シェア本棚もその一つだと思います。

独立系書店が話題になるように、自分で本を選んで、それを他の人にも伝えたいという人が増えているのでしょうし、それを支持する人も確実に増えているのだと思います。

かく言うあたしは、シェア本棚にはさほど惹かれないのです。やってみたいと思わない(?)と聞かれても「別に……」「特に……」と答えて終わりです。たぶん自分自身がそこまで人と本について語り合いたいとかシェアしたいという気持ちを持っていないのだと思います。

そう言えば、かつて一世を風靡した(いまも続けている人は大勢いますよね?)読書会というのにもそれほど関心を持てませんでしたから。あたしという人間は内向的で、できればあまり人と関わりたくない、というタイプなんでしょうね。

今日の配本(25/12/22)

兵士の帰還

レベッカ・ウェスト 著/鈴木孫和、小山太一 訳

戦場で記憶を失った男をめぐる三人の女性の心理劇。ケアの視点からも再評価される英国モダニズム小説。併録「終わらない結婚生活」。

方法叙説

デカルト 著/三宅徳嘉、小池健男 訳

「私は考えている、だから私は有る」――すべての近代思想はここから始まった。解説=養老孟司