バテました

本日は、あたしの勤務先の棚卸し、早稲田にある倉庫へ朝から出かけておりました。

倉庫だから、と言ってしまってよいのか、今どきの倉庫会社の最先端の倉庫を知らないので何とも言えませんが、あたしの勤務先の倉庫には冷暖房なんてものはなく、真夏のこの日、ただただ扇風機だけを頼りに、在庫する書籍の数を数えておりました。

いや~、とにかく暑かったです。毎年この時季なんですが、ここ二年くらいは曇りがちで、意外としのぎやすい棚卸しだったのですが、今年は違いました。「もろに夏!」という暑さが容赦なく襲ってきました。半日でTシャツはびしょびしょ、保温ポットに入れておいたスポーツドリンクもあっという間に空になってしまいました。

昼休みにドリンクを買い足して、午後はそれでなんとか生き延びました。棚卸しの時期、もう少し季節がよい自分に変更できないものかしらと、毎年思うのですが、こればっかりは如何ともしがたいようです。

いつまでもあると思うな?

昨日の朝日新聞夕刊です。

学術書の専門出版社がなくなり、その出版社が出していた商品を東京大学出版会と講談社が引き取って、今後も刊行を続けるといういことです。読者からすると、刊行が続くというのは嬉しいことですし、引き受けた出版社の英断に拍手を送ります。

ただ、創文社が刊行していた書籍すべてを、この両社が引き受けてくれたわけではないですよね。もちろん今後も刊行を続けていくべき商品か否かは、一点一点しっかり吟味しないとならないと思いますが。

しかし現実問題として、この出版不況で経営が厳しい専門書出版社は創文社だけではないはずです。これからも出版社の解散や倒産といったニュースはあると思います。もちろんニュースにもならず、ひっそりと静かに幕を下ろすところも多々あるだろうと思います。

それに対して、その遺産を引き継いでくれる出版社はどれくらいあるのでしょう? 採算割れはしないとはいえ、学術書ですから一定数の読者はあるとしても売り上げはたかが知れていると思います。売れて売れて大儲けなんてことはないでしょう。そもそもそれくらい売れるのであれば、元の出版社がなくなることもないでしょうし……

そんな創文社ですが、あたしも学生時代にお世話になりました。

函入りの《東洋学叢書》は、やや高価ということもあり、専ら図書館や研修室の蔵書を借りるばかりでしたが、こちらの写真に写っている《中国学芸叢書》は出るたびに購入していました。

写真には10冊ほど映っていますが、他の書架に3冊あるので、全部で13冊所蔵しています。不定期刊行だったので、全部で何冊刊行されたのか、果たしてあたしはすべてを所持しているのか、まるっきり不明ですが、とりあえず刊行が始まったころのものは所持・架蔵していると思います。

刊行当初のラインナップ(刊行予定)を見ると、なかなかに興味深いタイトルが揃っていたという記憶があるのですが、結局この叢書は完結したのでしょうか、あるいは刊行されずに終わったタイトルは他社から刊行されたりしたのでしょうか?

混迷の時代には哲学?

朝日新聞の夕刊です。

ちくま新書の『世界哲学史』が紹介されていました。

新書の中にシリーズを作るというのは岩波新書などにもしばしばありますので珍しいことではありませんが、個人的に「おやっ」と思ったのは、シリーズの途中で紹介されたことです。

この手のものはスタート直後か完結したときに紹介されるものではないかと勝手に思っていたので、まだ完結していない刊行途中の状態で紹介されたということは、この『世界哲学史』がよほど売れているのでしょう。羨ましいかぎりです。

記事には、西洋だけでなく東洋も含んでいるところが売れている鍵のように書いていますね。確かに、世に「哲学史」と名の付く書物は多いですが、ほとんどが西洋のみを扱ったものです。なかなか洋の東西を問わない哲学史は少ないなあというのが気になっていました。

しかし、そんなことを気にしていた高校生のあたしが見つけたのが、『世界の思想史』上下巻(白水社刊)でした。これはタイトルどおり西洋に限らない「世界」を扱った思想史の本でした。

これからの書店?

昨日の朝日新聞夕刊です。

神奈川県を中心にチェーンの展開する書店、有隣堂の記事が載っていました。

この手の、本を中心としないお店がこれからの書店のスタンダードになっていくのでしょうか?

しかし、物販とか飲食とか、そういった方面で利益を上げられるのであれば、あえて書店である必要ってどこにあるのでしょう? だから記事にもあるように「少しあるだけ、むしろ飾りに近い」というのでは、ちょっと寂しい気もしますね。

でも本屋がこれから先も生き残るためには、本屋で収益を上げられない以上、他の方法を模索するのは企業としては当然のことで、こういうスタイルで成功すれば本屋も続けられると考えた方がよいのかも知れません。

しかし、本来であれば、本屋という本業で収益を上げられる方法を業界全体で考えないといけないんでしょうね?