世代交代

なんとなく、乃木坂46の27thシングルの選抜メンバーについて考えてみました。

センターの遠藤さくら、特に違和感はありません。予想していたかと問われれば、予想外と答えますが、今のところ、冠番組などを見ていてもセンターに置かないと輝かないタイプではないかという気もします。

それよりも、個人的には、新内・高山・松村・真夏の長老枠を若手に譲ってやるべきだと思っていました。別にこの四名をアンダーに落とせというのではありません。名誉会員的に扱ってもよいのかな、という気がしています。ただ、松村がこの曲で卒業なので、松村だけは仕方ないか、とも思いますが、そこから派生すると、高山・新内も近いうちに今回で卒業を発表するのではないかという気もします。

空いた四名分を、このコロナの渦中で埋めるべきか、選抜も少人数にすべきかは悩ましいところですが、あえて入れ替えるとすれば、二期生の絢音、蘭世は選抜に入れてあげたいところです。年齢的にも、緩やかな世代交代を考えるのであれば、新内や高山に人数を割くよりも、このあたりのメンバーを入れるべきだと思います。

ひなちまが選ばれたのは、たぶん彼女もこの曲で卒業を考えているのではないかと推察。思い出選抜ですかね。桃子が三列目に下がってしまいましたが、二列目に一期生を置きすぎた結果、桃子が割りを食ったかたちだと思います。

個人的には、現在のメンバーの中で一番センターに置いた時に華を感じられるのは桃子だと思うので、近いうちにセンターをやって欲しいなあと思っているというか、願っています。

今日の配本(21/04/20)

わが家をめざして
文学者、伝書鳩と暮らす

ジョン・デイ 著/宇丹貴代実 訳

本書は、ときに子育てに似たレース鳩の訓練という側面と、著者の家庭作りという側面を絡めつつ、ホメロス、ゼーバルトをはじめとする文学作品や、ハイデッガー、ロラン・バルト、シモーヌ・ヴェイユといった哲学者の著作、フロイトやダーウィンを読む。ブッカー賞元選考委員が、ブレグジットに揺れるロンドンで家、家庭、故郷、祖国に関して考察した記録である。

日本語とにらめっこ
見えないぼくの学習奮闘記

モハメド・オマル・アブディン、河路由佳 著

本書では、文字を失った彼が点字と出合い、日本語を習得していく過程と、のちにパソコンを通して自由に読み書きができるまでの苦闘の日々を振り返る。聞き手となるのは日本語教育を専門とする河路由佳氏。関係者のインタビューも併せ、全盲のエッセイスト誕生の背景に迫る。