今を盛りと咲くよりも、桜はやはり散り際が美しい

今日は休暇を取りました。

実は少し前、母に用事を頼まれて出かけるはずだったのですが、そのお出かけが急遽キャンセルとなり、なのでのんびりと自宅で寛ぐ休暇となりました。

この写真は、わが家の近所に咲いている桜です。なかなかに立派なもので、太い幹には「保存樹木」というプレートがかかっています。ただし、立派なことは立派なのですが、かなり疲れているのも事実です。人間で言えばずいぶんと高齢の木だと思います。それでもこれだけきれいに咲いてくれています。

青い空と新緑が鮮やかな、何の木なのかはわかりませんが、それをバックにした桜です。コントラストがきれいだったので撮ってみました。こういう写真一つでも、電線が写り込まないように、人や車が通っていない時に、バックに無粋な建物が入らないように、などと考え始めるととてもシャッターを切ることができません。諦め、妥協の産物です。

それにしても、そろそろ桜も散り始め、葉が伸びてきています。まだまだ寒い日もあるとは思いますが、徐々に暑くなっていくのでしょう。そろそろ日焼け止めも必要になってきますね。

たぶん、わざとなのではないかと推察

厚生労働所の役人たちが大勢で深夜まで宴会をしていたというニュース。

もちろん大顰蹙ですし、きちんとした厳正な処分をお願いしたいところですが、それにしてもこのご時世になんでまたこんなことをしたのでしょうか?

どんなにバカな人だって、このタイミングで送別会を開こうと考えるなんて、ちょっと信じられません。省内の食堂で缶チューハイとおつまみでも買ってきてささやかにやったというのであればまだわかりますが、わざわざ遅くまで開いているお店を探してまでやるなんて。

まあ、新橋あたりには似たようなサラリーマンもたくさんいますけど……

で、あたしが思うのは、この厚労省の役人の人たち、自分たちの処分覚悟でわざとやったのではないか、と思っています。

なぜか?

それは自民党に意趣返しです。安倍内閣以来の官僚支配、忖度政治で総理官邸の顔色ばかり見ていることに相当な鬱憤がたまっていたのではないでしょうか? そこで今回の送別会をわざと大々的に開いたのではないか、というのがあたしの見立てです。

自分たちも処分を受けることになるでしょうが、自民党政権にダメージを与え、差し違える覚悟なのではないか、そんな気がします。

既にリバウンドなの?

緊急事態宣言が解除になり、あたしもそろそろと書店営業を復活しているのですが、このところの新規感染者数の増加傾向は心配ですね。

もちろん、病床使用率を始めとする医療の逼迫がなければ、致死率や重症化率などを見る限り、新型コロナってそれほど怖がる必要のない病気ではないかと思うのですが、それでもこんなに速いペースでリバウンドしてしまうと、医療体制が一気に厳しくなってきそうです。

とはいえ、経済活動を考えると、どうするのが正解なのでしょう? テレビでは道端で缶ビールや缶チューハイを飲んで騒いでいる若者を報じていましたが、やはりああいう連中が感染拡大の元凶なのでしょうか? あるいは桜の名所に人が殺到していることも報じられていますが、ああいう人混みが感染を広げているのでしょうか?

大勢でマスクもせずに飲み騒ぐ連中は問題外としても、東京ですと上野や目黒川などに人が大勢集まっているのはどれくらい感染拡大に影響しているのでしょう? もちろん、黙って桜を愛でているだけなら、朝夕の通勤電車の方がよほど密ですし、換気状態だって悪いはずです。

ただ、やはり花を見るだけではなく、仲間うちで集まれば騒いでしまうし、飲み食いすればマスクを外したりしますから、それがやはりマズいのでしょうか?

こんなことを気にするのも、実はそろそろ出張に出てみようかなと考えていたところなのですが、大阪が東京よりも新規感染者が多くなっているので、どうしたものかと考えあぐねております。かつて政府はGoToトラベルで感染が拡大したエビデンス(証拠)はないと声高に主張していましたが、ならば出張も問題ないはずです。営業ですから出張先でいろいろと話をしますけど、お互いにマスクをしていますから飛沫感染の可能性は低いと思います。

それでも、人が動くこと、それ自体が感染拡大になるというのでしょうか?

没後70年になります

20世紀を代表する哲学者の一人、ウィトゲンシュタインがまもなく没後70年を迎えます。

というわけで、今回はウィトゲンシュタイン入門書である『ウィトゲンシュタイン ネクタイをしない哲学者』のご案内です。

ところで、あたしが学生のころは「ウィトゲンシュタイン」ではなく「ヴィトゲンシュタイン」という表記の方が主流だった気がしますが、どちらの方がよいのでしょう。そのあたりは専門家の議論にお任せしますが、日本で出ている翻訳などは「ウィ」の方がやや多いでしょうか?

そう言えば、ベルグソンも最近はベルクソン表記の方が多くなっている気がしますね。

あたしにはスキルが足りない!

わが家の近所には桜の並木道があり、通りに覆い被さるように桜のトンネルが出来ていて、毎年この季節はとてもきれいです。

春の日差しに誘われて、散歩がてら写真を撮ってきましたのでご紹介します。

まずは電線が写らないようにと、空が開けた場所に咲いている桜を撮ってみました。この写真、電線が写っていないように見えますし、あたしもそのつもりで撮ったのですが、実は左上に斜めにかすめるように一本の電線が写り込んでいました。仕方なく、レタッチソフトでちまちま修正(消去)してみました。きれいに消えていると思いますが如何でしょうか?

続きましては、桜が何本も植わっているこのエリアで、いち早く開花し始め、当然のことながら満開になったのも一番早かった株です。

あたしの住んでいる東京都小平市は、近々、市長選挙と議会の補欠選挙があるので、そのポスター掲示板が写ってしまっているのが難ですが,桜は見事に捉えられているのではないでしょうか?

しかし、信号機や後ろのマンションは風景として許すとして、わが物顔で桜の花の中を突っ切っている電線は何とかならないものでしょうか? こういうときに電線の地中化をもっと進めてもらいと強く思うものです。

二枚目の写真に写っている横断歩道を渡って、そこからが桜のトンネルなのですが、トンネルを少し歩いて振り返って撮ったのが三枚目になります。

小平に暮らして30年、ずーっとここの桜を見てきていますが、ここ数年、桜も年をとったのか、枝に隙間が目立つような気がします。以前はもっともっと満開な感じがしたのですが、最近はどうも花が少なく感じられます。まあ、見てわかるかどうか何とも言えませんが、まだ満開ではなく、これから咲こうとしている蕾も枝に残っています。これも全部咲いて、まさしく満開になったらもう少し立派な写真が撮れるのではないかと思いますが……(汗)

それにしても、日本の街ってどうしてこんなに電線だらけなのでしょう? もちろん、この電線をパソコン上で消してしまうことも出来るわけで、一枚目はそうしました。ただそれは電線が一本だけ青い空に伸びているだけの単純な構図だったからできたことです。

満開の花の中に伸びる何本もの電線を消すようなスキル、あたしは残念ながら持ち合わせておりません。情けない話です。ついでに言えば、実際に見た桜は、もう少しピンク色だったと思うのですが、撮った写真ではそこまでピンクではないですよね?

このあたりもレタッチソフトで補正をかければよいのでしょうが、どこをどう調整すればよいのか、実はよくわかりません。下手にいじくると全体がまるで違うもののように変わってしまいますし、変わらなくてもよいところまで色が変わってしまうので厄介です。

というわけで、四枚目は電線が写り込まないように、真上を見上げて電線のないところを選んで撮ってみたのですが、よく見ると電線が写っているのではないかと不安です。

2021年4月の広告予定

1日 ドイツ史 1800-1866(上・下)/断絶/ミンスキーと〈不安定性〉の経済学/ノートルダム(北海道、中日、西日本、信濃毎日、神戸)

1日 ドイツ史 1800-1866(上・下)/断絶/ミンスキーと〈不安定性〉の経済学/ノートルダム(毎日)

14日 ドイツ史 1800-1866(上・下)/ノートルダム(朝日)

15日 ドイツ史 1800-1866(上・下)/断絶/ミンスキーと〈不安定性〉の経済学/ノートルダム(河北)

16日 ドイツ史 1800-1866(上・下)/断絶/ミンスキーと〈不安定性〉の経済学/ノートルダム/ケイティ・ミッチェルの演出術/ボリショイ秘史(京都)

※都合により掲載日、掲載書目が変更になる場合がございますので、ご了承ください。

今回はまとめて四つのご案内

このところ、いろいろと好調な書籍があったり、お進めしたくなるようなアイデアが浮かんできたりするので、ご案内が多くなってしまい恐縮です。でも、少しでも売り場の活性化や販売増進のお役に立てればと思っていますので、チラッとでもご覧いただければ幸いです。

まずは韓国語の学習書、その中でもちょっと変わり種のものをご紹介します。新刊『絵でわかる韓国語の体の慣用表現』を中心に、中級へ学力を伸ばすと言うよりも韓国語力の幅を広げるタイプのもの、しかもすべて四六判の語学書のご案内です。

諸外国語の棚の中でも特に元気な韓国語ですが、初級・入門ばかりでなく、たまにはこういうタイプの学習書のフェアなどもよいのではないでしょうか?

続きましても新刊『ケイティ・ミッチェルの演出術』を中心に、演劇書コーナーの定番商品のご案内です。

安定して売れている既刊3冊ですが、どれも演劇の枠を超え、人前で話すことがある人、面接対策や営業スキルとして、声を含めた身体表現を磨きたい人のための本として売れています。こんどの新刊も似たような捉え方をしていただけると販路が広がると思いますので、よろしくお願いいたします。

三つめは、アニバーサリーです。

まもなくデイヴィッド・ヒュームの生誕310年を迎えます。ヒュームは、日本での知名度こそやや劣るかも知れませんが、世界に目を向けるとその注目度は第一級の哲学者です。

そんなヒュームの人となりや思想を知るのに格好の入門書が『デイヴィッド・ヒューム』です。著作の邦訳はいくつか出ていますが、それらに取りかかる前にまずは本書で概略を知っておくのも有意義なことではないでしょうか。

最後にご案内するのは、このところ書評が続いた『権威主義』を中心に、民主主義のゆくえを考える書籍を集めてみました。

アメリカのトランプ前大統領の振る舞いも記憶に新しいですが、日本の周辺に目を向ければロシアや中国のように権威主義体制を敷く国家がひしめいています。もちろん北朝鮮はその筆頭でしょう。

そしてここへ来てミャンマーの情勢も予断を許さなくなりました。果たして民主主義の価値観は過去の遺物となってしまうのでしょうか。そんなことを考えるための三冊です。

こっそり忍び込んでいました!

冷凍食品をほとんど食べないという家庭も多いようですが、わが家は決してそんなことはありません。しばしば食卓に登場しますし、最近の冷凍食品は味付けもバカになりません。

が、味について述べるなら、あたしの好みに合わないものが意外と多いです。たぶん、気にならない人にとってはどうってことないのでしょうが、あたしには絶対受け入れられない味付けのものが多々あります。まあ、冷凍食品ではなく、既に出来上がっているお惣菜でも同じなのですが……

そんなわが家が最近買ってみたのが、横浜流星のCMでお馴染み、マルハニチロの「五目シュウマイ 香りと旨み」です。基本的に中華は好きなので、こんなに宣伝しているのだから買って食べてみるか、と思った次第。

ところが、一口食べて吐き出してしまいました。

なんと、あたしの大嫌い、大の苦手であるショウガがしっかりと入っているではないですか! 隠し味どころの話ではありません。改めてパッケージを見るとしっかりと「ショウガ」の文字が! ウェブサイトにも「豚肉、鶏肉、たけのこ、たまねぎ、しいたけ、千切りしょうが入りの具材感のある五目シューマイ」と書いてあるではないですか!

しっかりと塊でショウガが入っていたのです。

あたしと親しく食事をしたことがある方ならご存じかも知れませんが、あたし、ショウガが苦手なんです。ショウガ味のものを口にすると切なくなってしまうのです。生姜焼きをスタミナ焼きと呼ぶなんてとても信じられません。あたしにはスタミナどころか気力から体力、何から何まで奪っていく食材です。

いや、中華ってショウガをいっぱい使ってるじゃない、と言われるかも知れません。

はい、ですからクックドゥのような中華調味料もショウガがキツくて食べられないものがままあります。お惣菜の餃子なども生姜が効いていて、あたしには受け付けられないものがほとんどです。更に言えば、以前にもこのダイアリーに書いたことがありますが、唐揚げがやはりショウガの宝庫だったりして、食べられないことが多いです。

そんなわけで、横浜流星の爽やかなCMにまんまと騙されました。

今日の配本(21/03/25)

ノートルダム
フランスの魂

アニエス・ポワリエ 著/木下哲夫 訳

2019年4月15日、世界遺産である築850年の大聖堂が炎に包まれた。その比類ない歴史を見つめ、国家の象徴となった道程を辿る。

仏検対策3級問題集[三訂版]

小倉博史、モーリス・ジャケ、舟杉真一 編著

過去問一新、必須の文法。CDでもスマホでも聴ける豊富な聞き取り練習、 よくわかるヒントと文法でどんどん進む仏検対策の決定版。

羽ばたくロシア語
旅歩きで初級からステップアップ!

土岐康子、三神エレーナ 著

主人公が遭遇するさまざまなシーンを通して、旅行気分を味わいながら実用的なロシア語を学んでいきましょう。音声アプリあり。