食べたら出すのは自然の摂理

あたしの勤務先のウェブサイトで、12月の新刊ラインナップが公開されました。そこで目に付いた新刊『アジア・トイレ紀行』。

トイレが社会を映し出す! トイレから文化を理解する! トイレをめぐるカルャー・ショックを綴るユニークなエッセイ。図版多数。

アジア各国のトイレ事情、そこから垣間見える国情、なかなかに興味深い一冊となりそうです。ところで、本書とセットになりそうな一冊が現在書店店頭に並んでいます。それが晶文社の『世界自炊紀行』です。

タイトルがよく似ていますが、別に姉妹編ではありません。ただ、姉妹編と思って併売していただけたら嬉しいです。

人間、誰しも食べなければ生きていけません。そして食べたら排泄するのは当たり前です。そんな取り入れと掃き出し、それぞれを扱っているのが『世界自炊紀行』と『アジア・トイレ紀行』です。是非セットでよろしくお願いします。

誰是被害者

大河ドラマ「べらぼう」は相変わらず見続けております。そろそろ最終盤に近づいているはずなのに、いまだ写楽が出て来ないのが気になります。この後、どんな風に大団円を迎えるのか、12月初旬で最終回だと思うので、今から楽しみにしております。

それはさておき、この秋のシーズンに見ているドラマ。10月スタートですからだいたい3回くらい放送されたところですね。見ているドラマは以下のとおりです。

まずはたぶん巷の関心ナンバーワンではないかと思われる、TBS系の「じゃあ、あんたが作ってみろよ」です。海老フライならぬ海老カツ、かつおちゃんがハマリ役ですね。特に、あたしも昭和の価値観ど真ん中ですので、共感どころか、まるであたしのことをドラマにされているような気がします。

続いて、こちらも同じくTBS系の「フェイクマミー」です。主役の二人、波瑠と川栄李奈って好きな女優さんなので見始めました。川栄の娘がもっと生意気なタイプかと思いきや、母の立場も理解しているし、波瑠にも打ち解けているし、予想外にいい子なのがあたし的には加点ポイントです。

そしてもう一つ、テレビ東京系の「コーチ」です。これも主演・唐沢寿明の飄々として、とぼけた演技がいい味出していて楽しいです。刑事モノなので一話完結なので見やすいかなと思って見てみたらハマってしまいました。

最後に、今季のドラマではありませんが、この一週間くらいハマってしまったのが、NETFLIXで配信中の台湾ドラマ「誰是被害者」、邦題は「次の被害者」です。もう数年前にシーズン1が、そして二年ほど前にシーズン2が配信されていたらしいのですが、いまさら知って一気に見てしまいました。

各シーズン8話なので決して長いドラマではありません。それでもしっかりと登場人物が作り込まれていて、引き込まれました。シーズン1は自殺がテーマで、そこに主人公の娘が絡んでいるのではないかという疑惑がストーリーのテーマになっています。当然主人公の娘ですから事件の真犯人のわけはないのですが、だからといって全くの潔白というわけではないのが、むしろよい感じでした。

シーズン2は猟奇性がさらに増した連続殺人事件です。ただ親子のすれ違いや誤解が背景になっているので、なかなか切ないものがあります。日本ではこのシーズン2にディーン・フジオカが出ているということが話題になっていたようですが、真犯人はすぐ身近にいたというのが鍵でしょう。

それにしても復讐のためにあそこまでするものなのか、という気がする反面、登場人物の多くが自分の子供や自分を理解してくれる人のために、却って疑心暗鬼になってしまうのが見ていてもツラいところです。

シーズン2のラストシーンは、さらに大きな謎、疑惑があることを示唆して終了します。ただ、いまのところシーズン3が制作中という話はネット上では見つけられません。あのままで終わりということはないと思いますし、制作費が集まらないということもないと思うのですが、どうなのでしょう。

シーズン2のラストもものすごく気になったのですが、シーズン2の真犯人は15年前の家で青年たち、そしてその家での時に友達を殺して自殺したとされた少女の母親でした。この母親が整形手術をして鑑識官になりすますわけですが、あれだけの殺戮方法を駆使するような医療技術や知識はどこで手に入れたものなのでしょう。途中で医者だったというシーンがチラッと出てきましたが、どのくらいの経験者なのか、外科医なのか内科医なのか、それがよくわかりませんでした。

 

国分寺で広島や新潟などなど

国分寺の駅ビル・マルイでやっていた物産展へ行ってきました。今回は広島の物産展です。名物のもみじ饅頭を買ったり、冷凍のお好み焼きを買ったりしたのですが、こんなお菓子も売っていたので買ってみました。

それがこちら、写真の右側に写っている牡蠣まるごとせんべいです。ちなみに写真の左側は近所のスーパーで買ってきた柿です。牡蠣と柿で、単なるダジャレ写真です。笑っていただければ幸いです。

広島物産展では、その他に漬物の広島菜も買ってみました。昨日の夕飯で早速いただきましたが、おいしい菜っ葉でした。

さて、国分寺のマルイですが、広島物産展とは別に新潟物産展も開かれていました。新潟と言えば母の故郷です。立ち寄らないわけにはいきません。

母は、この物産展とは無関係に食べたいと言っていた笹団子が売られていたので買っていました。そして、あたしは日本酒を買ってみました。それが二枚目の画像です。

新潟物産展とは言え、今回並んでいたのは母の故郷である上越市のよしかわ杜氏の郷のお酒ばかりでした。その中から大辛口秋桜の二つをチョイスしました。

大辛口は、あたしがどちらかと言えば辛口の日本酒が好きなので選びました。そしてもう一つ選んだ秋桜は季節だからという単純な理由です。

秋桜と言えば、山口百恵のあの曲を思い出してしまいますが、わが家の近所にはコスモスが群生しているところがありません。何回か狭い庭でコスモスを咲かせようと母が奮闘したのですが、どうもうまくいきません。

物産展の人は、冷やでも燗でも美味しいですよと言っていましたが、あたしはやはり冷酒で飲みたいと思います。自宅に帰って日本とも冷蔵庫に入れました。あと酒の肴というわけでもありませんが、栃尾の油揚げも買ってきました。

2025年10月のご案内

2025年10月に送信した注文書をご案内いたします。

   

10月のご案内も、まずは今月のおすすめ本です。続いて刊行即重版が決まったアトウッドの『ダンシング・ガールズ』、さらにしばらく品切れだった残雪の『黄泥街』の重版が決まったので、そのご案内です。また書評後に注文が急伸した『生きることでなぜ、たましいの傷が癒されるのか』の重版をご案内しました。

   

続いて、11月に東京でデフリンピックが開催されるので、手話に関する書籍のご案内です。中旬にはいつもどおり、今月のおすすめ本「語学書」を案内しました。次に温又柔さんの新刊『真ん中の子どもたち』に合わせ既刊二点のご案内です。そして、これも書評で注文が伸びた『第七問』の重版決定のご案内です。

   

月の後半は、まず初の女性総理誕生を受けて関連書籍のご案内をしました。またNHK「100分de名著」がフランケンシュタインなので『メアリ・シェリー』を案内しました。次に配本時から品切れ状態でした文庫クセジュ『オスマン帝国』の重版が決まったのでご案内しました。またフジテレビ系のドラマで重要なアイテムとして登場しているシェイクスピア『夏の夜の夢』の案内をしました。

10月の最後は、ロングセラーになっている『ポピュリズムの仕掛人』が5刷になりましたので、そのご案内でした。