還暦を前にして性に目覚めてしまった?

たまたま買った新書2点。いみじくも共通するキーワードが「性」でした。

一つはハヤカワ新書の『人類学者が教える性の授業』、もう一つが光文社新書の『性的であるとはどのようなことか』です。どちらも下ネタではなく、極めて真面目な内容の本であることは言うまでもありません。

後者の著者、難波優輝さんは少し前に『物語化批判の哲学』を読みましたが、あたしにはかなり歯応えのある一冊でしたから、本書もきっと噛み応えのある内容なのでしょう。壇蜜推薦というのがちょっと笑えます。

一方の前者、タイトルだけを見て想像するのは、現在放送中の日テレ系ドラマ「パンダより恋が苦手な私たち」を思い出します。ドラマの方は求愛行動だけに興味・関心を持っている大学の先生が出てきますが。

ちなみに、後者の著者、奥野克巳さんの『入門講義 アニミズム』もつい先日楽しく読んだばかりでした。

今日の配本[26/01/29]

インド独立の志士「朝子」

笠井亮平 著

本書は、本人と関係者へのインタビューのほか、未公開の日記や回顧録など貴重な資料を駆使し、一独立運動家の目で見た戦前・戦後の日印関係を再構成したものである。日本で生まれ育ち、若くしてインド独立運動に身を投じたアシャとその家族の数奇な運命を通して、気鋭の研究者が日印関係史に新たな視角をもたらした傑作ノンフィクション。

日本の夜の公共圏
スナック研究序説

谷口功一、スナック研究会 編

かつては全国津々浦々にあったスナック。本書ではその起源・成り立ちからコロナ前までの現状に至るまで、徹底的に調べ上げた本邦初のスナック研究である。スナックという「夜の公共圏」・「やわらかい公共圏」に光を当てることで、日本社会の「郊外/共同体」と「社交」のあり方を逆照射することを試みた。

ドナルド・キーン わたしの日本語修行

ドナルド・キーン、河路由佳 著

日本文学研究の泰斗はいかに誕生したのか。もし海軍日本語学校に入らなかったら、日本文学者になることはなかった――2019年2月に惜しまれつつも東京で永眠した故ドナルド・キーン氏は、かつて自らの分岐点についてこう語った。