家永真幸 著
第二次世界大戦後の国民党政権による一党支配体制、そのもとで繰り広げられた反体制運動と政府当局による弾圧――民主化以前の台湾をめぐる政治的争点を紐解きながら、冷戦期の国際情勢の変化を読み込みながら、「反中/親中」あるいは「反日/親日」という二項対立では理解できない台湾社会の複雑さに迫る。そして、台湾の成り立ちに欠かせない日本、アメリカ、中国との関係をも、「人」を起点にふんだんに描き出す。
田岡俊次 著
台湾有事──本当の危機が迫っている。米中対立のリアル、思考停止する日本政府の実態、日本がこうむる人的・経済的損害の実相。選択を間違えたら日本は壊滅する。安保政策が歴史的大転換を遂げた今、老練の軍事ジャーナリストによる渾身の警告!
京谷一樹 著
藤原氏は天皇家と強く結びつき摂関政治によって栄華を極めた。一族の「ブランド」を最大限に生かし続け、武士の世も、激動の近現代も生き抜いた、日本史に燦然と輝く超セレブである。大化の改新の中臣鎌足から昭和の内閣総理大臣・近衛文麿までの90人を取り上げ、名門一族の華麗なる物語をひもとく。
朝日新聞政治部 著
岸田官邸の最大の危うさは、政治ではなく行政のような「状況追従主義」にある。先手は打つが理念と熟慮に欠け求心力がなく、稚拙な政策のツケはやがて国民に及ぶ——。迷走する政権の深層を克明に捉えた、「朝日新聞」大反響連載「岸田官邸の実像」、待望の書籍化!
医療系雑貨生みたて卵屋 著
不思議世界が好きなあなたに贈る、「事実と空想、毒と薬の世界へ。」
毒と薬の世界史
ソクラテス、錬金術、ドーピング
船山信次 著
毒にしても薬にしても、人類との関わりは、きわめて長く深い。古くから人類は毒を避け、効能のある物質は活用してきた。そして、それらを合成することが可能になってからは、良きにつけ悪しきにつけ、その使用法は無限に拡大している。しかし、実は、同じものが毒にもなれば薬にもなる。本書は、ソクラテスの飲まされた毒から、錬金術、ドーピングにいたるまで、古今東西の毒や薬をめぐる秘話・逸話を紹介するものである。
岸本佐知子 著
PR誌『ちくま』名物連載「ネにもつタイプ」第三弾、待望の文庫化! 単行本未収録回大増量!! もっとくらくら、ずっとわくわく、自室ではじまる頭のなかの大冒険、ハマりだしたらぬけだせない魅惑のキシモトワールドへようこそ。
土田健次郎 訳注
春秋時代の魯国、周王朝の復興を唱え、政治へのあくなき情熱とともに理想を追求した人、孔子。その言行録『論語』は、古来、多くの人々に人生の指針を与えてきた。孔子が弟子たちに教えたもの、それは学問、礼の実践、徳の涵養である。中心にあるのは徳であり、わけても「仁」を至上とした。仁とは、日常生活において状況に相応しい価値を適切に選び取れることを指し、それを体得した者が君子となる。本書は、「『論語』をして『論語』を語らしめること」を主眼に置き、何晏、朱子、仁斎、徂徠など、数多の解釈を比較考量。新たな書き下し文と明快な現代語訳、詳細な注と補説を付した決定版訳注書である。
出口治明 著
世界初の工業化である産業革命が起こり、ヨーロッパ躍進の原動力となる。自然権や平等、社会契約説、人民主権論など理性による人間の開放を唱える啓蒙思想はアメリカ独立革命、フランス革命に結実する。革命戦争、市民戦争の犠牲を経て国民国家が誕生した。清や日本は内憂外患に苦しむが、明治維新が日本の国家としての体制を後押しする。各国が列強として国力を競う覇権の時代へ。
李琴峰 著
売れない新人作家・柳佳夜は身体を持っていることにうんざりしている。精神のみの自分の存在証明を求めるべくSNSで頻繁にエゴサーチを行う。エゴサに明け暮れるうち、同姓同名のVTuberを発見する。魔界への帰還を目指す吸血鬼という設定のVTuberはまたたく間に人気配信者となり、むしろ自分になりすまし疑惑がかけられ、柳はVTuberの正体を突き止めようと奔走するが――。