つい先日、『神のゴーストライター』という本が刊行になりました。タイトルだけ見たのでは、どんな本なのか、そもそもどんなジャンルの本なのかわかりづらいかも知れませんが、サブタイトルの「聖書を作った古代ローマの奴隷たち」を見ていただければ、おおよその内容が掴めるのではないでしょうか。
ところで、「奴隷」をキーワードに検索してみますと、多くのコミックやラノベがヒットします。内容やタイトルに奴隷を含む作品がそんなにも量産されているとは知りませんでした。もちろん人文の歴史ジャンルに並ぶような書籍もありますが、コミックには圧倒されてしまいます。
ただ歴史ジャンルで刊行される奴隷の本も、古代ロマーマの奴隷から奴隷貿易まで、かなり幅広いものが出されています。それだけ内外で研究が進んでいるのでしょうし、研究が進むということはジャンルとして注目されているのでしょう。
現在はさすがに奴隷など存在しないはずでしょうが、奴隷のように搾取されている立場の人はまだまだたくさんいるのではないでしょうか、だからこそフェアトレードという言葉がよく聞かれるのだと思います。
ところで、コミックやゲームなどで取り上げられることが多いテーマだと、歴史などの専門書にもその波及効果が生まれることがしばしばあります。これだけ奴隷を扱ったコミックがあるのであれば、『神のゴーストライター』がそういうコミックの愛読者のアンテナに引っかかるかもしれませんね。