わすれなぐさ

わすれなぐさ

吉屋信子 著

美しく我儘なクラスの女王様・陽子と、彼女が想いを寄せる無口で風変わりな牧子、そして真面目で兄弟思いの硬派な一枝。女学校で繰り広げられる少女たちの三角関係の行方は……。解説=宮田愛萌、内田静枝。

2023年8月29日

オットー大帝 辺境の戦士から「神聖ローマ帝国」樹立者へ

オットー大帝
辺境の戦士から「神聖ローマ帝国」樹立者へ

三佐川亮宏 著

カール大帝の死後、フランク帝国は3分割される。そのひとつ、東フランク王国の貴族の子として912年に生まれたオットーは、父による王位獲得の後、936年、東フランク国王として登位する。度重なる東方異民族による襲撃、兄弟や息子たちの叛乱、イタリアへの遠征と、その生涯は戦役の繰り返しだった。カール大帝の伝統をを引く皇帝戴冠を受け、のちに神聖ローマ帝国と呼ばれる帝国の基盤を作った、この国王の不屈の生涯を描く。

2023年8月25日

浄土思想 釈尊から法然、現代へ

浄土思想
釈尊から法然、現代へ

岩田文昭 著

仏の国土である浄土に往生し、悟りをえて成仏を目指す浄土教。浄土宗、浄土真宗、時宗などが属し、現在信者数が最も多い。なぜこれだけ多くの信仰を集めたのか。本書は、物語の力に教えの広がりの源泉を見る。衆生を救うため誓いをたて阿弥陀仏になった法蔵菩薩の「法蔵説話」、家庭不和を主題とする「王舎城の悲劇」など経典に書かれた物語、法然や親鸞ら宗派の祖師伝を読み解きながら、その思想の本質に迫る。

2023年8月25日

現代台湾クロニクル 2014-2023

現代台湾クロニクル
2014-2023

近藤伸二 著

本書が取り上げるのは、台湾が対中融和から対立に舵を切るきっかけとなった「ひまわり学生運動」が発生した2014年を起点とし、2023年初めまでの約10年間。政権運営、対中関係、外交、内政、経済、社会の6つのテーマ別にやさしく解説する。著者はジャーナリストとして、また大学教授として長年にわたって報道・研究に携わってきたベテランの台湾ウォッチャーだ。

2023年8月22日

魯肉飯のさえずり

魯肉飯のさえずり

温又柔 著

就活に失敗し、逃げるように結婚を選んだ桃嘉。優しい台湾人の母に祝福されるも、理想だった夫に一つ一つ〈大切なもの〉をふみにじられていく。台湾と日本のはざまで母娘の痛みがこだまする長編小説。織田作之助賞受賞作。

2023年8月22日

悪女入門 ファム・ファタル恋愛論

悪女入門
ファム・ファタル恋愛論

鹿島茂 著

男を破滅させずにはおかない運命の女femme fatale――魔性の魅力の秘密は何か。宿命の恋の条件とは。フランス文学から読み解く恋愛の本質、小説の悦楽。

2023年8月22日

桓武天皇 決断する君主

桓武天皇
決断する君主

瀧浪貞子 著

皇位継承者には成り得なかったにもかかわらず、藤原氏の奇計により即位した桓武天皇。長岡京、平安京への二度の遷都と、蝦夷との戦争を決断し、実弟・早良親王との骨肉の確執を乗り越えた多端な生涯を読み解く。血統に頼らず、政治的パフォーマンスに優れた「造作と軍事の天皇」の新たな実像と、日本古代史の転換点を描く。

2023年8月21日

増補版 藤原道長の権力と欲望 紫式部の時代

増補版 藤原道長の権力と欲望
紫式部の時代

倉本一宏 著

2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の時代考証を担当した著者が、道長の日記を読み解く。道長が、娘(中宮彰子)のためにスカウトし、『源氏物語』を書かせた女性こそ、紫式部だった! 王朝の政治と愛憎のリアルがここに。『藤原道長の権力と欲望 『御堂関白記」を読む』に、「紫式部と『源氏物語』」の章を加え、増補改訂。

2023年8月18日