法王庁の抜け穴

法王庁の抜け穴

ジッド 著/三ツ堀広一郎 訳

奇蹟によって回心したフリーメイソン会員のアンティムと、幽閉されたローマ法王を救い出すという詐欺を企てる《百足組》の首領プロトス。そして、予期せぬ遺産を手にしながらも「無償の行為」に走るラフカディオ。それぞれの偶然の出来事が複雑に絡み合い……。時代を画したジッドの傑作。

2022年12月31日

ステパンチコヴォ村とその住人たち

ステパンチコヴォ村とその住人たち

ドストエフスキー 著/高橋知之 訳

都会で暮らす私は、育ての親であるおじの召使から、故郷での異常事態について知らされる。祖母に取り入った居候フォマー・フォミッチが、口八丁を弄して家庭の権力をほしいままにしているというのだ。彼と対決すべくかの地に向かうが、癖のある客人や親戚たちの思惑にも翻弄され、予想外の展開に……

2022年12月31日

無条件降伏 誉れの剣Ⅲ

無条件降伏 誉れの剣Ⅲ

イーヴリン・ウォー 著/小山太一 訳

作家自身の軍隊経験をもとに、戦争の醜悪かつ滑稽な現実と古き理想の崩壊を時に喜劇的に、また辛辣に描いて、最高の第二次大戦小説と称賛されたイーヴリン・ウォー最後の傑作《誉れの剣》三部作完結篇。本邦初訳。

2022年12月28日

深掘り三国志

深掘り三国志

塚本靑史 著

「三国志」には、劉備、曹操、孫権、関羽、張飛、諸葛孔明などの有名な人物が登場するが、時代を動かしたのは彼らだけではない。「魏志倭人伝」に登場する卑弥呼も「三国志」の一部であることはあまり知られていない。日本の「三国志」が五丈原における孔明の陣没で終わってしまうから、と塚本氏は言う。「三国志」をテーマに、その時代とそれを支えた人物を、読み解く。

2022年12月25日

一日三秋

一日三秋

劉震雲 著/水野衛子 訳

河南省の延津には、夢に現れて笑い話をせがむ“花二娘”の伝説があり、彼女を笑わせられない者は死んでしまうという。そんな延津で伝統劇『白蛇伝』を演じた三人の男女の運命が、花二娘の伝説と絡み合う。中国の茅盾文学賞作家が上質なユーモアで描く最新長篇。

2022年12月25日

絶縁

絶縁

村田沙耶香、アルフィアン・サアット、ハオ・ジンファン、ウィワット・ルートウィワットウォンサー、韓 麗珠、ラシャムジャ、グエン・ゴック・トゥ、連明偉、チョン・セラン 著/藤井光、大久保洋子、福冨渉、及川茜、星泉、野平宗弘、吉川凪 訳

きっかけは韓国を代表する若手作家チョン・セランさんのひと言でした。「韓中日+東南アジアの若手世代の作家7~9人で、同じタイトルのもとそれぞれ違う短編小説を書いてアンソロジーを出してみたいです。今、思い浮かんでいるタイトルは『絶縁』です」この提案を、『コンビニ人間』が世界的ベストセラーになった村田沙耶香さんに伝えたところ「痺れるテーマですね」と快諾。その後、アジア9都市9人の作家の参加が決定しました。『折りたたみ北京』にてヒューゴ賞を受賞した郭景芳(ハオ・ジンファン)さんをはじめ、いずれも気鋭の作家です。多くの作品が既存作品の翻訳ではなく書きおろしという前代未聞のプロジェクト、日韓同時刊行です。

2022年12月25日

話の終わり

話の終わり

リディア・デイヴィス 著/岸本佐知子 訳

「アメリカ文学の静かな巨人」デイヴィスの、代表作との呼び声高い長篇。かつての恋愛の記憶を綴る〈私〉の思考を硬質な筆致で描き出す。

2022年12月15日

グリーン・ロード

グリーン・ロード

アン・エンライト 著/伊達淳 訳

世界各地に暮らす四人の子供たちのもとに母からクリスマスカードが届く。ブッカー賞作家による2016年度アイルランド文学賞受賞作。

2022年12月15日

古典と日本人 「古典的公共圏」の栄光と没落

古典と日本人
「古典的公共圏」の栄光と没落

前田雅之 著

高等教育の古文・漢文不要論が唱えられる今、古典は本当に必要なのか。日本において古典が成立した経緯を辿りながら、そもそも「古典」とは何かを考える。一般社会通念としての「古典」とは、歴史の中で他者の視線に耐え抜いた書物を指すことが支配的であるが、本書では、本来の「古典」には明確な基準があったことを明らかにする。

2022年12月15日

射精道

射精道

今井伸 著

性機能と生殖医療の専門医が、それぞれの年代での性生活・射精生活の心構え、現れやすい問題と対策を解説。思春期から中高年までの各年代を読み通すことで、医学的に正しい陰茎の扱い方や、生涯にわたり性機能を維持する方法を知る。

2022年12月15日