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Rockfield's Diary
Rockfield's Diary
ひとまず安心?

今日の夕方、近所のかかりつけの内科クリニックへ行って、母の認知症の検査を受けてきました。ここ数年、物忘れや勘違いが目立つようになってきたので、早めの対処が肝心だと思っていました。かかりつけの医院で認知症相談をやっているとのことだったので、お願いした次第です。
15分ほど、看護師さんからいろいろと質問をされ、それに母が答えるというもので、テレビの認知症ドキュメントなどで見たような光景でした。母が緊張していたのかどうかはわかりませんが、意外とハキハキと答えていました。
そして診断結果ですが、30点満点の不達のテスト、28点と29点で非常によい成績でした。現状ではまるで認知症やボケの心配はないそうです。あたしとしてもひと安心です。
とはいえ、年相応に物忘れや勘違いがしばしば起きているので、やはり日ごろから注意していないとダメなのでしょう。逆に今日のテストで「大丈夫」と言われて、母が慢心してしまうのが怖いところです。
今日の配本[26/04/21]

既視感

あれっ、これって前にどこかで見たことあるなあと感じる既視感。最近も感じたことがあるので、ちょっとご紹介したいと思います。
それがこちら、『小説の技巧』です。つい先日、新書版が刊行され、絶好調で売れているのですが、ここでご紹介したいのは単行本の方です。これもロングセラーの人気商品でした。
いま述べたように、新書版になって、カバー装丁がガラリと変わってしまったので、既視感は薄れてしまったのですが、この単行本の方を見ていると、「どこで見たんだっけかなあ」といつも思ってしまうのです。
ところが、それを最近思い出したのです。それがこちらです。おわかりになりますか。
ロックバンドTOTO(トト)のアルバム「ISOLATION(アイソレーション)」です。白と黒の配置こそ逆ですが、左右に白と黒が配されているデザインはよく似ていると思います。どっちが白でどっちが黒だったのか正確に覚えていなかったので、余計に既視感を覚えたのでしょう。
ちなみに、『小説の技巧』の刊行が1997年、TOTOのアルバムの発売は1984年ですから、やはり『小説の技巧』を見て既視感を感じたのは正しかったのですね。
日本で洋楽が流行っていた、高校時代の懐かしい想い出の一枚です。
清水の舞台から飛び降りました!

昨日付のダイアリーで、母の誕生日(4月16日)の晩にいただいた料理をご紹介しました。どれも美味しいお料理でした。
ただ読み返してみたところ、どこで食べたのかを書いていなかったのに気づきました。はい、今回母を連れて行ったのは京料理の道楽さんです。
10年以上前に『京のおまわり 老舗料亭の主人がつくる四季のおかず53品』(京都新聞)が刊行されたころに訪れ、食事をしたことがあり、あまりの美味しさに感動した記憶があるのです。
そんなことを話したら母から「あたしも連れて行け」と何度も言われたので、遂に意を決して母の誕生日に予約を入れ、木金の一泊で京都へ行ったという次第です。
席にはお盆が置かれ、その上に箸と盃、それに膝掛けの手ぬぐいが用意されていました。いよいよ食事のスタートです。
どんな料理だったのかは昨日のダイアリーに写真を載せましたので、そちらをご覧ください。ご主人手書きのお品書きが用意されていて、料理の説明をしていただきました。また床の間に飾られた掛け軸や花器なども一つ一つ丁寧に説明してもらいました。こういうものの知識をもっと蓄えたいものだとつくづく痛感しました。
さて、料理とは別に飲み物です。母はアルコールを嗜まないので烏龍茶、そしてあたしは「松の翠」「七本槍」をいただきました。
前者は京都、後者は滋賀の日本酒です。どちらも初めて飲んだ銘柄で美味しかったですが、特に「松の翠」があたしの好みによく合っていました。帰京後にウェブサイトを見ると
京都の文化を守る一翼を担い、京料理や京懐石など和食との相性を突き詰めた逸品。茶懐石料理に最適な少し辛口で綺麗な後味が特徴。
と書いてありましたので、この日の食事に合うわけです。納得です。ネットでも買えそうなので、こんどお取り寄せしてみたいと思います。
そんな母の誕生日の京料理、お会計が三つめの画像です。こういうものをお見せするのは無粋の極致かもしれませんが、もうあたしとしては清水の舞台から飛び降りるつもりの覚悟で予約して、母を連れて行った誕生日旅行でした。いや、値段だけのことはある料理と給仕でした。
母のためとはいえ、ちょっと散財してしまったので、また明日から一生懸命働こうと思います。とはいえ、給料は決まっているので日々の努力で増えたり減ったりするものではありませんが(汗)。
ちなみに、宿泊は前回の母との京都旅行と同じく、京都駅前の新阪急ホテルです。ここもあと数ヶ月で閉館になってしまうのですよね。便利な場所にあって、比較的安く泊まれるホテルだったのですが、残念です。
実はこれがメインイベント

木金と母を連れて京都へ行った旅行の行程は既に載せましたが、実は今回の京都旅行のメインは神社仏閣巡りではなかったのです。
木曜日、4月16日が母の誕生日当日であったので、前々から行ってみたい、食べてみたいと言っていた京料理のお店を少し前に予約して、そこへ母を連れて行ったのです。今回はその料理の数々を改めてご紹介します。
まずは座付です。一つの更に二つずつ盛り付けてあり、取り分けていただきました。旬の筍が嬉しかったのと、鯛の子がとても美味しかったです。
続いては前菜です。鰻の八幡巻きをはじめ、十品以上はありました。これで前菜なのですから、この後の料理が楽しみになります。蕗、楤の芽それぞれの天麩羅がサクサクしてとても美味しかったです。
その次は椀盛です。非常に細かく切った茗荷がアクセントになっていて、とてもやさしい味でした。
次に出て来たのは祝肴です。あらかじめ母の誕生日だと伝えてあったので、鯛と赤飯を出してくれました。
次はお造り、お刺身ですね。本鮪は脂がちょうどよく乗っていました。コゴミもよいアクセントになっていました。
その次の焼物は、これも一皿に二つずつ盛り付けられていて、そこから取り分けていただきました。お皿も縁起物の鶴の意匠でした。こういう細かなところにも、母の誕生日という心づかいが見て取れます。
そして次は炊合。ここに入っていた焼豆腐が非常に面白い食感、初めていただきました。今シーズンの初鰹も美味しかったです。
蒸物は、丹波ぐぢの酒蒸し、つまり鯛ですね。先程の茗荷と同じように非常に細かく切られた葱が美しかったです。
酢肴は赤貝などに枸杞の実を散らしてありました。鉄砲和の鉄砲は「てっぽう」ではなく「てっぱい」と読むそうです。いろいろ勉強になります。
ここまでで料理は一段落、最後に御飯とお吸い物、香物で〆です。香の物はカリフラワーやパプリカなど使っている野菜が面白かったです。
御飯と出てくるのは味噌汁かと思いましたが、見事に裏切られました。湯葉をいただいて、京都へ来たなあと感じました。御飯は五目おこわでした。
御飯も済んでデザートは八朔ゼリーです。蓋の部分には八朔の実が残っていて、それを搾ってゼリーにかけると、ゼリーの味変ができ、とても美味しかったです。
ゼリーの後には、お店自家製の羊羹をいただきました。たぶん、普段のコースであればこれで終わりなのでしょうが、母の誕生日ということで、席を変えてお抹茶を振る舞われました。お店のご主人みずからのお点前でした。茶の作法をろくに知らない母とあたし、恥を掻かなかった非常に不安でドキドキのお茶席でした。