やさしい日本語 多文化共生社会へ

やさしい日本語
多文化共生社会へ

庵功雄 著

人口減少を背景に、移民受け入れの議論が盛んになっている。受け入れるとしたときに解決しなければならないのがことばの問題。地域社会で共通言語になりうるのは英語でも普通の日本語でもなく〈やさしい日本語〉だけ。移民とその子どもにとどまらず、障害をもつ人、日本語を母語とする人にとって〈やさしい日本語〉がもつ意義とは。

2022年5月16日

本からはじまる物語

本からはじまる物語

阿刀田高、有栖川有栖、いしいしんじ、石田衣良、市川拓司、今江祥智、内海隆一郎、恩田陸、篠田節子、柴崎友香、朱川湊人、大道珠貴、梨木香歩、二階堂黎人、本多孝好、三崎亜記、山崎洋子、山本一力 著

森を飛びかう絵本をつかまえる狩人、ほしい本をすぐにそろえてくれる不思議な本屋、祖父がゆっくり本を読む理由、書店のバックヤードに隠された秘密……。青春、恋愛、時代小説から、ミステリにファンタジーまで、「本」と「本屋」をテーマに豪華執筆陣18名が集結! 本の世界の奥深さが短いお話の中にたっぷり詰まっています。1話5分でわくわくできてどこから読んでも面白い、本にまつわるショートショート・アンソロジー。

2022年5月14日

ベルリンは晴れているか

ベルリンは晴れているか

深緑野分 著

1945年7月、ナチス・ドイツの敗戦で米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が米国製の歯磨き粉に含まれた毒による不審死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、なぜか陽気な泥棒を道連れに彼の甥に訃報を伝えに旅出つ―。圧倒的密度で書かれた歴史ミステリの傑作、待望の文庫化。

2022年5月14日

文天祥

文天祥

梅原郁 著

モンゴル軍の入寇に対し敢然と挙兵した文天祥。宋王朝に忠義を捧げ、刑場に果てた生涯を、宋代史研究の泰斗が厚い実証とともに活写する。解説、小島毅。

2022年5月12日

儒教・仏教・道教 東アジアの思想空間

儒教・仏教・道教
東アジアの思想空間

菊地章太 著

儒教と道教、そして仏教。この三つの異なる宗教は、長い歴史のなかで渾然と併存してきた。そのような不思議な思想空間は、なぜ、いかにして成り立っているのか。死生観、自然認識、民間信仰などの視点から、衝突・妥協・調和を繰り返すダイナミズムをとらえる意欲作。矛盾しながら共存する東アジア的宗教の本質を、シンクレティズム=習合というキー概念から鋭く分析し、軽妙な筆致でやさしく語る。

2022年5月12日

辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿

辮髪のシャーロック・ホームズ
神探福邇の事件簿

莫理斯 著/舩山むつみ 訳

19世紀の偉大なる名探偵シャーロック・ホームズがもし、ビクトリア朝時代の英国人ではなく、清末の時代に生きた中国人だったとしたら……。そして、彼が奇妙な事件を次々に解決したのが大英帝国の首都ロンドンではなく、東の果ての植民地香港だったら……。ホームズとワトソンを彼らとまったく同じ時代に生きた中国人、福邇(フー・アル)と華笙(ホア・ション)とし、物語の舞台を香港にした極上のパスティーシュ作品。正典ホームズ・シリーズからの換骨奪胎ぶりが絶妙だ。1880年代の香港の様子が生き生きと描かれ、ミステリーであると同時に、歴史小説としても読み応え十分。

2022年5月3日

チベット幻想奇譚

チベット幻想奇譚

星泉、三浦順子、海老原志穂 編訳

伝統的な口承文学や、仏教、民間信仰を背景としつつ、いまチベットに住む人々の生活や世界観が描かれた物語は、読む者を摩訶不思議な世界に誘う。時代も、現実と異界も、生と死も、人間/動物/妖怪・鬼・魔物・神の境界も超える、13の短編を掲載した日本独自のアンソロジー。

2022年5月3日

路上の陽光

路上の陽光

ラシャムジャ 著/星泉 訳

10歳の少年が山で父の放牧の手伝いをしながら成長していく姿を描く「西の空のひとつ星」、センチェンジャの横暴におびえる中学校の教室を舞台に気弱な男子ラトゥクが勇気を持つにいたる「川のほとりの一本の木」、村でたった一人の羊飼いとなった15歳の青年が生きとし生けるものの幸せについて考える「最後の羊飼い」など8作品を収める。

2022年5月2日

中国共産党 世界最強の組織 1億党員の入党・教育から活動まで

中国共産党 世界最強の組織
1億党員の入党・教育から活動まで

西村晋 著

日本人は、隣国かつ最大の貿易相手である中国を支配する共産党の実態をほとんど知りません。というのも、その本質は日本で盛んに報道される党中央ではなく、地域に根差したボトムアップの組織構造にあるのです。本書は、これまで日本で語られてこなかった中国共産党の下部組織を初めて紹介します。約1億の党員がいかに訓練され、企業や地域に浸透しているかを知らずに中国社会は語れません。「なぜ中国は迅速なロックダウンができたのか」「なぜ中国進出する日系企業は共産党員を迎える必要があるのか」このような疑問を解く鍵を握るのが共産党組織です。「一党独裁」のイメージからは想像できない真の中国をご案内しましょう。

2022年4月27日

あの図書館の彼女たち

あの図書館の彼女たち

ジャネット・スケスリン・チャールズ 著/髙山祥子 訳

1939年パリ。オディールはアメリカ図書館の司書に採用された。文学を愛する彼女は熱心に仕事に取り組むが、ついにドイツと開戦。図書館は戦地の兵士に本を送るプロジェクトを始める。だがドイツ軍がパリ市内に入り、ユダヤ人の利用者に危機が訪れる。利用者のために図書館員が考え出した方策とは――。戦下のパリと1980年代のアメリカを舞台に、オディールの波瀾万丈の人生と、ナチス占領下の図書館員たちの勇気を描く感動作。

2022年4月26日