三大遊郭 江戸吉原・京都島原・大坂新町

三大遊郭
江戸吉原・京都島原・大坂新町

堀江宏樹 著

十六世紀末の秀吉の時代に誕生し、伝統と品格を守りつづけた京都・島原。一六一七年、駿府から将軍のお膝元に移設され、経済・文化の変化にともない進化し続けた江戸・吉原。一六三一年頃から営業を開始し、庶民的でありながらも国内随一の豪華な揚屋建築を誇った大坂・新町。幕府の官許を得て発展した三大遊郭それぞれの歴史や実態を知ることで、日本史における女性の地位、恋愛観の変遷が見えてくる。女たちの日常や客に対する手練手管、遊郭ビジネスの仕組み、江戸・深川や京都・祇園など公認以外の花街との関係などを現代的な感覚で解説した新しい遊女・遊郭論。

2021年11月15日

素朴と文明の歴史学 精選・東洋史論集

素朴と文明の歴史学
精選・東洋史論集

宮崎市定 著/井上文則 編集・解説

日本の東洋史学が生んだ20世紀の巨人、宮崎市定(1901-95年)。広範な領域にわたる魅力的な著作の数々から、全集未収録作品を含め、これまで文庫に収録されてこなかったものを中心に精選したアンソロジー。長年の愛読者はもちろん、宮崎史学初めの一歩にも。

2021年11月10日

歩道橋の魔術師

歩道橋の魔術師

呉明益 著/天野健太郎 訳

1979年、台北。中華商場の魔術師に魅せられた子どもたち。現実と幻想、過去と未来が溶けあう、どこか懐かしい極上の物語。現代台湾を代表する作家の連作短篇。単行本未収録短篇を併録。

2021年11月6日

テヘランでロリータを読む

テヘランでロリータを読む

アーザル・ナフィーシー 著/市川恵里 訳

全米150万部、日本でも大絶賛のベストセラー、遂に文庫化! テヘランでヴェールの着用を拒否し、大学を追われた著者が行った秘密の読書会。壮絶な彼女たちの人生とそれを支える文学を描く、奇跡の体験。

2021年11月6日

鏡のなかのアジア

鏡のなかのアジア

谷崎由依 著

遙かな歴史を持つチベットの僧院、台湾の雨降る小さな村の不思議な出来事、熱帯雨林にそびえる巨大樹だった男の過去……。珠玉の幻想短編集。

2021年11月2日

左京区桃栗坂上ル

左京区桃栗坂上ル

瀧羽麻子 著

〈女子読み恋愛小説第1位〉の『左京区七夕通東入ル』、第2作『左京区恋月橋渡ル』につづく、「左京区」シリーズ最新作にして、幸福度200%の最高傑作が、ついに文庫化。

2021年11月2日

天皇と儒教思想 伝統はいかに創られたのか?

天皇と儒教思想
伝統はいかに創られたのか?

小島毅 著

8世紀の日本で、律令制定や歴史書編纂が行われたのは、中国を模倣したからだ。中国でそうしていたのは儒教思想によるものだった。そして、江戸時代末期から明治の初期、いわゆる幕末維新期には、天皇という存在の意味やそのありかたについて、従来とは異なる見解が提起され、それらが採用されて天皇制が変化している。そして、ここでも儒教が思想資源として大きく作用した。本書は、その諸相を取り上げていく。

2021年11月2日

美麗島紀行

美麗島紀行

乃南アサ 著

美しき、麗しの宝島、台湾。数奇な運命を辿ったこの島に魅了された作家が、丹念に各地を歩き、人々と語らい合い、ともに食べ、その素顔にせまる。日本人の親友の妹と結婚した考古学者、日本統治下時代を「懐かしくて悔しくて」と語る古老、零戦乗りを祀る人々……。彼らの面影には私たちが見失った私たち自身の顔も浮かび上がるのだったーー。歴史と人に寄り添った、珠玉のような紀行エッセイ集。

2021年11月2日